JR東西線 大阪天満宮駅 徒歩6分 地下鉄 南森町駅 8分
原因から根本的に治療 てんま活法整骨院
大阪市北区松ヶ枝町1-41
  1. てんま活法整骨院の治療コラム
 

てんま活法整骨院の治療コラム

当院の施術のことや、整体のこと


皆様に有益な情報を書き綴ってまいります。

じぶんんにも当てはまるな〜

こんな症状も整体でいいの?

こんな時はどうしたらいいの?

など書いていきます。

2026/01/18

「口を開けると顎が鳴る」
「食事のたびに、顎のズキッとする気がする」

このようなお悩みをお持ちじゃありませんか。

はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

顎の痛みや違和感は、顎関節症と呼ばれる症状で20~30代の女性に多く見られる症状です。

今回ご相談いただいたSさん。

「子どもと話しているだけなのに、顎が疲れて痛くなる」「顎がカクカクなるので気になる。」

いつも痛くなるわけではないのでほっていたら痛みの回数が増えてきて心配になって来ました。

と、このようなご相談をいただきました。


近年の医学研究で、顎関節症は単なる顎の炎症ではなく、筋肉・関節・神経の働きや生活習慣が重なって生じる症候群として論文等でも発表されています。
今回の記事では顎関節症の原因、症状と経過、日常でできる対策をお伝えします。
顎の痛み、顎関節症でお悩みでしたらぜひ最後までお読みください。

原因解説 

―なぜ顎に痛みが出るのか顎の構造と働きから考える
顎の関節(顎関節)は、頭の骨と下顎骨をつなぐ関節で、食事・会話・表情など、日常生活で常に使われています。
この関節の周囲には、咬筋(こうきん:噛む時に使う筋肉)側頭筋(そくとうきん:顎を引き上げる筋肉)関節円板(かんせつえんばん:関節内でクッションの役割をする組織)
これらが協調して動くことで、顎はスムーズに機能します。
このバランスが崩れると、顎関節症として症状が現れます。

またTooth Contacting Habit(歯列接触癖、TCH)と呼ばれる習慣が最近注目されています
口を閉じている状態で上の歯と下の歯が当たっている状態この状態をTHCと呼びます。
通常は2〜3ミリの隙間が空いているのですが無意識でもしくは歯が当たっていることが普通と考えている方もおられます。
この状態が続くと顎の筋肉の緊張が続き、顎の関節にも持続的な負担がかかります。


原因として考えられる3つの視点


① 神経・組織への圧迫や負荷
長時間の食いしばりや歯ぎしり、硬い物を噛むなどの刺激が続くことで、顎関節や周囲の筋肉・靱帯に繰り返し負荷がかかります。
その結果、組織が疲労し、痛みを感じやすい状態になります。
② 筋肉・関節の機能低下
痛みを避けるために顎を動かさなくなると、筋肉がこわばり、関節の動きも小さくなります。
これにより、さらに顎に負担が集中しやすくなります。
③ 姿勢・生活動作との関連
前かがみ姿勢、スマートフォンを覗き込む姿勢片側での噛み癖や頬杖などは、顎の動きに偏りを生みます。
体がゆがみ、頭の傾きが出ると顎がまっすぐ開かない状態になっています

症状の経過と予後初期


初期

「物を噛むと顎が痛い」「朝、顎がこわばる」
初期の顎関節症は、関節が壊れるというより、顎まわりが疲労し、負担に対して過敏になっている状態です。
忙しい時期が続いたり、食いしばりが増えたりすると、ある日ふと症状として表に出ます。
顎のかかる負荷が一時的にの増加がした噛む、口を大きく開ける、長く話すなどで痛みが出る筋肉の緊張と関節の違和感
初期は、顎関節や筋肉に疲労が蓄積して、防御反応として筋肉が固まり、動きがぎこちなくなるっている状態です。
炎症が強くて腫れているというよりも、関節周辺に負担がかかって痛みが出やすくなっています。
この段階の重要点は、痛みがある=関節が壊れているではありません。
多くは、生活上の負担の積み重ねで起きた過敏状態であり、早期に対策をすれば経過は良いでしょう。

中期


「良くなったと思ったのに、またぶり返す」「痛みが波のように出たり引いたりする」
中期の顎関節症は、過敏になった状態にに加えて、顎の使い方の偏りと回復不足が重なり、症状が固定化しやすい段階です。
痛みがでないようにかばって使うことで口を開ける際のバランスを崩してしまいます。
そのうち治るとだろう我慢していると、口を開けると常に痛みがで右状態になります。
症状に良い日、悪い日と波がある痛みを避けるためのかばう癖があるカクッという音や引っかかり感を伴う負担がかかる→痛む→かばう→動きが偏る→さらに負担が集中するというループが起きています。
顎の痛みがでないように使っていると、顎の動きが小さくなり、かばうことで左右差が増え、特定の筋肉や関節に負担がかかっています。

進行期


「顎だけの問題と思っていたけれど、頭痛や首肩こりまでつらい」「じっとしていても違和感があり常に動かしてしまう」
違和感や痛みが慢性化した顎関節症では、顎の組織の状態だけでなく、体全体の問題として捉えることが必要です。
頭を支える首や肩、背中の筋肉の緊張状態も強くなります。

痛みが長引き、生活の中で常に気になる疲労・睡眠不足・ストレスで悪化しやすい痛みの場所が広がる(顎→こめかみ→首肩など)ことがある
慢性期に必要なのは、顎の動きを回復させるではなく、顎への負担を減らしつつ、体のバランスを整え、正しい顎の動きを取り戻すことです。

対策(生活上の注意点)


 ① 顎にかかる負担を減らす
平常時、上の歯と下の歯には隙間が空いていることが必要です。
無意識での噛み締めや睡眠時の歯ぎしりなど顎のかかる負担を減らす意識をしましょう。
  • 硬い物やガムなどを控える
  • 顎を押しながら口お開けたり何度も音が鳴るのをくりかえささない
  • 睡眠時のマウスピース着用

② 同一姿勢・反復動作への対処(“無自覚に入る負担”を分散させる)口を動かす以外の刺激も顎の緊張に関わります。
前屈みの姿勢では肩、首から顎にかけての筋肉が緊張状態に。
寝る時やくつろいでいる時の姿勢や癖が無意識で顎の負担になっています

  • パソコンや、スマホを触る時の姿勢に注意
  • うつ伏せや横向きで顎を圧迫しての睡眠
  • 頬杖や強いマッサージなどの刺激

③ 全身バランスの考え方体の歪みや生活習慣の乱れも顎への負担となります。
ストレスや睡眠不足での症状の悪化が報告されています。
  • 適度な運動を日常生活に取り入れる
  • 十分な睡眠時間を確保する
  • 鏡などで自分の顔、体のゆがみをチェックする。

当院の顎関節症へのアプローチ


当院ではまず、体全体の歪みをチェックします。

体がバランスを崩し、頭が体の真ん中に乗っていない状態では口もまっすぐ開きません。
顎周りの筋肉を緩めるなどして、動きだけを整えようとしてもうまく回復しない原因はここにあります。
まずは体のゆがみをとり、体のバランスと整えるその後、顎の正しい動きを取り戻すこの二段階の考え方でアプローチを行います。

まとめ


顎関節症は、単純な顎の違和感、痛みではありません。
多くの場合、負担の積み重ね → 回復不足 → 痛みの慢性化というループが起きています。
まずは、今、自分の顎に何が起きているのかを確認してみてください。
その上で、生活の中で顎にかかる負担を見直すこと。
このの流れを踏むことで、顎の痛みの状態が把握でき回復への道筋が見えてきます。

まずはご自身の顎関節の状態がどの段階なのか?
日常生活での対策で変化が見られるのかを実践してみてください。
対策をしたけれど変化がない、どの状態かよくわからないといった方は、専門家への相談をが検討ください。
当院でもゆがみを取り体のバランスを整えた上で、正しい顎の動きを取り戻す施術を行なっています。
顎の痛み、顎関節症でお悩みの方はぜひご相談ください。


2026/01/17

「夜中に手のしびれで目が覚める」

「朝、指がこわばる」

忙しい毎日の中で、こんな違和感が続くと不安になりますよね。




はじめに



こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
「朝起きたら、手に痛みとしびれがある」

「スマホを触っていると、親指から中指がジンジンする」
といった症状で病院を受診されたYさん

手根管症候群ですねと診断を受けたそうです。
ストレッチと簡単なエクササイズを教えてもらい家で続けておられました。
一向に症状は変わらずボタンを止める時やお箸の持ちにくさを感じるようになった、とご相談をいただきました。
手根管症候群は、手首にある筋肉と神経が通るトンネルで起きている問題です。
最近では診断や経過、治療選択に関する臨床研究や論文が多く発表されおり、なぜ起きるのか、どう進みやすいのかが根拠に基づいて証明されています。
手根管症候群からも回復において最も大切なのは、今の段階を正しく見極めた上で適切にアプローチすることです。
今回の記事では手根管症候群の原因、症状の経過と予後について解説します。
そして今の症状を悪化させないように日常生活での注意点をお伝えします。
もしあなたが、手根管症候群のお困りでしたらぜひ最後までお読みください。



【原因解説】

手首には手根管(しゅこんかん)という、骨と屈筋支帯(くっきんしたいという手首のトンネルの天井になる靭帯で囲まれたトンネルがあります。
このトンネルの中を、指を曲げる腱と一緒に正中神経(せいちゅうしんけい)という親指~中指の感覚や親指の動きに関わる神経が通っています。
このトンネルは伸び縮みしにくく、内部の余裕があまりありません。
そのため、むくみや組織の硬さが増えたり、腱や神経の滑りが悪くなったりすると、正中神経が圧迫や摩擦ストレスを受けやすくなります。
症状は腱や神経が押さえられている、血液の流が乱れること、神経が動きが悪くなることが重なって起きている状態です。
では原因を3つの観点で解説します。
①神経・組織への圧迫や負荷
・手首を曲げたまま、強く握る、長時間の細かい作業などの手根管内の圧が高まる姿勢続くと、神経がストレスを受けやすくなります。
・妊娠や更年期時の冷え、塩分過多、睡眠不足などでのむくみにより症状が出ます。
・強い炎症だけでなく、腱の周囲の組織が硬くなることで、神経や腱の動きが悪くなり、負担が増えます。
②筋肉・関節の機能低下・手首や前腕の筋肉が疲労し、指を動かす腱の動きがぎこちなくなると、手根管内の摩擦が増えやすくなります。
・手首だけでなく、肘や肩~肩甲骨周囲の動きが硬いと、手先の作業を手首で代償しがちです。
その結果として局所負担が増えます。・首~腕の神経の通り道は連続しているため、首や肩の緊張が強い状態では、同じしびれでも感じかたが強くなることがあります。
③姿勢・生活動作との関連

