JR東西線 大阪天満宮駅 徒歩6分 地下鉄 南森町駅 8分
原因から根本的に治療 てんま活法整骨院
大阪市北区松ヶ枝町1-41
  1. てんま活法整骨院の治療コラム めまい
 

てんま活法整骨院の治療コラム

当院の施術のことや、整体のこと


皆様に有益な情報を書き綴ってまいります。

じぶんんにも当てはまるな〜

こんな症状も整体でいいの?

こんな時はどうしたらいいの?

など書いていきます。

 

2025/04/07

「肩こり頭痛がひどく吐き気まで起こる…」


「色んな整体やマッサージを受けたけれど楽にならない。」


そんな症状でお悩みの30代女性からのご相談です。

はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

今回ご相談いただいたMさん、ひどい首と肩こり感

頭痛におう吐するほど、お辛い状態でした。

当院でも肩こりのご相談は多くいただきます。


厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によれば、女性の自覚症状の中で「肩こり」は第1位にランクインしています。


その辛さが多くの方に共通する悩みであることがわかります。


中でも「頭痛」や「吐き気」を伴う肩こりは、単なる筋肉疲労ではなく、マッサージやストレッチなどではなかなか改善しないのが実状です。


今回の記事ではMさんの症状を元に頭痛、吐き気を伴うひどい肩こりについて解説します。


この記事をお読みの方は、同じような症状でお悩みの方が多いかと思います。

最後までお読みいただきますとお役に立てると思います。


体のゆがみの解説


体のゆがみ、猫背や顔が前に突き出る「ストレートネック(スマホ首)」の状態では、頭の重さを首や肩の筋肉が支えます。

筋肉が慢性的に緊張したままになり、肩こりを悪化させる大きな要因です。

また、座り方や歩き方など日常動作のクセによって、左右どちらかに体重が偏ると、筋肉の使い方に左右差が生まれます。

結果として、片側だけがこる、という症状も現れやすくなります。

過去に捻挫や骨折などの怪我をしたことでバランスを崩すこともあります。

骨盤がゆがむという表現をよく聞きますが、実際には、骨盤は靭帯によって強固に支えられており、大きくゆがむことはありません。

周囲の筋肉のバランスが崩れることで見かけ上の左右差や姿勢の乱れが生じるのです。

肩こりと自律神経の関係

肩こりと吐き気は、自律神経に影響が出ることで関係します。

1. 首まわりには自律神経の重要な通り道がある


首の後ろ〜側面には自律神経が走っています。

これは脊髄(せきずい)から分かれた神経が、内臓や血管などに命令を伝える通り道です。

肩や首の筋肉がこり固まることで、この神経幹を物理的に圧迫したり、間接的に刺激してしいます。

すると、神経の伝達に支障が出て、自律神経のバランスが乱れます。

2. 筋緊張が「交感神経」を過剰に働かせる


肩や首の筋肉が常に緊張している状態では、脳も緊張状態のままになってしまいます。

この状態が続くと、

消化機能が低下する

胃酸の分泌が過剰または不足する

食べ物を受け付けない

吐き気・胃もたれ・胸焼けが起こる

など、消化器系の不調が出やすくなります。


3. 呼吸の乱れも自律神経に影響を与える


肩こりがある人の多くに共通して見られるのが、浅くて速い呼吸です。

これは肩や胸の筋肉ばかりを使った呼吸のことです。

浅い呼吸では副交感神経が働きにくく、交感神経が優位な状態が継続します。

これにより、胃腸の動きが抑制され、吐き気や胃のムカムカした不快感が起こりやすくなります。

4. ストレス × 肩こりの悪循環


ストレスによって肩こりが悪化し、肩こりがさらに自律神経を乱すという負のループが起こります。

肩こり→自律神経の乱れ→吐き気→ストレスの増加→さらに肩こりというサイクルに陥ると、症状は慢性化・重症化していきます。

自律神経の乱れによる吐き気の特徴


肩こりに伴う吐き気が、自律神経の乱れによるものである場合、次のような特徴が見られます。

食欲はあるのに、なんとなくムカムカする

食後や早朝、ストレスを感じた後に症状が強く出る

吐き気はあるが実際に嘔吐はしない

病院で内臓に異常がないと言われた

肩・首まわりが同時に重だるく感じる

足の捻挫と肩こり


さて、今回のMさんの体のゆがみの原因の一つは足の捻挫でした。

ご本人も忘れておられましたが、昔に足を捻挫されていました。

腫れも痛みもかく普通に過ごしていたので何も問題がないと思っておられました。

体のバランスを見ると左右均等に体重わかけることが出来ておらず、傾いて立っている。

正座が上手く座れない。

このような体の状態でした。

ゆがみと体の緊張

体がゆがんだ状態では上手く力を抜くことが出来ません。

無意識で直ぐにしようと支える力が働き体が緊張した状態になるからです。

そうすることで肩や首はゆがんだ体を支えるために常に力だ入った状態になります。

人一倍肩、首がこりやす原因は、ゆがんだ体を支えているからです。

体のゆがみ→体の緊張→自律神経の乱れ→吐き気

このようなループで不調になっておられました。


日常生活での注意点


施術後のアドバイスは2点。

体の力を抜く
これは実際、目の前で説明してもなかなか難しいです。

まずは体に力が入っているということを知ってもらうことがスタートです。

同じ姿勢が続くことや、集中状態では体は緊張しています。

デスクワークの方はトイレや休憩の際に、軽く肩をすくめて脱力

習慣的に脱力する時間を作ります。

ゆっくりと深呼吸をする

体が緊張状態では呼吸が浅くなります。

意識的に深呼吸をしましょう。

体が歪んでいたり、緊張状態ではうまく深呼吸をすることができません。

呼吸のしやすさ、これも体の歪みのバロメーターとなります。



まとめ

今回のMさんの肩こりは体のゆがみと緊張状態が長く続いていたのが原因でした。

ゆがみの原因は日常での体の使い方、過去に痛めた足首が影響して体のバランスを崩していました。

肩こりや吐き気、はっきりとした病気ではないのに続く体調不良。

その背景には、目に見えない自律神経の乱れと、体に現れる姿勢の歪みが深く関係していることが多いです。

体のゆがみ、筋肉のバランスを整えることで楽な体を目指します。

「最近、ずっと調子が悪いけれど原因がわからない」

「肩こりや頭痛に加えて、吐き気までする。」

そんな方は、ぜひ一度体のゆがみという視点から、ご自身の不調を見つめ直してみてください。

当院では体のゆがみを整え体の不調にアプローチをしています。

ひどい肩こり、吐き気までする肩こりでお悩みでしたら一度ご相談ください。




患者さんの声

 

Q.どのようなお悩みで来院されましたか?

 

A.肩こり、首のこり

 

Q.当院の施術を受けてみていかがでしたか?

 

A.何をして頂いたかわからないくらい痛みなど全くない

施術なのに、終ると整っている。不思議。

Q.当院を他の人に説明するならどのように伝えますか?

  

A. チョンチョンとさわるだけで、体のゆがみが治るよ。


Q.同じ症状を持っておられる方へメッセージを!!    

  

A.肩と首のこりがひどく、頭痛やおう吐などがあったが、今は頭痛はもちろん、

首や肩のこりがほとんどなくなりました。


 

※こちらの体験談は個人の感想です。効果には個人差があります。

 

Mさん、ありがとうございました。


2025/06/27

梅雨の時期になると、なんとなく足が重く感じたる

夕方になると靴下の跡がくっきり残るほど足がむくんでくる…

そんなお悩みはありませんか?
 



はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。」

「朝は平気だったのに、夕方にはパンパン」

「だるさがひどくて動くのもおっくうになる」

といったご相談が、毎年この時期に増えてきます。

実はこの不調、単なる気のせいではなく、湿気や気圧の変化が体に影響を及ぼしている可能性があるのです。

特に女性はホルモンの影響や筋力の差から、体内の水分調整が不得意な部分があり、梅雨時にむくみやはり、冷えを感じやすくなります。

国立循環器病研究センターの報告では、気圧や気象の変化が血管や神経、自律神経系に与える影響が示されており、これが気象病として注目されています。

今回は、湿気の多い季節に足の不調を感じやすい方に向けて、なぜ梅雨に足がむくみやすくなるのか、

その原因や体のゆがみとの関係、そして日常での注意点について詳しく解説します。

原因解説


梅雨時に足のむくみやだるさ、しびれを感じる方は多く、その背景には以下のような複合的な要因が関与しています。

それぞれの項目について、具体的なメカニズムをもとに詳しく説明します。

■ 気圧の低下による血管の拡張

低気圧の状態では、大気の圧力が普段よりも下がり、体にかかる外的な圧力が減少します。

その結果、体内の毛細血管や静脈が広がります。

特に足のような心臓から遠い部位では、血液やリンパ液を心臓に戻す力が弱まるため、静脈の流れが悪くなります。

流れが悪くなることでむくみが現れ、同時に周囲の神経や筋膜が圧迫されるとはりやだるさの症状が生じます。

また、血管が拡張することで血圧が下がると、酸素や栄養が末端まで行き届きにくくなり、足の冷えや倦怠感を感じやすくなるのです。

■ 湿度上昇による体温調節機能の低下

湿度が高いと汗が蒸発しづらくなり、体温の放熱がうまくいかなくなります。

その結果、皮膚表面や筋肉内に熱がこもり、体の代謝が低下します。

代謝が落ちると、老廃物や余分な水分の排出が滞り、リンパの流れが悪化。

とくに下半身は重力の影響を受けやすく、むくみやすい部位でもあるため、この影響が顕著に出ます。


■ 自律神経の乱れ

自律神経は、血管・内臓・発汗などを無意識下でコントロールする神経系です。

特に交感神経は血管を収縮させて血流を調整する役割があるため、これが乱れると末端の血流が不安定になります。

梅雨時は、気温・湿度・気圧の変化が激しく、これに体が適応しきれず自律神経が乱れやすくなります。


その結果、以下のような症状が出現します:

血管のコントロール不良 → むくみ・冷え

内臓の働きの低下 → 消化不良・疲労感

睡眠の質の低下 → 疲れがとれない・足のだるさが回復しない

特に副交感神経が過度に働くと、体がお休みモードになりすぎて筋肉が弛緩し、血液を送り出す力が弱まりむくみにつながります。

■ 運動不足や長時間の座位による筋ポンプ作用の低下

ふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」と呼ばれ、歩行やつま先立ちなどの動きによって、下半身の血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしています。

ところが、デスクワークや長時間の車移動などで足をあまり動かさない生活をしていると、このポンプ作用が低下します。

重力によって足に血液が溜まってむくみが生じます。

このような生活習慣が長く続くと、ふくらはぎの筋肉量も低下しやすく、慢性的なむくみ体質になってしまいます。



■ 女性特有のホルモンバランスの変化

女性の身体は、月経周期を通してエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが波のように変動しています。