・料理、洗濯、掃除、買い物などで特に手をつかう動作が反復する。
・猫背で肩が前に出る姿勢では、腕が体の前で固定され、手首だけで操作する時間が増えがちです。
・負荷に対して回復が追いつかない状態が続くことが、慢性化や再発につながります。【

症状の経過と予後:初期/中期/進行期】


手根管症候群は、進み方に個人差があります。段階を分けて理解すると、受診のタイミングや生活調整の優先度が明確になります。
初期。中期、進行期と3つの状態別に分けて状態を見ていきましょう。

■初期


・自覚症状:夜間~早朝のしびれ手を振ると軽くなる、日中は気になりにくい。
・生活への影響:睡眠が浅くなる、朝の家事の際、気になる。
・放置した場合のリスク:組織の硬さが増し、中期へ移行しやすい。
・見通し:神経のが中心で、生活習慣の調整・休息、使い方の見直しで改善が見込めることが多い。

■中期


・自覚症状:朝感じた違和感が日中にも残る、細かい作業で強くなる、物を落とすことが増える。
・生活への影響:仕事効率が落ちる、家事をしていて手が止まる、しびれによるストレスを感じる。
・放置した場合のリスク:しびれの範囲や持続時間が増え、回復に時間がかかる状態へ。
・見通し:神経へのストレスが繰り返しかかり、症状に波はあっても戻りが悪い

■進行期


・自覚症状:しびれや感覚の鈍さが常にある、親指に力が入りにくい。
・生活への影響:ボタンや箸など物をつまむつまみ動作が難しい、握力の低下を感じる
・放置した場合のリスク:神経の傷みが進むと回復が遅れ、完全に戻らない可能性がある。
・見通し:筋肉が痩せてきたりや明確な筋力低下がある場合、早めに整形外科での検査、治療をすることが望まれます。
日中も持続する感覚の鈍さ、物を落とす頻度が増えている、親指の付け根がやせてきた、つまむ力が落ちた、しびれの範囲が拡大している、睡眠障害が続く。
これらが当てはまる場合は、整形外科での評価を早期に行うことが望ましいです。
中には検査所見と症状のつらさが一致しないことがあります。
これは圧迫の強さだけでなく、日々のむくみ、神経の血流、睡眠不足、痛みを強く感じやすい状態が起き、症状の強さが上下するためです。

【夜に強く出やすい理由】

手根管症候群で夜間~早朝にしびれが強いといった特徴的な症状があります。
睡眠中は手首が無意識に曲がっていたり、強く握りしめていることがあります。
曲がった姿勢は手根管内の圧を上げやすい条件です。夜に目が覚めるほどの症状が続く場合は、回復不足が起きますので、早めにの診断が有効です。
【症状を悪化させない対策】
①圧迫・負荷を減らす工夫・包丁の握り、雑巾しぼり、重い荷物の持つ時などに強く握り込まない意識をする。
・夜間に症状が出る方は、医療機関で相談をし夜間、固定できる装具を検討する
・痛みやしびれが出たらではなく、症状が出る前にこまめに休憩をする。
②同一姿勢・反復動作への対処・スマホ、PC、調理など同じ姿勢での作業が連続すると負担となります。
時間で区切り、座り作業などは一度立ち上がり姿勢を変えることでも負荷は変わります。
・症状が強い時は、手を酷使する用事を後回しにして、回復時間を確保します。
③全身バランスの考え方
・手首だけを意識して守っても、肩・背中・首が固まり、腕全体の動きが悪いと、結局手首が働き続けます。
体幹で腕を支える、肘や肩を使うなど体全体を使って物を持つと負荷は分散します。
また全身が緊張状態ではうまく力を使うことが出来ません。脱力を意識して力のオン、オフを使い分けましょう

【当院でのアプローチ】

・体のゆがみをとることで体の左右のバランスを整えます。
ゆがみをとる事により筋肉や関節のねじれが取れます。
また血液の流れも改善し、痛んでいる箇所の修復も早くなります。
ゆがみを整えた上で、正しい体の使い方、脱力、肩甲骨の使い方を知ることで無理なく体を動かせるようになります。

【まとめ】

手根管症候群は、手を使う作業を繰り返す人に起きやすい症状です。
初期は軽いしびれや力の入りにくさで見落としたり、放置されることもよくあります。
我慢を続けて症状が進行すると筋力の低下や神経の損傷で回復がかなり遅れることもありま。
まずは原因をしっかりと理解し、症状の段階(初期/中期/進行期)を把握してください。
次に、悪化させない行動設計を行い、回復が追いつく環境をつくる。
こうした流れが、結果として予後改善につながります。

当院でも体全体のバランスから手根管症候群にアプローチする施術と体の正しい使い方をお伝えしています。
手根管症候群でお悩みでしたら一度ご相談ください。


2026/01/16

肘の内側が突っ張るように痛む

重いカバンを持ったときに痛みが走る

そんな症状に心当たりはありませんか?





はじめに 

 

こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

今回ご相談いただいたのは50代男性のKさん

日常生活の中で肘に痛みが出るようになり整形外科を受診されたそうです。

レントゲンでは骨に異常はなくゴルフ肘と診断されたました。

湿布とストレッチの指導を受けしばらく続けたけれど変化がなくご相談をいただきました。

50代の男性に多く見られるゴルフ肘(内側上顆炎)は、スポーツ経験がない方でも発症する可能性があり、実は日常の動作の積み重ねが大きく影響しています。

とくに、肘に負担のかかる仕事や趣味を日常的に行っている方は要注意です。

日本整形外科学会によると、ゴルフ肘は前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん)の使いすぎにより、筋肉と骨の接合部に炎症が起きることで発症するとされています

なぜ日々の生活で「使いすぎ」が生じるのか?どのようにすれば肘への負担を減らせるのか?

この記事では、ゴルフ肘の原因から体のゆがみとの関連、日常生活での具体的な対策までを詳しく解説します。



ゴルフ肘の原因とは?

 

ゴルフ肘(正式名称:内側上顆炎)は、名前の印象からゴルフをする人だけのケガと誤解されがちですが、実際にはゴルフ経験がない方でも多く発症しています。

特に50代以降の男性に多いのは、仕事や趣味、日常の何気ない動作が積み重なって、肘の内側にある内側上顆(ないそくじょうか)という骨の突起部分に負担をかけているためです。

では、その負担とはどのようにして生まれるのか?

以下に詳しくご説明します。



■ 前腕屈筋群の使いすぎによる筋腱の損傷

 

手首や指を曲げる動作を担っているのが、前腕屈筋群と呼ばれる筋肉の集まりです。

これらの筋肉は、すべて肘の内側にある内側上顆に付着しています。

  • ペットボトルのフタを開ける
  • 手提げカバンを握って持つ
  • ゴルフクラブを握りしめる

といった日常の手首をひねる・握る・引っ張る動作を繰り返すことで、筋肉が骨につく部分で小さな傷が何度も起こります。



■ 筋肉の回復が間に合わないオーバーユース状態

 

一般的に筋肉は、使った後に休ませることで回復し、強くなっていきます。

しかし、毎日同じ作業や動作を続けていると、筋肉に休む時間が与えられず、回復が間に合わない状態になります。

これがオーバーユースです。

特に仕事で手を酷使している人や、DIYやゴルフなどの趣味がある人は、無意識のうちに肘の内側に過剰なストレスをかけているケースが非常に多いです。



■ 握力の使いすぎと筋力のアンバランス

 

50代になると、肩や背中の筋力が徐々に低下していく傾向があります。

そのため、本来なら体全体で分散すべき力を、手や肘まわりの筋肉だけでカバーしようとしてしまいます。

特に握る力を過剰に使いすぎていると、前腕屈筋群ばかりに負担が集中し、炎症の原因になります。

さらに、手首や肘まわりの筋力にアンバランスがあると、一部の筋肉だけが頑張り続ける状態になり、肘の内側への負担が一層強まります。



■ 加齢に伴う腱の柔軟性の低下

 

年齢を重ねると、筋肉や腱が硬くなり、柔軟性や弾力性が失われていきます。

これにより、筋肉が急激に引っ張られたりしたときにしなやかに伸びるという作用が弱まり、筋肉、腱を痛めます。

この状態で使いすぎが続くと、炎症が慢性化し、なかなか痛みが引かない状態に進行するリスクが高くなります。



■ 姿勢や動作のクセも原因に

 

意外に見落とされがちなのが、姿勢や日常動作のクセです。

  • パソコン作業で腕を突っ張ったままタイピングしている
  • 利き手ばかりを使う
  • 猫背で肩が前に巻き込んでいる

このような姿勢や動きのパターンが習慣化していると、腕の動作に無理なひねりや伸び縮みが発生し、肘への負担が増していきます。


このように、ゴルフ肘は肘をたくさん使ったからなるという単純なものではありません。


使い方、筋肉のアンバランス、回復不足、加齢変化、姿勢・動作のクセ

さまざまな要素が絡み合って発症しているのです。

原因を正しく理解することで、痛みに対する対策が見えてきます。



体のゆがみとゴルフ肘の関係

 