このうち、プロゲステロンは水分を体にため込む働きがあり、排卵後〜生理前にむくみを感じやすくなります。

加えて、40代以降の女性は更年期に差しかかり、女性ホルモンのバランスが急激に乱れ始めることも影響します。


このようなホルモン変化に加えて梅雨時の気圧変化が重なると、自律神経とホルモンの両面からむくみやだるさが増幅するのです。



このように、「梅雨時の足のだるさ・むくみ・はり」は、単なる水分過多ではありません。

外部環境(湿度・気圧)×内的要因(血管・神経・ホルモン)×生活習慣が重なって起きる現象です。

そのため、症状の軽減には単にマッサージや水分制限をするだけでは不十分で、体のゆがみ日常の使い方を総合的に見直すことが大切なのです。

体のゆがみの解説



足のむくみやだるさには、体のアンバランス、つまりゆがみも密接に関わっています。

特に次のような点が重要です。

姿勢の崩れと重心の偏り
 

長時間のスマホ操作やパソコン作業により、頭が前に突き出た姿勢や猫背になりやすくなります。

これにより体の重心が偏り、下半身に余計な負担がかかります。

左右差のある立ち姿勢・座り姿勢
 

いつも同じ足に体重をかける癖や、足を組む癖は、股関節や膝、足首の可動性や筋肉の使い方に偏りを生み、血液やリンパの流れを悪くします。


足首や足底のアライメント 

足のアーチ構造が崩れていると、歩行時に適切に血液が送り出されず、むくみの原因になります。

これにより足裏の筋肉やふくらはぎの機能が十分に発揮されません。

過去に捻挫の経験がある方や足の指をうまく使えない方は要注意です。


対策


梅雨時の足のむくみやだるさを予防・軽減するには、根本原因に対して日常生活の中でできる具体的な対処が重要です。

以下に、体使い方の観点からみた実践的な注意点を詳しくご紹介します。


■ こまめに足を動かす習慣をつける

足のむくみ対策で最も基本かつ効果的なのが、下半身を動かして血液やリンパ液の流れを促すことです。

座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢が長く続くと、ふくらはぎの筋ポンプ作用が働かなくなり、静脈やリンパの流れが停滞します。

これにより余分な水分が足に溜まり、むくみ・だるさの原因になります。

実践例

デスクワーク中は1時間に1回立ち上がり、軽く5分ほど歩く

椅子に座ったままで「かかとの上げ下げ」を20回繰り返す

電車内や信号待ち中に、つま先立ち運動を意識的に行う



■ 靴選びに注意する

足元の安定は、全身の血流バランスに大きな影響を与えます。

特に女性に多い「足に合っていない靴」「ヒールの高い靴」「足先の細いパンプス」などは、足部のアーチ構造や血流・リンパ流を妨げ、むくみの要因になります。

靴選びのポイント

足のサイズに合った靴

土踏まずを支えるインソールがあるもの

足指がしっかり動かせる幅のある設計


■ 入浴で体を温める習慣を持つ

湯船につかることは、単なるリラクゼーションではなく、毛細血管の拡張・副交感神経の活性化・老廃物の排出を促す重要な健康習慣です。

特に梅雨時は、気温の変化により体が冷えやすく、自律神経が乱れがちです。

湯船で体を芯から温めることで、内臓や筋肉の血流が改善し、むくみ・だるさの軽減に効果があります。

おすすめ入浴法

38~40℃のぬるめの湯に15~20分

湯の中で足首をゆっくり回す・足指をグーパーさせる

入浴後は冷たい水を足先にかけて軽く刺激すると引き締め効果が得られる



■ 冷房による冷えに注意する

職場や電車など、外的な冷房環境によって「足元が冷える」ことで血管が収縮し、血流が悪化。

これがむくみ・しびれ・だるさにつながります。

冷え対策の工夫

レッグウォーマーや着圧ソックスで足元の保温

薄手の膝掛けや巻きスカートを用意しておく。

冷房の風が直接当たる場所では位置を変える



まとめ


梅雨時の足のむくみやだるさ、しびれといった症状は、湿気や気圧、自律神経の影響だけでなく、体のゆがみや生活習慣とも密接に関係しています。


一時的な解消法ではなく、根本的な原因を理解し、体の構造を整えていくことが本当の改善への第一歩です。

「私のむくみも体のゆがみが関係しているのかも…」と思われた方は、ぜひ専門的な機関で一度身体のチェックを受けてみてください。

当院でも体のゆがみを特殊な検査で確認した上で体を整える施術を行っています。

湿気で足がだるい…むくみ・ハリでお困りの方は一度ご相談ください。

2025/06/26
梅雨時は朝から肩、首が重だるい。

首から後頭部にかけてハリを感じる

このような症状でお悩みではないですか? 


はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

梅雨時になると、肩や首の重だるさ、頭痛に悩まされる方からのご相談が急増します。

特に40代の女性に多く見られるこの不調。

気温差や気圧の変化が影響していると言われていますが、「なぜ梅雨になると肩こりや頭痛がひどくなるの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

実際、気象と身体の不調の関連性は医学的にも研究されており、

日本気象協会によれば、低気圧時に体調不良を訴える方の多くは気象病の可能性があるとされています。

特に、自律神経のバランスが乱れることで、筋肉の緊張や血流の悪化が起こり、肩こりや頭痛を引き起こしやすくなるのです。

さらに、梅雨時は日照時間の減少や気圧の変動により、心理的な落ち込みや睡眠の質の低下が見られることもあります。

これらの変化が積み重なり、体の疲れやすさや不調を引き起こしてしまうのです。

こうした気象由来の肩こり・頭痛には、一般的なマッサージや一時的な鎮痛薬だけでは根本改善が難しいことが多くみられます

この記事では、梅雨時に起こる肩こり・頭痛の原因を専門的に解説し、日常生活での注意点をご紹介します。

梅雨時の肩こり、頭痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。


【原因】


梅雨時に肩こりや頭痛が悪化する主な原因は以下の通りです。

・気圧の低下により血管が拡張し、神経を刺激して頭痛を誘発する


・湿度の上昇により体温調整がうまくいかず、交感神経が過剰に働く


・気象変化に敏感なタイプの人は、内耳で気圧を感知し、自律神経に影響を及ぼす


・冷房や気温差により首・肩周辺の筋緊張が増し、血流が悪化する


・日照時間の減少によって精神的ストレスが増え、筋肉の緊張を強める


・長時間同じ姿勢を続けることにより血流や代謝が低下する

また、ホルモンバランスの影響を受けやすい40代女性は、自律神経の乱れがより顕著に現れる傾向があります。

梅雨はただでさえ気圧・気温・湿度の変化が激しい季節。

それに加えてストレスや疲労が重なることで、体の大きな負担がかかってしまいます。

【原因解説】


梅雨の時期に肩こりや頭痛が悪化する大きな要因の一つが、気圧と湿度の急激な変化による自律神経の乱れです。

とくに低気圧による影響は見過ごせません。

まず、気圧が低下すると、大気から体にかかる圧力が弱まります。

人間の身体は外気圧と内圧のバランスのもとに成り立っていますが、気圧が下がるとそのバランスが崩れ、血管内圧のほうが相対的に高くなりやすくなります。

結果として、体内の血管が拡張しやすくなるのです。

この血管の拡張は、脳や筋肉、特に頭部の血流を一時的に過剰にし、周囲の神経に圧をかけてしまいます。

脳の血管周囲には三叉神経など痛みを感知する神経が分布しており、これが刺激されると脈を打つような頭痛を引き起こす原因になります。

これは、いわゆる片頭痛の典型的なメカニズムです。

また、気圧が低くなると、交感神経の活動が過剰になり、筋肉が緊張しやすくなります。

とくに首や肩まわりは、常に重い頭部を支える構造になっており、もともと負担が大きい部位です。

そこへ自律神経の乱れによる緊張が加わることで、筋肉が硬くなり、血流がさらに滞ってしまいます。

血液の流れが悪くなると、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなり、コリや重だるさといった感覚が強まります。

さらに、気圧の変化は内耳と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官にある気圧を感じるセンサーにも影響します。

内耳が環境の変化を異常と認識すると、その情報が脳へ伝えられ、自律神経系全体が過敏になるという報告もあります。

これにより、血圧・心拍・体温調節がうまくいかなくなり、肩や首の緊張・血行不良をさらに悪化させるのです。

まとめると、梅雨時の気圧変化は以下の複合的なメカニズムによって肩こり・頭痛を誘発します

大気圧の低下 → 血管拡張 → 神経刺激 → 頭痛

気圧変動 → 自律神経の乱れ → 筋緊張増加 → 血流悪化 → 肩こり

内耳刺激 → 自律神経過敏 → 体の不調

こうした一連の反応は、特にストレスやホルモン変動の影響を受けやすい40代女性にとって大きな負担となります。

普段から不調を感じている方ほど、梅雨入り前後で症状が強く出やすくなる傾向があるため、早めの対策が重要です。

【体のゆがみの解説】


梅雨時の肩こりや頭痛は、単に自律神経の乱れだけではなく、体のゆがみが大きく影響します。

体のゆがみは姿勢や動作によってさらに大きくなります。

在宅勤務や長時間のスマートフォン使用により、猫背やなストレートネックといった姿勢不良が続くと、首から肩の筋肉が常に緊張した状態になります。

このような体の使い方、姿勢のクセは、筋肉のアンバランスや過緊張を生み、体全体の動きにも悪影響を及ぼします。

筋肉や関節の使い方に偏りが出ることで、動きによってどんどん体のバランスがズレてくるという点です。

特に首の骨と肋骨まわりの動きが低下している方は、呼吸が浅くなり、リラックスをつかさどる副交感神経がうまく働かなくなります。

結果として、肩や首まわりの筋肉はますます緊張し、頭痛や重だるさへとつながるのです。



【対策】


梅雨時の肩こり・頭痛を防ぐためには、日常生活での体調管理が重要です。

以下の点に気をつけましょう。

・外出時は首元を冷やさないようスカーフやストールを活用する


・湿度が高い日は除湿器やエアコンのドライ機能で湿気を管理する


・朝晩の気温差に備えて、衣類でこまめに体温調整を行う


・入浴でしっかりと体を温め、交感神経と副交感神経の切り替えを促す


・ストレスを感じたときは、意識的に深呼吸し、気分転換の時間を作る


・寝る前にスマホを長時間見ないようにし、睡眠の質を高める


・軽い体操や伸びで体をこまめに動かす習慣をつける

これらの工夫は、体温や血流、自律神経のバランスを保つための基礎となります。

加えて、肩や首への負担を軽減するための姿勢改善も重要です。

自分では気づきにくい姿勢のクセを見直すには、専門家のチェックも良いでしょう。

【まとめ】


梅雨時に感じる肩こりや頭痛は、決して気のせいではありません。

気圧や湿度の変化により自律神経が乱れ、筋肉の緊張や血流の滞りを引き起こすことで、不調が現れているのです。

「毎年この季節になるとツラい…」

「一時的なケアでは効果が続かない…」

とお悩みの方は、ぜひ一度、専門家によるチェックを受けてみてください。

当院でも体のゆがみを整えることで症状にアプローチアプローチする施術を行っています。

梅雨時の肩こり、頭痛でお困りの方は一度ご相談ください。

2025/04/23
最近、肩こりがひどくなった気がする

毎年、春になると頭痛や体のだるさが出る

そんなふうに感じている方はいませんか? 


はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

特に20〜30代の女性に多いのが、春先の気候や環境変化による肩や首のこり。

厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によると、女性の自覚症状で最も多いのが肩こりです。

特に気温差・仕事環境の変化・新しい人間関係など、春は無意識のうちにストレスを溜めやすく、体のあちこちに不調として表れる時期でもあります。


本記事では、春に起こりやすい肩こり・首こりのメカニズムと、姿勢や生活習慣との関係、そして今日から実践できる対策について詳しく解説します。

原因解説



春先に肩こり・首こりが増えるのは、精神的・身体的ストレスが複雑に絡み合う季節的特徴にあります。

以下に、主な原因をより専門的に詳述します。

■ 精神的ストレスと交感神経の過活動



春は入社・異動・転勤・引っ越し・人間関係の変化など、生活環境が一気に変わる時期です。

これに伴って生じる心理的ストレスが、体の緊張樹体をコントロールする交感神経を活性化させます。

交感神経が優位な状態になると、以下のような生理反応が起こります

  • 心拍数の増加
  • 呼吸数の増加(浅く速くなる)
  • 血管収縮による末梢循環の低下
  • 筋肉の緊張上昇

特に首や肩周囲の筋肉は、交感神経優位時に収縮しやすく、その持続によって筋疲労・血行不良を招き、肩こりの一因となります。

■ 新しいデスク環境による姿勢不良



職場や在宅勤務の開始などで、椅子や机の高さ、ディスプレイ位置が変わることがよくあります。

これにより、首を突き出した姿勢を取りがちになります。

この姿勢では、頭部の重量(約4〜6kg)を支えるために、首の後ろ側の筋肉が過緊張します。

猫背姿勢になり、胸が圧迫され、呼吸が浅くなる

といった複合的な負担がかかり、慢性的な肩こり・首こりを誘発します。

■ 昼夜の寒暖差と自律神経の乱れ


春は1日の中での気温差が大きく、服装や体温調節が難しい時期です。

自律神経は体温維持に大きく関与しており、この温度変化への適応負荷が交感・副交感神経のバランスを崩す原因となります。

自律神経が乱れると

  • 血流の制御が不安定になり、筋肉への酸素供給が減少
  • 冷えによる筋緊張が強まり、回復が遅れる
  • 睡眠や消化機能にも悪影響が出て、慢性的な疲労が蓄積

その結果として、首肩まわりの筋肉に老廃物が滞留しやすくなり、コリや痛みが強く出やすくなるのです。

■ 呼吸が浅くなることによる筋緊張


ストレス状態では自然と胸式呼吸が中心になります。

このとき、肋骨を持ち上げる動きに関与する筋肉が過剰に使われるため、特に首の前側〜肩の上部の筋肉に慢性的な負荷がかかります。

また、浅い呼吸が続くと酸素摂取効率が低下し、全身の代謝活動も低下します。

これにより疲労物質が蓄積しやすくなり、筋肉痛・重だるさ・締めつけ感が強くなります。

■ 睡眠の質の低下と疲労回復の遅れ


体の疲労が回復するのに睡眠はとえも重要です。

  • 環境変化による生活リズムの乱れ
  • ストレスによる脳の覚醒
  • 夜間のスマートフォン使用による眠りの質の低下

このような要因で睡眠の質が低下するとホルモンの分泌が減少し、筋肉の修復・疲労除去がうまく進みません。

結果として

  • 起床時から首肩が重い
  • 疲れが抜けない
  • 頭痛や集中力低下

などの二次症状も出やすくなります。

こうした負のスパイラルが肩こりを慢性化させる要因となります。

■ ホルモンバランスの変動



女性の場合、春のストレスはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスにも影響します。

これにより血管拡張・収縮、免疫反応、情緒の安定などが不安定になり、体がむくみやすく、筋肉がこわばりやすくなるという特徴があります。

PMS(月経前症候群)や月経周期による体調変化も、肩や首まわりの不調に拍車をかけることがあるため、女性特有の生理的リズムも考慮したケアが重要です。

以上のように、春に起こる肩こり・首こりは単なる姿勢や筋肉の問題ではなく、自律神経・呼吸・ホルモン・睡眠など複数の生理システムの乱れが背景にあるのです。

だからこそ、運動やストレッチだけでは根本改善が難しく、生活習慣と体の使い方の両面からの見直しが必要になります。

体のゆがみの解説

肩こりや首こりの背景には、姿勢の崩れや動作のクセが密接に関係しています。

例えば、右利きの方がパソコンのマウスを右手で操作し続けると、肩の高さや筋緊張の左右差が生まれ、首から背中にかけてアンバランスな筋活動になります。

また、精神的な緊張状態にあると、肩が自然にすくんだり、猫背気味になったりといった姿勢を取りやすくなります。

それが持続することで首や肩へのストレスが蓄積します。

このような習慣が続くと、首や背中をうまく使うことができず、筋肉だけでなく関節の動きも制限されてしまいます。

結果として、肩こりや首こりが慢性化し、頭痛や吐き気を伴うケースも見られます。

なお、骨盤が歪んでいるから不調が出るといった言い回しがありますが、骨盤そのものがゆがむわけではありません。

実際には筋肉のバランスの崩れや関節の使い方の偏りがゆがみとして姿勢に表れるものです。

体の構造上、骨盤が単独で変形することはありません。

対策



春の肩こり・首こりを根本的に軽減するには、単に揉んで楽になる対症療法ではなく、なぜ筋肉がこるのか?という原因へのアプローチが不可欠です。

以下に、日常生活で注意すべき具体的なポイントを専門的に解説します。

■ 1時間に1回の姿勢リセット


・筋緊張の持続を断ち切る


長時間同じ姿勢を取り続けると、同一の筋肉に負荷がかかり、筋肉内の血流不足が起こります。

筋疲労・炎症・痛みなどを感じる組織が過敏になり、コリや痛みを引き起こします。

対策ポイント

タイマーなどをセットし1時間ごとに軽く立ち上がる

肩の上げ下げを軽く3〜5回

肩の脱力、姿勢と血流のリセットをする習慣を意識しましょう。

■ デスク環境の最適化


・重心のズレを予防する


PCモニターが低すぎると首が前に出てしまい、頭の重さ(約5〜6kg)がそのまま首〜肩にかかります。

1cm前に出るごとに、首にかかる力は倍増するとされ、これが肩こりの原因に。

対策ポイント

モニターは目線の高さに調整

椅子の高さは、肘が90度で机に乗るように調整

背もたれと腰の隙間にクッションを挟み、骨盤を立てる意識をもつ

結果として、耳・肩・股関節が一直線に並ぶ理想姿勢に近づきます。

これは筋緊張の偏りを予防する基本姿勢です。


■ 呼吸の質を意識する


・横隔膜の活用


現代人の多くは無意識に胸式呼吸になっています。

これでは首肩の筋肉に過剰な負担がかかります。

ゆっくりとした腹式呼吸により、横隔膜の上下運動が内臓を刺激して、自律神経の安定・筋肉の弛緩に繋がります。

対策ポイント

椅子に座り、背もたれに軽く寄りかかる

鼻から4秒吸ってお腹をふくらませ、口から8秒かけて吐ききる

1日3セット、朝昼晩のルティーンにする

呼吸の質を上げることは、自律神経の安定と深い睡眠にもつながる体の再起動スイッチです。

■ 夜のルーティンを整える


睡眠の質を上げる工夫

浅い睡眠は筋疲労の回復を妨げ、緊張状態を強化します。

ポイントは、脱力してリラックスした状態で寝れるかです。

対策ポイント

就寝90分前までに38〜40℃の湯船に15分浸かる

体の深部体温を一時的に上げ、その後下がる際に眠気を促進されます。

就寝1時間前からスマホ・PCはオフ

深部体温の調整と光刺激の遮断は、睡眠に関わるホルモン分泌を促し、深い睡眠の獲得につながります。


まとめ


春は新しいスタートの季節である一方、心と体に知らぬ間に負担をかけやすい時期でもあります。

特に肩や首の不調は、ストレスが溜まっているよ、無理していない?という体からのサインかもしれません。

無理に我慢せず、生活を少し見直すだけで、体は確実に変わっていきます。

長年、体の緊張状態つづいて、大きく体がゆがんでいる方も多くおられます。

今回お伝えした対策をしたけれどあまり変化が感じれない方は、大きく体がゆがんでいるかもしれません。

その際は体のゆがみを整える専門的な施術が必要となります。

国家資格を持った専門院へご相談ください。

当院でも体のゆがみから症状へアプローチをする施術を行なっております。

お困りの際は一度ご相談ください。



2025/04/16

なんとなく体がだるい

やる気が出ない

朝起きても疲れが残っている

最近、んな不調を感じていませんか?

はじめに 


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。

今回のご相談は30代の女性Rさん

仕事、家事と忙しい毎日を過ごされる中で、どうも体調がすぐれない。

内科で相談されたのですが特に異常はないとのことでした。

自律神経が関係しているかもしれないという事で筋肉の緊張を緩めるお薬を処方されたそうです。

以前肩こりでお悩みの際、当院に通院されており今回ご相談を受けました。

こうした不調の背景には、春の気温差が大きく関わっています。

環境省の調査でも、寒暖差は「体調を崩す主な要因」のひとつとされており、医学的にも気温や気圧の変動が自律神経に影響を与えることが明らかになっています。

本記事では、自律神経が乱れる具体的な原因と、姿勢や体の使い方の問題点、日常生活で気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