ゴルフ肘は、単に肘だけの問題ではありません。

実は、体全体のバランスや姿勢と深く関係しています。

特に意識して使いたいのが、肩甲骨と体幹の安定性です。

これらが不安定になると、腕の動作時に肩や肘に無理な力がかかるようになります。

また、猫背や骨盤の後傾といった姿勢の崩れは、腕に無意識の緊張をもたらし、本来なら肩や背中で分散されるべき負担が、肘に集中してしまいます。

体幹の筋力をうまく使えないと、重い物を持ち上げる際に腕の筋肉に頼りすぎる傾向があり、これが肘への負担になります。

さらに、利き手側ばかりを酷使する生活習慣が続くと、左右の筋バランスが崩れ、関節の動きに偏りが出ることで、肘に炎症が起きやすくなるのです。



日常生活で気をつけるべきポイント

 


ゴルフ肘は、日々の何気ないクセや動作のパターンの積み重ねが原因になることが多いです。

そのため、普段の生活をほんの少し工夫するだけでも、肘への負担を大きく減らすことができます。

ここでは、特に多い生活シーンをもとに、注意すべきポイントを具体的にご紹介しその対策をお伝えします。


片手で重いものを持たない

ノートパソコンの入った鞄を持つ、買い物帰り重たい袋を片手で下げるといった事はないですか?。

こうした動作では、手首が下方向に引っ張られ、腕から肘に強い引っぱるがかかり、結果として肘の内側の腱が引き伸ばされ続ける状態になります。


  • 両手で持つことで左右の腕に力が分散され、肘への負担が減ります。
  • 肘を少し曲げ、体に近づけて持つことで、肩や体幹の筋肉もうまく使えます。


手首を無理にひねる動作を避ける

ペットボトルの蓋を開ける、ドライバーや工具でネジを締める。

これらのひねる動作は、手首から肘までの筋肉に強いねじれのストレスを加えます。

特に雑巾絞りのように両手で逆方向にひねる動作は、前腕の筋肉にとっては大きく負担がかかります。

  • 捻る動作をする際、一度でしようとせずに握り直す
  • 固いフタを開けるときは、滑り止めやゴム製オープナーを使って手首への力を減らす。


肘を伸ばし切ったまま作業しない

洗車や掃除、棚の上の物を取るといったとき、肘をピンと伸ばした状態で力を入れていませんか?

肘を伸ばし切ると、関節がロックされ筋肉に緊張が起こります。

特に、手首を動かす作業では、肘が固定されたままだと腕の内側の筋肉への集中負荷が大きくなります。


  • 作業時には、肘を軽く曲げて力を逃がせる状態で使う。
  • 高いところの物を取る際は、台に乗って目線の高さにしてから取るようにする。


同じ作業が続くときは30分に1回の小休憩を

重たい鞄を持っての通勤、パソコン作業など、同じ手の動作を繰り返す時間が長くなると、腕の筋肉が緊張し続けます。

これがオーバーユースの原因です。


  • 30分~1時間に1回、12分でもいいので、肘を伸ばしたり、深呼吸で脱力をする。
  • 手を下に垂らしてブラブラ揺らすだけでも、筋肉の緊張は緩みやすくなります。
  • 特に作業に集中してしまうタイプの方は、スマホのアラームを活用して動作リセットのタイミングを作るのがおすすめです。


姿勢を正すだけで肘の負担が減る

一見、肘とは無関係に見える姿勢ですが、実は大きく関係しています。

猫背や前かがみ姿勢では、肩甲骨の動きが悪くなり、体全体を使う動作を肘と手首だけでしてしまうことになります。

これが、知らず知らずのうちに肘を酷使する原因です。


  • 座っているときは骨盤を立てる、背中を丸めない、アゴを引くを意識する。
  • 肘を使う作業は、なるべく胸を張った状態で行い、肩が前に出ないようにする。
  • 長時間のスマホ操作では、肘を机に置くなど、腕の支えを確保して負担を減らす。


これらのポイントは、すべて今日からすぐにできることばかりです。

特別な道具や運動を必要とせず、日常のちょっとした意識の切り替えだけで、肘の負担は確実に軽くなります。

肘の痛みを使いすぎだとあきらめる前に、まずは生活の中の無意識の使い方を見直してみましょう。

それこそが、根本改善への第一歩です。



まとめ

 

ゴルフ肘は、必ずしもゴルフをしている人だけの問題ではなく、日常生活の中での肘への無意識な負担が原因となることが多い症状です。

そして、体全体のゆがみや姿勢、体使い方の癖が影響していることも見落とせません。

単なる使いすぎかなと放置しないようにしてください

原因を知り、正しく体を使う意識を持つだけで、肘への負担は確実に軽減できます。

ご自身の生活スタイルを振り返りながら、無理のない範囲で少しずつ工夫を重ねていきましょう。

当院でも体のゆがみを整え、正しい体の使い方をお伝えする施術を行っています。

もし、肘の痛み、ゴルフ肘でお困りでしたら一度ご相談ください。


2026/01/15

アメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツで、タックルの直後に

「肩から腕にかけてビリッと電気が走った」

「一瞬、熱い感覚が腕に走って力が入らない」

このような症状を経験したことはありませんか?

それは バーナー症候群と呼ばれる、神経に一時的な強いストレスがかかった状態かもしれません。



はじめに

 こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

アメフトや学生のラグビーのオフシーズンに入りバーナー症候群でのご相談をいただきました。
私も実際、学生時代にアメリカンフットボールをしていた中で、経験したバーナー症候群。
辛い症状もったまま競技を続けている肩のお役に立てればと今回の記事を書きました
  • バーナー症候群と他の首、腕の痛み、しびれの症状との違い

  • 現場や整骨院での評価の考え方

  • なぜ再発しやすいのか、どう防ぐのか

をわかりやすく解説します。

バーナー症候群でお悩みの方はぜひ最後まで読んで、今後にお役だてください

バーナー症候群とは?



バーナー症候群とは、首から腕に伸びる神経(腕神経叢)が、衝撃や引き伸ばしによって一時的に障害される状態です。

腕神経叢は首の脊髄から出て肩、腕、手へとつながる電線のような神経の通り道です。

腕神経叢は、腕全体の運動と感覚を伝える役割を持っています。



特徴


バーナー症候群の症状の特徴は

  • 片側の腕だけに症状が出る熱い
  • 焼けるような痛みしびれ、
  • ピリピリ感一時的な力の入りにくさ

などが見られます。
その多くは 数秒~数分、長くても数時間~数日で改善します。
神経の通っている場所におこる痛みやしびれは神経が切れたわけではなく、一時的に神経の流れが乱れた状態と考えられています。

注意が必要な同じようなケガとの違い


バーナー症候群は比較的回復が早い一方で、見極めを間違えると危険な状態が隠れていることもあります。
似たような痛みやしびれの症状が起るものとの鑑別法を見ていきましょう。
  • 頚髄損傷

両腕・両脚に力が入らない
感覚が広範囲におかしい
歩けない、ふらつく
このような状態は、緊急対応が必要です。
無理な体位変換は控えて、救急要請頸椎カラーなどを使用し安静状態での搬送が必要となります。

  • 一過性四肢麻痺

一時的でも 両手・両足にしびれや麻痺
数分で戻っても一時的な脊髄損傷として扱います。
「すぐに動きや感覚が戻ったから大丈夫」ではありません。
  • 頚椎椎間板ヘルニア

安静にしていても痛みやしびれが続く
日常生活でも症状が出る数週間~数ヶ月改善しない
 競技中の一瞬の衝撃や繰り返しの衝撃で椎間板負担がかかりヘルニアになるのが特徴です。

現場・整骨院での評価の考え方


まず最優先は安全確認
意識ははっきりしているか
両手・両足は動くか
しびれは片側だけか
呼吸が極端に浅くなっていないか
頸髄損傷との鑑別を行いながら、両四肢に症状があるようであれば即中止、安静状態での搬送を行います。
バーナー症候群が疑われるポイント症状は片腕のみ首や肩への衝撃がはっきりしている
時間とともに軽減している筋力が戻ってきている
ただし、完全に症状が消えるまで競技復帰はしないこれが大原則です。

なぜバーナー症候群は繰り返しやすいのか?


実は、バーナー症候群を経験した選手は同じシーズン中に再発するケースが非常に多いことが知られています。
その理由は、「首が弱いから」ではありません。
再発しやすい本当の要因は首と肩の動きの連動が悪い体幹が不安定で、首に負担が集中する
タックル時に首が横に流れるクセ
頚椎~胸椎~肩甲帯のアライメント不良
つまり体の使い方と姿勢の問題 が大きく関係しています。

再発予防の考え方

① 頚部筋力だけに頼らない
首の筋トレだけをしても、試合中の衝撃には対応できません。
体幹胸椎肩甲帯これらが連動して 首を守る土台 になります。
② フォームの見直し
首を横に倒したまま当たっていないか
頭が前に突き出ていないか
肩が落ちた状態でヒットしていないか
フォームのクセは体のゆがみと動きの偏り から生まれます。
③ 装具は「補助」
ネックロールなどの装具は再発を減らす助けになることがあります。
しかし、完全に予防できるわけではありません。
痛めているから補助として使うのではなく、体の使い方、フォームを見直した上で再発させないそのための補助として使用するのが最適です。

当院で行うバーナー症候群への対策


  • 首・肩・体幹の連動評価 

動きの中で腰、肩甲骨、腕といった連動したい動きがうまくできていない部分を見つけ使い方を修正します。
足の力を上手く上半身に伝えることが出来ないことでタックル時の踏み込みが甘いといったケースもありました。


  • 姿勢のゆがみチェック 

体の左右のバランス、ゆがみをチェックして整えます。
猫背姿勢や左右の重心バランスの崩れがうまくヒットできない状態の原因となっています。
バランスを崩した状態ではいくらフォームを見直しても、うまくヒットする事はできません。
再発を防ぐ体の使い方と体のゆがみを整える
このふたつを軸としてまずは症状に対してアプローチをします。
その後に、首に負担をかけない状態での練習参加
若しくは、最短での復帰を目指してサポートしています。

まとめ


バーナー症候群は一時的に長衣症状が出てその後数分で症状が良くなることが特徴です。
だからこそ、一時的な休息や、すぐに症状が治るからと軽視されやすい傾向にあります
しかし実際には神経に明確なトラブルが起きています。

痛みやしびれ、なんとも言えない熱い感じが収まったとしてもそれは一時的なものです。
バーナーを繰り返し起こしているとその最初までの時間が短くなり症状が強くなるといった研究結果も報告されています。
振り返り動作で痛みが再発する、くしゃみなどで力が入るだけでしびれるなどの日常生活でも不具合が出ることもあります。
「症状が治まったから大丈夫」ではありません。
なぜ起きたのか、どうすれば繰り返さないかここまで考えることが、先々の選手生命を守ることにつながります。

もしバーナー症候群でお悩みでしたら一度ご相談ください。

2025/10/09

自転車のハンドルを握るたびに肘の外側に痛みを感じる…。

いつも痛いわけではないけれど最近回数が増えている気がする。

最近、そんな違和感に悩まされていませんか? 