また体の体のゆがみからアプローチする整体による整え方についてご紹介します。

季節の変わり目に不調を感じやすい方が、根本からの改善に向けて一歩を踏み出せるよう、お手伝いできれば幸いです。

気温差が激しい春、体調不良でお悩みの方のお役に立てる内容です。

ぜひ最後までお読みください。


自律神経の乱れを引き起こす主な原因


自律神経は、交感神経と副交感神経から成り、心拍・呼吸・消化・体温調整などを無意識にコントロールしています。

春にこのバランスが崩れやすくなるのは、以下のような複数の要因が重なるためです。


  • 寒暖差による体温調節への負荷

1日の中で10℃以上の気温差があると、体は何度も体温調節を迫られます。

体温調整をする自律神経に負荷がかかることで、緊張とリラックスの切り替えがうまく出来なくなります。

そうすると、筋肉の緊張状態をうまく解除できなくなります。

緊張状態が続いた体は、疲労感や不眠などの不調が現れやすくなります。


  • 気圧変動による影響

春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節です。

気圧の急激な変化は自律神経に影響を与え、頭痛・めまい・倦怠感などを引き起こします。

また、睡眠の質も悪化し、自律神経がリセットされず、翌日の不調につながります。


  • ホルモンバランスの変動

女性ホルモンと自律神経はともに脳の視床下部でコントロールされています。

ストレスや季節要因によるホルモン分泌の乱れが、自律神経の働きにも影響を与えます。



体のゆがみの解説



自律神経と体のバランスは密接に関わっています


体のゆがみとは、日常の使い方や姿勢のクセにより、体がアンバランスになっている状態です。

例えば、猫背状態の姿勢は、胸を圧迫し、呼吸が浅くなります。

浅い呼吸は緊張状態と同じで交感神経を刺激し、副交感神経の働きを妨げます。

ゆがみにより全身に行き渡る血液に流れも悪くなります。

血液によって酸素と栄養が運ばれます。

ゆがんだ状態では体は酸欠状態になりさらに筋肉の緊張を強めます。



背骨は自律神経の通り道です。


背骨のカーブが乱れていたり、筋肉の左右差が大きかったりすると、神経の伝達にも影響が出やすくなります。

立ち方や歩き方のクセにより、片側の足や腰に負担が集中すると、それを補うために別の筋肉が緊張し、体全体のバランスが崩れてしまいます。

その結果、自律神経も緊張状態が続くことになり、慢性的な疲労感や不調を引き起こします。

整体では、こうした体の状態を把握し、体のゆがみをとることで自律神経症状にアプローチします。

ゆがみが整い、血液の流れが回復し、酸素、栄養が運ばれることで体の緊張が緩み、症状は回復に向かいます。

今回ご相談いただいたRさんも以前、肩こりの際に整えた体に使い方のクセでゆがみが出ている状態でした。


自律神経を整える3つの対策


整体によるケアと併せて、日常生活の中でも自律神経の働きを助ける行動が大切です。

特に「気温差対策」は、春特有の自律神経の乱れを防ぐために重要な要素です。


服での体温調整


寒暖差のある春は、インナー・ミドル・アウターを重ね、脱ぎ着で調整できる服装が基本です。

ストールやカーディガンなど首まわりの保温も意識しましょう。

一枚多いかも?は脱ぐことで調節できます。

上に羽織れるものなどを余裕を持って外に出るようにしましょう。



朝の温活ルーティン


朝は白湯を1杯飲む、軽くストレッチする、朝日を浴びるといった習慣が、朝の交感神経のスムーズな動きだしを助けてくれます。

体を温める、動きやすい状態にしてから動くという意識で習慣として取り入れてみてください。



冷えのリセット


外から帰ったら靴下を履き替える、足湯をする、温かい飲み物を摂るなど、冷えた体を意識的にリセットしましょう。

無意識の間に体は冷えていることが多いです。

帰宅後に温めることで、自律神経の疲労をやわらげます。

38~40℃のぬるめの湯に15分程度浸かる入浴法も良いでしょう。

緊張した交感神経をリセットし、眠りの質を高める効果が期待できます。

 


まとめ


春は、気温差・気圧・環境変化・などが重なり、自律神経が不安定になりやすい季節です。

「原因がわからない不調」も、実はこの自律神経の乱れから来ている可能性があります。

整体では、姿勢や体のバランスを整えることで、筋肉や神経の緊張を和らげ、自律神経の働きをサポートすることが可能です。

さらに、日常生活での注意点を組み合わせることで、心身の不調は徐々に改善していきます。

なんとなくしんどいを放っておかず、動きやすい体にリセットしましょう。

春の体調不良でお悩みの方は一度ご相談ください。


2025/04/05

「肩こりがキツくなってくると吐き気がする…」

「肩こりと吐き気は関係があるんですか?」

このようなご相談を受けました。

はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

慢性的な肩こり、ストレッチやマッサージをしても一時的にしか楽にならない。

肩こりがだんだんと強くなってくると吐き気までしてくる。

このような症状でお悩みではないでしょうか?

今回の記事では、なぜ肩こりで吐き気をも感じるのか?

体の構造や神経のつながりによって、肩こりが吐き気を引き起こすメカニズムについて解説します。

慢性的な肩こり、吐き気を感じる肩こりでお悩みの方のお役に立てる記事になっています。

ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。

肩こりと吐き気の関係


1. 自律神経の乱れと肩こり


肩こりが慢性化すると、筋肉の緊張が神経系に悪影響を与えます。

筋肉の緊張により自律神経(じりつしんけい)のバランスが崩れてしまいます。

◆ 自律神経とは?