はじめに

 

こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

自転車のハンドルを握る時の肘の痛み。

それはテニス肘と呼ばれる症状かもしれません。

テニスをしているわけではないののテニス肘!?

テニス肘はスポーツをしていない方でも発症することがあり、特に日常生活で手や腕を使うことが多い30代女性に多く見られます。

実際、テニス肘は、手首を使う動作の繰り返しによって肘の腱に小さなな損傷が繰り返されて、痛みが発生することが医学的にも明らかになっています

症状が悪化すると、日常のさ些細な動作で痛みが出るようになります。

例えばペットボトルのキャップをひねる、鍋を持つ、自転車のハンドルを握るといった動作で強い痛みを感じます。

この記事では、自転車のハンドルを握ると痛む肘の症状を例に挙げながら、テニス肘の原因、体のゆがみとの関係、日常生活で気をつけたいポイントを丁寧に解説いたします。

肘の外側の痛み、テニス肘でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。

テニス肘の原因とは?

テニス肘(正式名称:外側上顆炎〔がいそくじょうかえん〕)は、肘の外側にある上腕骨外側上顆という部分についている腱に炎症が起きた状態を指します。

症状が出るには複数の要因が複雑に関係しており、次のようなことが原因として考えられます


  • 腕の筋肉の使いすぎ

特に短橈側手根伸筋という筋肉は、手首を反らす・ひねる動きの際に頻繁に使われます。

この筋肉の腱は上腕骨の外側についていて、繰り返しの使用によって微小な損傷を繰り返し、炎症を引き起こします

自転車のハンドルを握る動作は、この筋肉を持続的に緊張させるため、負担がかかりやすいのです。


  • 細かい手作業の反復

テニス肘と聞くとスポーツ障害のイメージが強いかもしれませんが、実際には料理、掃除、パソコン作業など、手首を使う日常動作の反復によっても起こります。

特に女性は家事や育児、事務作業などで手首の使用頻度が高く、慢性的な負荷が蓄積されやすい傾向があります。


  • 腕と肩の筋力バランスの崩れ

肘関節は肩、腕、手首の中継地点に位置するため、それらの筋力や動きのバランスが悪いと、肘にかかる負荷が増大します。

たとえば、肩の筋力が弱くて物を支えきれないと、腕や肘で無理に補おうとし、結果的に炎症が起こるリスクが高まります。



  • 姿勢不良による連鎖的な負担増加

猫背や前かがみ姿勢などで肩が内巻きになると、腕の動きに無理が生じます。

その結果、腕のひねり動作が増え、手首や肘への負担が蓄積します。

つまり、テニス肘は肘の「使い方」だけでなく、体全体の使い方に深く関わっているのです。


このように、テニス肘の原因は単なる使いすぎだけではなく、年齢的変化や全身のバランス、日常的な姿勢や動作のクセが密接に関わっています。

肘だけをケアするのではなく、全体像から見直すことが根本改善の鍵となります。


体のゆがみと肘の痛みの関係


実は、テニス肘には肘だけの問題ではないことが多くあります。

体のゆがみ、特に姿勢や動作のクセが、肘への負担を増やしているケースは少なくありません。

例えば、猫背や肩が前に巻き込んだ姿勢(巻き肩)になると、自然と肩関節の可動域が制限され、代償的に腕や手首が過剰に動くようになります。

その結果、肘の外側にある筋や腱に負担が集中しやすくなるのです。

また、体のゆがみによって体幹のバランスが崩れると、腕の使い方にも左右差が生じ、利き腕に負担が偏ることもあります。

このように、体のゆがみは一見関係のなさそうな部位の不調を引き起こすきっかけとなるのです。

さらに自転車に乗る際の姿勢も大切です。

背中が丸まったまま腕だけでハンドルを支えるような姿勢だと、肘や手首にかかるストレスは大きくなります。

正しい姿勢を維持するためには、体幹や姿勢の安定性も重要となります。

日常生活で気をつけたいポイント


テニス肘は、治療と同時に日々の生活習慣を見直すことが再発防止にもつながります。


手首を反らせすぎないよう意識する

テニス肘の原因となる手首の手の甲側に反る動作は、肘の外側の筋肉に大きな負担をかけます。

自転車のハンドルを握るとき、ついつい手首が反り気味になる方は、手首をまっすぐ、またはやや下向きに保つよう心がけましょう。

パソコンのキーボードやスマホ操作でも、手首を反らせるクセがある方は、クッションや肘置きを使って角度を調整すると良いです。


物を持ち上げるときは腕全体を使う

日常生活で重い物や鍋などを持ち上げる際に、手首だけで持ち上げようとすると、肘の外側に過剰な負担が集中します。

肘をしっかり曲げて、背中から肩、肩から腕、手首までを一体化させ、体全体で支える意識を持つことで、局所への負担を分散できます。



利き手に頼りすぎないようにする

日常的に右手(または左手)ばかり使う習慣があると、片側の肘に負荷が偏ります。

なるべく左右両方の手を使う意識を持つこと、重たい荷物は両手で持つことが大切です。

また、片方の肘が痛むからといって反対の手ばかりに頼ると、今度はそちらの手に負担がかかる可能性もあるため、バランスを考えて行動することが重要です。


自転車の姿勢を見直す

自転車に乗る際の姿勢も肘にかかる負担に大きく関係します。

以下のような点に注意しましょう

ハンドルの高さが低すぎると、手首が反った状態になりやすくなります。

適切な高さに調整し、手首がまっすぐになるように意識しましょう。



日常姿勢の改善

肩が前に巻き込んだ巻き肩や、背中が丸くなる猫背は、肘や手首に不自然な力がかかる原因になります。

例えば、デスクワークやスマホ操作の際、背筋が丸まりやすい方は、椅子に深く腰掛け、骨盤を立てた状態をキープすることで、自然と肩が開き、腕の位置が整います。

姿勢の意識があるだけでも、肘への負担は軽減されるのです。


筋肉の冷えに注意する

前腕や肘周囲の筋肉が冷えると血行が悪くなり、疲労物質が蓄積しやすくなります

特に冬場やエアコンが効いた室内では、薄手のサポーターやアームウォーマーなどで保温することで、痛みの予防や緩和に役立ちます。



まとめ

自転車のハンドルを握るたびに感じる肘の痛み。

初めは少しの違和感かもしれませんが、実はテニス肘という慢性的な炎症につながることがあります。

そして、痛みの原因は肘だけではなく、日々の使い方や姿勢、体のバランスにも関係しています。

だからこそ、そのうち良くなるとそのままにするのではなく、少しずつでも生活習慣を見直すことが大切です。

正しい知識を持ち、自分の体を見直すことで、痛みのない快適な日常を取り戻すことは可能です。

まずはお近くの専門的な機関での診断を受けて正しい対処をしましょう。

当院でもテニス肘の症状、そしてその背景にある体のゆがみや動作のクセまで丁寧に確認し、施術を行います。

自転車のハンドルを握る時の肘の痛み、テニス肘でお困りの方は一度ご相談ください。



2025/10/08

ランニングをしていて、膝の外側に違和感や痛みを覚えたことはありませんか?

特に走り始めてしばらくするとズキズキとした痛みが出て、走り続けるのが難しくなる

そんな経験をされた方は腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)の可能性があります。






はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

腸脛靭帯炎は、ランナーの約12%に発症すると言われており、特にマラソンや長距離を頻繁に走る人に多く見られます。

走りすぎたからだろうと軽く考え、マッサージやストレッチで一時的に対処する方も多いですが、実はそれだけでは根本的な改善には至りません。

なぜなら、腸脛靭帯炎の本当の原因は体の使い方とゆがみにあるからです。

今回は、なぜマッサージやストレッチだけでは腸脛靭帯炎が治らないのか、根本原因と日常生活での注意点について詳しくお伝えします。


腸脛靭帯炎の原因

腸脛靭帯炎は、膝の外側にある靭帯が、太ももの骨の外側のでっぱりと擦れ合うことで炎症が起きます。

走っている時の繰り返しの摩擦がきっかけですが、問題はなぜそのような摩擦が生じるのかという根本の原因にあります。

次の項では、その主な要因をひとつずつ詳しく解説していきます。

■ ランニングフォームの不良

多くの腸脛靭帯炎の方は、フォームの乱れが見られます。具体的には以下のような特徴です。

足のねじれ:足が内側にねじれるように接地することで、腸脛靭帯が過剰に引き伸ばされやすくなります。

膝が内側に倒れる:着地時に膝が内側に入ると、腸脛靭帯が骨と擦れる位置に押し込まれてしまいます。

ストライドが大きすぎる:足を前に出しすぎると着地の衝撃が強くなり、腸脛靭帯へのストレスも増大します。

これらはささいなフォームの乱れですが、長距離を走ることで刺激が繰り返され、徐々にダメージとなって蓄積します。


■ 股関節周囲筋の筋力低下

ランニング時の足を正しくコントロールするには、股関節まわりの筋肉が重要です。

とくに以下の筋肉の弱さが原因となります。

中殿筋:骨盤の横にある筋肉で、片脚立ちや走行時のバランスを保つ役割。

弱くなると骨盤が左右に揺れ、膝の軌道が乱れます。

大殿筋:お尻の大きな筋肉で、脚を後ろに蹴り出す力を生み出します。

弱くなると股関節の安定性が低下し、膝が内側に入りやすくなります。

これらの筋力不足により膝の位置が安定しなくなり、腸脛靭帯が常に引っ張られる状態が続いてしまいます。


■ 足部のアライメント異常

足のバランスや使い方のクセも膝や腸脛靭帯に大きな影響を及ぼします。

以下のような特徴がある方は要注意です:

扁平足:土踏まずが落ちていることで、足首が内側に倒れ込み(過回内)、その結果として膝が内旋しやすくなります。

回内足・過回内:足が過度に内側に傾く着地をすることで、下肢全体のアライメントが崩れ、腸脛靭帯への張力が高まります。

このような足部のクセがあると、走るたびに膝がズレた状態で動くため、腸脛靭帯に摩擦が生じやすくなります。


■ 過度なランニング量と急なトレーニング増加

腸脛靭帯炎はオーバーユース症候群、使いすぎ症候群のひとつです。

以下のようなケースで起こりやすくなります:

急に距離を伸ばした:月間走行距離を一気に増やすと、筋肉や靭帯、関節が耐えきれずに炎症が起こります。

休養不足のまま連日走った:回復する前に再び負荷をかけることで、微細な炎症がどんどん蓄積していきます。

坂道トレーニングを急に始めた:上り坂では股関節と膝に、下り坂では着地時の衝撃が大きくなり、腸脛靭帯への負荷が跳ね上がります。

体が順応できる範囲を超えたトレーニングは、結果としてケガに繋がりやすくなります。


■ ストレッチやケア不足

腸脛靭帯は太ももの外側にある筋肉が骨に付く部分の強くて硬い繊維です。

以下のような状態では特に摩擦が起こりやすくなります。

太ももの外側の緊張:柔軟性が低下すると、膝の曲げ伸ばし時に靭帯が骨に強く擦れます。

筋膜の滑走不良:水分不足やケア不足によって筋膜同士の滑りが悪くなり、動作のたびに引っかかるような動きが生じます。

日常的なケア不足:運動後のアイシング、ストレッチ、筋膜リリースを怠ると、炎症が慢性化しやすくなります。

単に筋肉の硬さだけでなく、体のバランス、使い方、日常のリカバリー方法までを考えることが必要です。


以上のように、腸脛靭帯炎は単純な使いすぎではなく、複合的な要因が積み重なって発症します。


マッサージやストレッチで表面的な緊張を取るだけでは根本的な解決には至らず、ランニングフォームや筋力、姿勢や身体の使い方までをトータルで見直すことが本質的な改善への道となります。



体のゆがみの解説

腸脛靭帯炎の根本原因のひとつに体のゆがみがあります。


このゆがみとは、体の左右の対称性、筋肉のバランスが崩れてしまっている状態を指します。

日常生活のクセや筋力のアンバランスによって無意識にゆがみが蓄積され、その結果として膝や腸脛靭帯に負担が集中しやすくなるのです。


ゆがみ=筋肉の状態+生活習慣+動作のクセ

体のゆがみは、単に骨がズレているだけでなく、以下の3つの要素が絡み合って生まれます:

筋力のアンバランス(特に体幹・股関節周囲)

反復される日常の姿勢やクセ(片足重心、座り方など)

無意識の動作習慣(走り方・歩き方・階段の上り下り)

腸脛靭帯炎の真の解決には、これらすべてを把握して、根本から修正していくアプローチが必要なのです。


対策

セルフケアでは届かない日常動作の見直し

腸脛靭帯炎は、一度炎症が落ち着いても、再発しやすい傾向にある疾患です。


なぜなら、痛みの出た原因(フォーム・姿勢・生活習慣)が変わっていない限り、同じ負荷がまた腸脛靭帯にかかってしまうからです。

ここでは、症状の再発を防ぐための日常生活における注意点を5つの視点から解説していきます。


■ 1. 長時間の座りっぱなしを避ける

座っている時間が長くなると、股関節の前側や太ももの外側が硬くなります。

この硬さが体幹から下肢の動きに制限をかけ、骨盤・股関節の可動性が落ち、膝にストレスが集中する原因になります。

【実践ポイント】

1時間に1回は立ち上がり、屈伸、膝の曲げ伸ばしなどで体を動かす。

椅子に深く座り、背中と腰を丸めないように注意

長時間の座りっぱなしは、知らず知らずのうちにランニング時の可動性低下を招いています。


■ 2. 片足重心のクセに注意する

無意識のうちに片足に体重をかけるクセは、骨盤の傾きや股関節の筋力バランスを崩す原因です。

これにより、足の軌道が偏り、腸脛靭帯に過剰な緊張が起きやすくなります。

【実践ポイント】

鏡の前で真っ直ぐ立った姿勢をチェック。

両肩の高さや骨盤の左右差など

信号待ちや電車待ちでどちらか一方に乗っていないか意識する

靴のソールのすり減り方を見ると、偏りの有無が分かります

左右均等に立つことは、地味ながらも股関節と膝の安定性を高める第一歩です。


■ 3. 階段・坂道での足の使い方を見直す

下り坂や階段の下りでは、膝にかかる衝撃が上りよりも2~3倍に増加します。


腸脛靭帯はこの衝撃による伸ばされながら力を発揮する状態が最も負担がかかります。

【実践ポイント】

下りでは歩幅を小さくし、重心を後ろに引きすぎない

上りでは、太もも前ではなくお尻で押し上げる意識

手すりを軽く使うのも負担軽減に有効

こうした力の入れ方のクセが腸脛靭帯へのダメージを蓄積させている原因です。


■ 4. ランニングシューズの見直し

足元は体の土台です。

ソールがすり減った靴、クッション性が失われた靴を使い続けると、着地の衝撃を直接膝や腸脛靭帯が受けることになります。

実践ポイント】

月間走行距離が150km以上の方は、500~700kmで買い替えが目安

自分の足型・走り方に合った靴を、専門店でフィッティングしてもらう

クッション性・サイズ感・フィット感を必ず確認

安易に人気ブランドだからと選ばず、自分の足に本当に合う靴を見つけることが大切です。

■ 5. トレーニング量・スケジュールの調整

痛みの出やすい人ほど、真面目でがんばり屋さんである傾向が強く、休むことに抵抗を感じがちです。

しかし、体は常に回復と負荷のバランスの上に成り立っています。

【実践ポイント】

週に何キロ走るかではなく、走った翌日にどう感じるかで判断

トレーニングの内容を「強→軽→休→強」とリズムよく組み立てる

痛みや違和感を感じた日は、思い切って完全休養を取る勇気を持つ。

効率的な回復が、長期的には記録と健康の両立につながります。


まとめ

上記の5つのポイントは、すぐに取り組むことが出来る内容です。


セルフマッサージやストレッチと違い、軽視されやすいのですが、痛みの根を断つためには、こうした体の使い方や日常の意識が極めて重要です。

日常のクセこそが腸脛靭帯炎のきっかけであり、それを変えることで、根本的な改善と再発予防が可能になります。

腸脛靭帯炎は、多くのランナーが経験するトラブルですが、決して走りすぎだけが原因ではありません。

マッサージやストレッチで一時的に症状を和らげることはできても、再発を防ぐためには、体の使い方や姿勢のクセと向き合う必要があります。

痛みや不安を抱えて、走ることを諦める理由のは辛いですよね。

根本的な原因に向き合うことで、もっと快適に、もっと長くランニングを楽しむことができるようになります。

対策をしたけれど症状が改善されない方はぜひ国家資格を持った専門機関を受診してください。

当院でも体のゆがみと体の使い方をもとにした根本的な改善をサポートしています。

ランニング時の膝の痛み、腸脛靭帯炎でお悩みの際は一度度相談ください。

2025/07/10

自転車にまたがる時、股関節に痛みが出る

ペダルをこぐたびに股関節が詰まるように痛い

そんな症状でお悩みではありませんか?




はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

日常生活で欠かすことのできない乗り物である自転車。

自転車に乗るたびに出る痛みは、このまま乗り続けて大丈夫なのだろうかと不安になりますよね。

股関節の痛みは40代以降の女性に多く見られる症状で、加齢による変化や生活習慣、運動時のクセが重なって起こることが多いとされています。

実際、厚生労働省の調査によると、女性は男性に比べて変形性股関節症の発症リスクが高いと報告されています。

その原因は生まれ持った関節の形から日常の姿勢や体の使い方のクセ、体のゆがみといった見えない要因も深く関わっています。

本記事では、特に自転車に乗っている時に痛みを感じる方へ向けて、股関節痛の原因や体のゆがみとの関連、日常生活での注意点について、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

自転車にまたがる時の痛み、股関節痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。



■原因解説


股関節痛は、一見すると単なる筋肉の疲労や年齢による変化に思われがちですが、実際には複数の解剖学的・運動学的な要因が複雑に絡み合って発症します。

特に自転車に乗っている際の股関節の痛みには、以下のような原因が考えられます。



  • 関節唇損傷

股関節は球関節と呼ばれる構造を持ち、骨盤側の寛骨臼と大腿骨頭がはまり込む形で成り立っています。

その際、寛骨臼の縁を取り囲むように存在する軟骨性の組織が関節唇です。

関節唇はクッションの役割を担い、関節の安定性と衝撃吸収を助けますが、自転車による反復運動や長時間の負荷が加わると、亀裂や断裂を起こすことがあります。

関節唇が損傷すると、特に動き出しや方向転換時に引っかかり感や鋭い痛みが現れるのが特徴です。



  • 腸腰筋の過緊張

腸腰筋は、腸骨筋と大腰筋を合わせた総称で、腰椎から骨盤内を通り、大腿骨の内側につながる深いところを通っている筋です。

足を前に上げる動きで使う筋であるため、自転車をこぐ動作では常に使われています。

長時間の使用によってこの筋肉が過緊張を起こすと、股関節の前方に圧迫感や痛みが生じ、動かす範囲にも制限が出てくることがあります。

また、腸腰筋が硬くなると骨盤の前傾姿勢を助長し、より一層股関節へのストレスを高めてしまいます。



  • 股関節の可動域制限と代償動作

股関節の動きが制限されると、体はその不足を他の部位で補おうとします。

たとえば、股関節の屈曲が不足すると、背骨の腰部分を過度に反らせる動きで代償しようとし、結果的に腰痛を引き起こしたり、股関節への負担をさらに増大させることになります。

代償動作は、筋肉や関節に余計な負荷をかけるため、慢性的な痛みの引き金になりやすいのです。



  • 軟骨の摩耗と変形性股関節症の初期症状

股関節内には関節軟骨が存在し、関節の滑らかな動きを支えています。

しかし、年齢や過度な負荷により軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、痛みや炎症を起こします。

これが変形性股関節症の始まりです。

初期には運動時や長時間の使用後に違和感を覚える程度ですが、進行すると日常動作にも支障をきたすようになります。

まあた、股関節に痛みが出て、レントゲンなどで生まれつき関節が浅いと診断される方も多くおられます。



  • サドル位置・ペダル角度の不適合

股関節は、サドルの高さ・前後位置・ペダルの角度により、負荷のかかり方が大きく変わります。

サドルが低すぎると、ペダルをこぐたびに股関節が深く曲がりすぎる状態になり、前方の筋肉や関節を包む膜に過度な圧力がかかります。

また、ペダルの角度が足の軌道に合っていないと、膝や股関節がねじれるような動作になり、炎症や関節内への刺激が生じやすくなります。


このように、股関節の痛みには構造的・機能的・動作的な問題が複合的に関わっており、ただの使いすぎや年のせいで片付けてしまうことは危険です。

早期に原因を見極め、適切なケアを行うことが大切です。


■体のゆがみの解説


股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ重要な関節であり、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。

そのため、股関節の動きや痛みには、体全体のバランスや姿勢が深く関係しています。

特に影響を与えるのが体のゆがみです。

骨盤が前傾または後傾した状態が続くと、股関節の位置関係が崩れ、正しい動作ができなくなります。

例えば、骨盤が前に傾きすぎると、股関節が常に曲がった状態になり、腸腰筋や大腿直筋といった太ももの前側の筋肉に過剰な緊張が生まれます。

また、日常の姿勢のクセ—たとえば片脚に重心をかけて立つ、足を組む、デスクワーク中に背中を丸める—なども体や股関節のゆがみを助長します。

このような姿勢の乱れが積み重なることで、股関節にかかる負担が偏り、やがて痛みとして現れてしまうのです。

特に自転車では、体幹が前傾しやすく、骨盤が不安定な状態になりやすいため、体のゆがみが痛みを引き起こしやすくなります。

股関節痛の改善には、このような全身のバランスへの視点も欠かせません。


■対策


股関節の痛みを和らげ、悪化を防ぐためには、日常生活の中で股関節に負担をかけない動き方・環境づくりが重要です。

ここでは、自転車に限らず、生活全般において注意すべき具体的なポイントを詳しくご紹介します。



正しい姿勢の習慣化


座っているとき、立っているとき、歩いているときなど、あらゆるシーンで骨盤を立てる意識が大切です。

骨盤が前後に傾くと、股関節周囲の筋肉(腸腰筋・殿筋群など)にアンバランスな負荷がかかり、結果的に股関節を支える力が弱まります。

特に座位では、背もたれに頼らず骨盤を立てて座るよう意識しましょう。

深く腰掛け、お尻の下にある骨で体を支える感覚が大切です。

足を組むクセがある方は、無意識に体をゆがめている可能性があるため、注意が必要です。



同一姿勢の持続を避ける


股関節は、本来あらゆる方向に自由に動く関節です。

そのため、長時間同じ姿勢でいると、関節や筋肉、靭帯がこわばり、動きが悪くなります。

たとえばデスクワークや車の運転などで長く座る際は、1時間に1度は立ち上がって軽く歩いたり、股関節をゆっくり前後左右に動かす

そうすることで筋肉の緊張が長く続かないようにすることが重要です。

椅子に浅く座って猫背になっている場合も、骨盤が後傾し、股関節に圧力がかかるので注意しましょう。



自転車のポジションを見直す


ご自身の体格や股関節の動きに合ったポジションで自転車に乗ることが非常に重要です。

以下の点を意識しましょう。



  • サドルの高さ:ペダルが一番下にあるとき、膝が軽く曲がる程度が理想です。

膝が深く曲がってしまう場合は、サドルが低すぎます。



  • サドルの前後位置:股関節が窮屈に曲がらず、自然な前傾姿勢が取れるよう調整します。

座る位置が前すぎると、股関節の曲がる角度が強くなり痛みを誘発しやすくなります。



  • ハンドルとの距離:ハンドルが近すぎると体が丸まり、骨盤が倒れて・股関節の曲が理が大きくなります。

ハンドルと体の間にスペースが適度にあることで、股関節が自然なポジションで保たれます。




体重管理も重要な要素


体重が増えると、股関節にはそのぶん大きな負荷がかかります。

特に歩行や階段の昇降では、体重の3倍以上の負荷が股関節にかかるといわれています。

急激なダイエットはかえって筋力低下を招くため、バランスの良い食事と、ウォーキングや水中歩行などの有酸素運動を継続することが有効です。

このように、日常の小さな動作や環境の見直しが、股関節の健康を守る大きなカギになります。

痛みが出てからではなく、痛みが出ないように、また悪化しないように、早めの対策を心がけることが非常に大切です。



■まとめ


自転車に乗るたびに感じる股関節の痛み…

いつも痛いわけではないし、そのうち良くなるだろうと思って放置していませんか?

痛みには必ず原因があり、それは骨や筋肉だけでなく、体の使い方や姿勢のクセ、ゆがみによって生じていることが少なくありません。

原因を理解し、日常生活を少しずつ見直すだけでも、股関節への負担はぐっと軽減できます。

痛みや違和感が続く方はお近くの専門的な機関を受診してみてください。

当院でも、体のゆがみを特殊な検査で確認した後、体のゆがみから股関節にアプローチする施術を行なっています。

自転車に乗る時の股関節の痛み、股関節痛でお悩みの方は一度ご相談ください。



2025/06/30

最近、長く歩くと足がしびれて休みたくなる

歩いていると腰の痛みが強くなって、外出するのが億劫になっている

そんな症状で悩みではありませんか?
 

それはもしかすると、脊柱管狭窄症のサインかもしれません。


はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

脊柱管狭窄症は、特に60代以降の方に多くみられる疾患で、日本整形外科学会の調査によると、60歳以上の約10人に1人が症状を抱えていると報告されています。

腰の痛みや足のしびれが徐々に進行し、立つ、歩く、といった日常の動作に大きく影響を与えます。

この記事では、脊柱管狭窄症の症状・原因・体のゆがみとの関係、そして日常の注意点と対策ついて、施術経験をもとに解説します。

脊柱管狭窄症でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。


原因解説


脊柱管狭窄症の本質的な原因は、脊柱管という神経の通り道が加齢や使い方による変化で狭くなり、中を通る神経が圧迫されることです。

この圧迫によって、腰から足にかけての神経に痛みやしびれが生じます。

特に腰の脊柱管が狭くなる腰部脊柱管狭窄症は、50歳以降の方にに多く発症します。

主な要因


  • 椎間板の変性

椎間板は、椎骨と椎骨の間にあるクッション構造です。

加齢に伴い水分が減少して弾力を失い、平べったくなります。

骨と骨の隙間が狭くなることで、神経の通り道が狭くなる原因となります。

  • 黄色靱帯の肥厚

黄色靱帯は、椎骨の後方に位置し、背骨の可動を安定させる靱帯の一つです。

長年の微細な炎症や繰り返される動作により、靱帯組織が硬く・厚くなり、脊柱管の内径を狭める要因となります。

  • 椎間関節の変形性変化

椎間関節は、背骨の後方にある小さな関節で、姿勢保つ時や動作時のバランス調整に重要な役割を担います。

この関節が変形することで、神経や脊髄神経の束を圧迫することがあります。

  • すべり症との関連

腰の骨が前後にずれるすべり症は、脊柱管を構成する骨の配列が乱れることで、さらに神経の通り道を狭くしてしまう原因となります。


  • 脊柱のアライメント異常

加齢や筋力低下により、背骨の元々ある前後へのカーブが崩れると、局所的に負担が集中しやすくなります。

これにより負担が集中した部分で狭窄が進行する場合があります。

  • 慢性的な筋緊張と血流障害

長時間の座位や前傾姿勢などが続くと、腰部まわりの筋肉が慢性的に緊張し、局所の血流が悪化します。

神経組織は血流に非常に敏感なため、酸素不足に陥ると痛みやしびれといった異常感覚が強まりやすくなります。


体のゆがみの解説


脊柱管狭窄症の症状は、体のゆがみと深く関係しています。

日常動作に偏りがあることで体のバランスを崩し、左右均等でない状態になります。

具体的には以下のような習慣が関係しています:

前かがみ姿勢が多い:家事やスマートフォン操作で猫背姿勢が続く。

片側の肩や腰にばかり負担をかける:カバンを同じ側で持つ、片足に体重をかけるなど。

座るときに足を組む、片方に体重をかける:骨盤まわりの筋肉に左右差が生まれ、背骨のラインに影響。

姿勢や筋肉の使い方の癖によって体の動きに偏りが生まれている状態をゆがみと呼んでいます。

このようなゆがみが続くと、特定の筋肉や関節に負担が集中し、脊柱管をさらに狭めてしまう要因となります。

対策


脊柱管狭窄症は、加齢による変形や編成が起こり変形してしまった骨は元通りにはなりません。

しかし、日常生活での体の使い方や環境の見直しにより、神経への圧迫を減らす。

今以上の症状の進行を緩やかにすることが可能です。

以下に、姿勢、神経的、生活動作的な観点で解説します。

1. 姿勢の工夫:神経圧迫を軽減する体の使い方


軽く前傾姿勢を保つ

脊柱管狭窄症では、後屈で症状が強くなる傾向があります。

逆に、やや前屈みになると神経への圧迫が緩和されやすいため、日常生活では腰を軽く前に傾けた姿勢を意識すると、しびれや痛みが出にくくなります。

自転車の前傾姿勢で楽になるのはこの理由です。

椅子に深く腰掛ける

骨盤をしっかり立てた状態で、背もたれを活用して骨盤から背中を支える座り方を意識します。

ソファーなどの腰が沈む座り方は、腰部に余計な負荷がかかります。

中腰姿勢を避ける

洗顔・掃除・靴の脱ぎ履きなど、中腰になる場面では膝を曲げて腰を落とします。

股関節と膝関節を主に使うようにすることで、腰部の屈曲ストレスを軽減できます。

2. 動作の工夫:神経への刺激を最小限にす


30〜40分に1度は体勢を変える

長時間の同一姿勢は、腰部の筋肉の血流を低下させ、神経の酸素不足を招きます。

立ち作業でも座り仕事でも、時間を決めて姿勢を変える意識を持つことが重要です。

階段や段差は、手すりを使って股関節を主に使う

腰部の代わりに股関節と大腿部の筋肉を使うことで、負荷を分散できます。

急な段差では、しびれや脱力を感じやすいため、必ず手すりや杖を併用しましょう。

杖は使用を恥ずかしがる方が多くおられますが一時的な使用と考え、辛い時には使用を考えましょう。

荷物はリュックまたは両手でバランスよく持つ

肩掛けカバンなど、片側だけに重心がかかる荷物は、脊柱を側屈(左右に曲がる動き)させてしまい、椎間関節や神経根へのストレスを増やします。

3. 環境の見直し:無意識の腰負担を避ける工夫


ベッド・寝具

柔らかすぎるマットレスは骨盤が沈み込み、寝ている間も腰が反ってしまいます。

適度な硬さで体圧が分散される寝具を選ぶことが、回復の妨げを防ぎます。

トイレ・浴室の手すり設置

起立・着座動作は、腰への負荷が大きい動作のひとつです。

特に朝は筋肉がこわばりやすいため、補助具の使用を前提にした安全設計を心がけることが大切です。

服装や靴

脱ぎ履きしやすい靴、滑りにくい靴底など、腰を屈める動作が少なくなる工夫が有効です。

寒い時期には腰を冷やさない工夫も忘れずに行いましょう。

まとめ


脊柱管狭窄症は、加齢に伴う変化のひとつですが、日常生活での意識や体の使い方によって、進行を遅らせることが可能です。

そして何より早期のアプローチが肝心です。

違和感を感じ、痛みがでる、痺れや痛みの範囲が広がってくる。多くの方が早く手を打っておけば良かったと後々言われます。

腰、足に違和感を感じたらまずは専門的な機関を受診してください。

当院でも体のゆがみを検査した上で、脊柱管狭窄症に対する施術を行なっています。

腰から足のしびれ痛み、脊柱管狭窄症でお悩みの方は一度ご相談ください。



2025/06/30

「雨の日は膝が痛む」

「梅雨時は階段の昇り降りがつらい」。

そんなふうに、天気が悪くなると膝の痛みが強くなると感じたことはありませんか? 


はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

天候に左右される関節の不調は、日常生活に大きな支障をきたす深刻な問題です。

実はこれは気のせいではなく、医学的にも裏付けがあります。

東京大学医学部と気象庁が行った研究では、気圧の低下により関節内の圧力が高まります

そして、関節周囲の神経が刺激されやすくなることで、痛みが増すことが報告されています。

また、気温の変化によって自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなったり筋肉が緊張したりすることでも、関節の不快感が引き起こされやすくなります。

今日は我慢すればいいだけ」と軽く考えがちですが、このような痛みが繰り返されることで、関節に慢性的な負担がかかります。

そして、将来的には変形性膝関節症へと進行する可能性もあります。

また、痛みをかばった歩き方が原因で、股関節や腰、足首といった他の関節にも影響を及ぼすことも。

だからこそ、天気による膝の痛みは早期に向き合う必要があるのです。

天気が悪いと膝が痛むとお困りの方はぜひ最後までお読みください。

原因解説


天候の変化によって膝の痛みが悪化する背景には、いくつもの要因が複雑に絡み合っています。

ここでは特に中高年女性に多く見られる6つの主な原因を、より詳しく解説いたします。

1. 気圧の低下による関節内圧の上昇

通常、関節は関節包という袋状の構造の中に、少量の関節液を含んでおり、滑らかな動きを可能にしています。

ところが、低気圧になると外からの気圧が下がるため、関節内部との圧力差が広がります。

これにより関節内の組織が膨張し、神経が刺激されて圧迫される力が強くなりやすくなります。

特に過去に炎症を起こした関節では、滑膜や靭帯が敏感に高まっているため、少しの圧力の変化でも痛みを感じやすくなるのです。

2. 湿度の上昇による体液バランスの乱れとむくみ

梅雨や台風の時期は空気中の湿度が急激に高くなります。

この環境変化は体内の水分調整機能に負荷をかけ、体液の循環を滞らせてしまいます。

とくに女性は膝から下の血液を体に返す力が弱く、血液やリンパ液が滞りやすいため、関節周囲がむくみやすくなります。

膝周囲がむくむと、関節内での動きが滑らかに行えず、曲げ伸ばしに伴う引っかかり感が発生しやすくなります。

3. 気温低下による血流障害と軟部組織の硬化

気温が低くなると、体の防御反応として手や足の末梢血管が収縮します。

これは体温を維持するために起こる生理反応ですが、筋肉や靭帯に栄養や酸素が届きにくくなります

特に膝関節は太ももとすねの間で大きな可動域を担う部位のため、冷えによる柔軟性の低下が起きると、少しの負荷でも痛みや違和感が生じやすくなるのです。

また、筋肉が冷えて収縮しやすくなると、関節の可動性そのものも落ち、階段昇降や立ち座りの際に痛みを感じやすくなります。

4. 自律神経の乱れによる筋緊張と血行不良

気圧や気温の変化は、体内の自律神経系に影響を与えます。

通常、自律神経は体温調節、心拍、血圧、血管の拡張・収縮を自動的に調整しています。

気象の変化によりそのバランスが乱れると、血流が不安定になったり、筋肉が無意識に緊張します。

こうした自律神経の乱れは、とくに更年期の女性で起きやすく、交感神経が優位になると筋肉のこわばりが増し、膝関節に過剰な負荷がかかる原因となります。

5. 過去の怪我や・炎症歴による組織の過敏化

過去に捻挫や骨折、関節炎などを経験した部位では、回復後も小さな傷や硬くなった組織が残っていることがあります。

こうした組織は気象の変化に対して過敏になっており、わずかな湿度や温度の変動でも痛みを感じやすくなる状態になっていることがあります。

たとえば、昔痛めた膝が雨の日になると疼く、といった症状は、こうした過去に痛めた部分が反応しているケースが少なくありません。

体のゆがみの解説


膝の痛みは、単なる気象変化だけでなく、体のゆがみとも深く関係しています。

膝に痛みを訴える患者さんの多くに、姿勢や動作の癖が見られます。

たとえば、片足に体重をかけて立つ、足を組んで長時間座る、ソファに足を投げ出すように座る、などの習慣は、体の左右差を生み、筋肉の使い方が偏ります。

こうした状態では、膝関節を支える太ももの前後や内外の筋肉がバランスを崩し、膝の関節に不自然な力が加わります。

また、膝の痛みがあることで歩き方が変わると、股関節や骨盤、足首との連動性が崩れ、他の部位にまで負担がかかります。

筋肉の張力バランスが崩れることで、関節にかかる負担は大きく変化します。

ゆがみを正すことで、膝の痛みが軽減するケースは非常に多く見られます。



対策


天気による膝の痛みを根本から予防・軽減するためには、日常生活の中で次の3つの視点に意識を向けることが重要です。

単なる冷やさないなどの表面的対策ではなく、体の循環や動作習慣に目を向けたアプローチを心がけましょう。

1. 膝を冷やさない温活の工夫


気温の低下やエアコンによる冷気は、膝関節周囲の血流を著しく悪化させます。

冷えは筋肉の収縮を強めるだけでなく、関節液の粘度も高くして滑らかな動きを妨げます。以下のような実践が有効です:

就寝時:膝掛けやレッグウォーマーを活用。特に冷えやすいふくらはぎから足首も覆うと効果的。

日中:冷房が効いた室内では、ひざ掛けや薄手のロングスカートなどで膝を保護。

入浴:シャワーではなく湯船につかる習慣を。膝までしっかり浸かることで血流が促進されます。

また、冬だけでなく夏場でもエアコンの冷風による「内側からの冷え」が膝痛を悪化させることがあるため、1年を通じて注意が必要です。

2. 膝にやさしい靴選びと履き方の見直し


足元の安定は膝関節の健康に直結します。

特に雨の日や気圧が下がっている日には、転倒リスクが高まり、膝への負荷が強まるため、以下のような点を見直しましょう

靴底:クッション性とグリップ力があり、滑りにくい素材のものを選ぶ。

ヒールの高さ:2〜3cmまでの安定したヒールがベスト。

サイズ:大きすぎず小さすぎず、足先に余裕がありつつ足全体を包むフィット感のある靴が理想。

特に、かかとが不安定な靴は、膝の横ぶれを引き起こしやすく不安定です。


3. 関節を守る正しい階段昇降・立ち座り動作


膝に最も負荷がかかるのは立ち上がる瞬間、しゃがむ時、階段の上り下りです。

これらの動作を意識して行うことで膝への負担を大幅に軽減できます。

階段の上り:膝をなるべく曲げすぎず、太ももの前の筋肉を意識して使う。

手すりを補助的に使うのも有効

階段の下り:痛む方の足から先に下ろすと負担が軽減されやすい。

立ち上がり:太ももやテーブルなどに手を添えて体重を分散させながら前傾姿勢から立ち上がる。

また、床に直接座る和式生活は膝への曲げ伸ばしが大きくなるため、椅子生活を基本とした方が関節を守ることにつながります。


まとめ


天気が悪いと膝が痛む…。

膝の痛みを持っておられる方の多くが悩まれる症状です。

特に中高年の女性にとっては、また今日も痛い、外に出るのが億劫と感じることが増え、活動範囲や生活の質が下がることも。

しかし、天候による関節痛は正しい知識と対策で軽減できる可能性があります。

気象の変化を受け入れつつも、それに負けない体づくりと使い方を意識することが重要です。

今の症状を年齢のせい、仕方ないこととあきらめず、自分の体と向き合う習慣を身につけていきましょう。

まずは今回の3つのポイントを実践してみてください。

対策を実践してみても変化のない方は、体のゆがみのチェックを専門的な機関で受けてみてください。

当院でも体のゆがみに特化した検査を用いて、体のゆがみを整える施術を行なっています。

天気が悪くなると膝の痛みが強くなるとお悩みの方は一度ご相談ください。


2025/06/30

「夏になると腰の痛みがひどくなる」

「クーラーの効いた職場で長時間座っていると足腰が冷えてしびれる」

そんな症状でお悩みではないですか? 



はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

とくに40代以降ののオフィスワーカーの方は、デスクワークの影響もあり、腰痛や坐骨神経痛が悪化しやすい環境です。

実際に、夏場に冷房が原因で体調を崩す人は少なくありません。

厚生労働省の調査でも、職場環境の冷えが健康に及ぼす影響として腰痛、冷え性、循環不良などが挙げられています。

冷えは筋肉の血流を悪くし、神経の緊張状態を招きやすくなります。

結果として、腰から足にかけて痛みやしびれを感じる坐骨神経痛の症状を引き起こすことも。

本記事では、冷房が引き金となる腰痛や坐骨神経痛の原因を掘り下げ、体を守るための対策をお伝えします。

クーラーで冷えると辛くなる腰痛でお困りの方はぜひ最後までお読みください。


原因解説


夏場における冷房環境が腰痛や坐骨神経痛を引き起こす原因は、単なる「冷え」にとどまらず、血流・神経・筋肉・自律神経の相互作用が関係します。

以下に、主な要因を専門的な視点から詳しく解説します。

1. 血流の低下と筋の緊張

冷房によって体表温度が下がると、皮膚や筋肉の血管が収縮します。

これは体温を保つための自然な防御反応ですが、その結果、筋肉内の毛細血管からの酸素供給が低下します

これにより筋肉が酸欠時応対の陥り、筋の緊張が生じます。

とくに腰、背中の筋肉が持続的に緊張すると、関節の可動域が狭まり、慢性的な腰痛となります。

2. 自律神経の乱れによる筋緊張と血行不良


自律神経は交感神経と副交感神経で構成され、体温調整や血管の収縮・拡張を司っています。

冷房による急激な温度変化は、このバランスを乱す大きな要因です。
交

感神経が優位になると、末梢血管が収縮し筋肉が硬くなり、内臓機能も低下しやすくなります。

これが冷え性の根本的な原因でもあり、腰部の筋緊張や血流不良を助長します。


また、自律神経は腰部を通る内臓神経系にも深く関わっており、長期的なストレス環境では腰・骨盤周辺の神経反射が強く出て、痛みを強く感じやすくなる傾向があります。

3. 筋肉の防御収縮による神経圧迫


エアコンの冷風が腰や足元に直接当たると、筋肉が収縮して身を守る反応を示します。

これは防御性収縮と呼ばれ、温度刺激から体を守るために本能的に起こるものです。


坐骨神経は梨状筋やなど骨盤周囲の筋肉の間を走行しており、これらが冷えで緊張すれば、神経の圧迫や緊張が生じ、しびれや鈍痛として現れます。

4. 下半身の冷えによる循環障害

坐骨神経は人体で最も太く長い末梢神経で、腰椎から始まりお尻・太もも・ふくらはぎ・足先までつながっています。

とくに足元からの冷えで足からの血の戻りが悪くなり神経の周囲組織にむくみや代謝障害を引き起こします。


神経の刺激に対する反応性が高まり、わずかな刺激でも「しびれ」や「ピリピリ感」として感じるようになります。

夏の冷えによるしびれはこのようなメカニズムで生じやすく、坐骨神経の経路に沿った症状として現れるのが特徴です。


5. デスクワークによる長時間の静的負荷


冷房環境での長時間の座位姿勢は、筋肉が動かない状態が続きます。

とくに腰の深い部分お筋肉や太ももの筋肉が緊張したままになると、動きが制限され、腰に局所的なストレスが蓄積します。


さらに、同じ姿勢で足の血流が低下することで、静脈の循環も悪化し、腰部の代謝も悪くなります。

このような環境下で冷えによる血管収縮が加わると、筋・神経・循環系のすべてに悪影響を及ぼします。

体のゆがみの解説


日常の姿勢や動作のクセによって筋肉の使い方に偏りが出ると、結果として身体のバランスが崩れ、筋肉や関節に余計な負担がかかる状態になります。

たとえば、デスクワーク時に足を組んだり、腰を丸めて座るクセがある方は、骨盤の後傾姿勢が常態化しやすくなります。

この状態が続くと、腰椎に過剰なストレスがかかり、周囲の筋肉も硬くなりやすくなります。

さらに、足の筋肉にアンバランスが生じることで、坐骨神経が通るルート上に圧迫が生じることもあります。

これは姿勢的な使い方のゆがみによるものであり、日常生活での習慣の積み重ねによって悪化します。

特に、冷房が効いている環境で、筋緊張が強くなるとこの偏りが際立ち、腰の痛みや神経のしびれを強める原因となるのです。

冷えることで筋肉の緊張や血流悪化が重なりゆがんだ体に症状が出やすくなります


対策


冷房による腰痛・坐骨神経痛は、体が冷えることで血行が悪くなり、筋肉がこわばり、神経が刺激されやすくなることが主な原因です。

そのため、日常生活では「冷やさない・血の巡り・生活リズム」の3つの観点から行動することが予防に重要なポイントです。

以下に具体的な対策を、実践的なアドバイスと共に解説します。

1. 腰や足元を冷やさない工夫をする

冷えは局所的な循環障害を引き起こし、筋肉や神経への血流が不足して症状が悪化します。

以下の対策を意識しましょう:

ひざ掛け・レッグウォーマーの使用
 特に腰や膝下は、冷えに弱く血流が滞りやすい部位です。

オフィスでは夏でも薄手のひざ掛けやレッグウォーマーを活用し、冷気から守りましょう。

坐骨神経は太もも裏から足先まで伸びており、足首の冷えがしびれにつながることもあります。

通気性がありつつ保温性のある衣服を選ぶ
 

クールビズの影響で薄着になることが多いですが、特に冷房の効いた室内では、リネンや綿素材で通気性と断熱性を兼ね備えた服装が理想的です。

お腹や腰まわりを冷やさないインナーの着用も効果的です。

2. エアコンの風向き・設定温度に注意する

職場環境では空調の調整が難しいこともありますが、可能な限り次の点に気をつけてください:

冷風が直接身体に当たらないようにする
 

冷風が腰や足元に直撃すると、その部位だけ極端に温度が下がり「局所冷却」による筋硬直や神経過敏を招きます。

風よけのパーテーションやカーディガン、膝上クッションで防御する工夫を。

エアコンの設定温度を適切に保つ

温度差が5℃以上あると自律神経への負担が大きくなります。

設定温度が22℃以下になると、血管収縮や筋緊張が強くなりやすいという報告もあります。

可能であれば28℃前後に調整しましょう。

3. 長時間同じ姿勢を避ける

人間の体は、同じ姿勢を続けることで筋肉や神経に圧力をかけ続け、血行が悪くなります。

冷房下ではそれがさらに悪化します。

1時間に1回は軽く体を動かす
 

理想は60分に1回、2〜3分の立って体を動かす。

椅子から立ち上がり、軽く足踏みしたり、大きく伸びをするだけでも筋肉内の血流は改善します。
 

とくに腰回りの筋肉や太ももが固まると骨盤の動きが悪くなり、坐骨神経の通り道でに影響が出やすくなります。


4.生活リズムと自律神経を整える

冷房トラブルによる腰痛は、自律神経の不安定さとも密接に関わります。

睡眠不足や生活リズムの乱れも筋緊張を高める要因となります。

就寝1時間前はスマホやPCの使用を控え、副交感神経を優位に

睡眠中は腹部や足先を冷やさないよう、通気性のよい長ズボンや腹巻きを活用する

冷えからくる腰痛・神経痛は、単に冷たい風を避けるだけでなく、冷やさない・血の巡り・生活リズムの三本柱で改善が見込めます。

まとめ


夏の冷房トラブルによる腰痛や坐骨神経痛は、単なる冷えでは片付けられません。

それは体の深部で起こっている循環不良やストレスのサインです。

特に40代以降の働く世代は、デスクワークと冷房のダブルパンチで、知らないうちに体に負担を溜め込んでいることが多いのです。

ちょっとした配慮や生活の見直しで、症状の悪化を防ぎ、より快適に夏を乗り切ることは十分可能です。

ぜひ今回の対策を取り入れて快適にお過ごしください。

体のゆがみが強い場合は、冷やさない・血の巡り・生活リズムの三本柱を試してみてもなかなか改善されないこともあります。

その場合は体のゆがみのチェックをしてみてください。ご自身でコントロール出来ないゆがみであれば専門的な機関の受診をお勧めします。

当院でも体のゆがみを整え動きやすい体を作る施術をしております。

クーラーで冷えると辛くなる腰痛でお困りの方は一度ご相談ください。
<<  <  2  3  4  >  >>

てんま活法整骨院

まずはお気軽にお問合せくださいね。

電話番号:06-6352-7800

所在地 :大阪市北区松ヶ枝町1-41

JR東西線 大阪天満宮駅より徒歩6分 地下鉄南森町駅より徒歩8分

営業時間:平日 9:00〜21:00

     土曜 9:00〜18:00

休診日:木曜日・日曜日・祝日


・アクセスの詳細はこちら