自律神経は、私たちの意思とは関係なく体を調整している神経です。

たとえば、心拍・呼吸・消化・体温などを24時間休まずコントロールしています。

この自律神経には、
交感神経(こうかんしんけい):活動・緊張・ストレス時に働く


副交感神経(ふくこうかんしんけい):休息・リラックス時に働く

という2つの働きがあり、これらのバランスが崩れると、体の調整がうまく行かなくなります。



◆ 肩こりと自律神経の関係

自律神経は脳から背骨、首の後ろ、背中を通ります。

肩の筋肉の緊張が強くなると刺激されてバランスが乱れやすくなります。

とくに、肩こりがひどくなったときに吐き気を感じる人は、自律神経が関わっている可能性が高いです。

2. 血流障害による脳の酸欠


肩こりで筋肉が硬くなると、首〜肩〜後頭部周辺の血流が悪くなります。

脳に送られる酸素量が低下し、いわゆる脳の酸欠状態が起こりやすくなります。

これにより、めまいふらつき吐き気集中力の低下などの症状が現れます。

特に後頭部に広がる肩こりや頭痛がある場合は、この血流障害と脳への影響が疑われます。

3. 首の骨と迷走神経の関係


私たちの首の前を通っている「迷走神経(めいそうしんけい)」は、胃腸や内臓の働きをコントロールする重要な神経です。

この迷走神経は首の骨の近くを通っています。

首の歪みや首周辺の筋緊張によって刺激されると、吐き気・胃の不快感・食欲低下などの症状を引き起こします。

とくに、以下のようなケースでは迷走神経が関係していることが多いです:


首を動かしたときに気分が悪くなる


スマホやパソコンの使用後に吐き気が出る


肩こりが強くなると、胃もムカムカする

4. ストレス要因


肩こりと吐き気には、ストレスも大きく関係しています。

ストレスを感じると、人は無意識に肩に力が入り、呼吸が浅くなります。

それが筋肉の緊張を招き、肩こりと自律神経の乱れを同時に引き起こします。


体の歪みとの関係


自律神経は、脳から背骨の中を通り、全身の内臓・血管・筋肉へと信号を送る役割を持っています。


特に、首・背中・腰など日常生活でよく動かす部分に重要な神経の通り道が集中しているのです。

姿勢や骨格のバランスが崩れると、神経が圧迫されたり、刺激されます。

猫背になっていると、首まわりの交感神経が過剰に刺激されるます。

背骨がゆがむと、左右の神経伝達にアンバランスが生じます。

腰まわりの筋肉が硬く緊張すると、内臓の働きに影響が出ます。

このように、体のゆがみがある状態では自律神経が正常に働きにくくなる=自律神経の乱れが起こるのです。


姿勢の崩れがストレス反応の関係


前かがみや猫背の姿勢が続くと、次のような変化が起こります:

呼吸が浅くなり、交感神経が優位に → 常に「緊張モード」
背中や首の筋肉が硬くなり、血流低下 → 頭痛・めまい・吐き気


内臓が圧迫され、消化機能が低下 → 胃もたれ・便秘・食欲不振

体のゆがみがストレスとなり、自律神経に影響を与えてしまうのです。

姿勢が悪いだけと思っていても、実際には全身のバランスに影響を及ぼ巣ことで体調不良につながる大きな要因となっているのです。

そして歪んだ体を支えようとすることで無意識で体が緊張状態になります。

体が緊張した状態=交感神経が緊張した状態です。

まとめ


肩こりと吐き気は、筋肉の緊張と自律神経の関係が深く関わっています。

自律神経の乱れ・血流障害・迷走神経への影響などが重なることで、肩こりが吐き気という形で現れてくるのです。

ストレッチやマッサージで楽にならない理由はそこにあります。

この記事を読んで「私の肩こりは自律神経が関係しているかも?』

そう思われた方は一度体のゆがみに目を向けてみてください。

無意識で怒っている体の緊張を緩む状態にすることで、体は楽になります。

当院では体のゆがみから症状にアプローチする施術を行なっています。

慢性的な肩こり、吐き気を感じる肩こりでお悩みの方は、一度後相談ください。





2024/12/27

毎日デスクワークをしていると肩や首がパンパンに張って、肩が重い。

寝る時になっても重だるく夜もぐっすり眠れません

特にひどい肩こりに悩まされるようになってから、目の疲れも強く感じるんです……





はじめに


 


こんにちは。大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。  
 現代の働く女性にとって、デスクワークによる体の不調はご相談を受ける中でもかなりの割合を占めます。  
 慢性的な肩こりや眼精疲労は仕事を続けていく上で何とかしたい問題ですよね。
寝て体を休めたら朝はスッキリ! 
そんな体が理想ではないでしょうか?
この記事では、肩こりと眼精疲労について、原因と対策をわかりやすく解説します。

 

 


肩こりと眼精疲労の原因とは?




肩こり、眼精疲労の原因は体の歪みです。
体がゆがむことのより、肩や目の周りにうまく血液が運べない状態になっています。
通常は筋肉の緊張が続いても体を動かすことや、休息を取ることで緊張状態が解除されて血流が改善します。
血液が体の隅々まで運ばれることで、酸素と栄養が体の組織に運ばれます。
ゆがんだ状態では上手く酸素と栄養を肩や目の周りの組織に運ぶことが出来ないため、負担がかかります。
肩こりと眼精疲労が悪化するサイクル  
 1. 筋肉の緊張   長時間パソコンや見続けることで、目の周りの筋肉の緊張状態が続きます。
 血流が滞り、目の周囲に疲労感が出ます。

特に目の疲労が原因で首や肩の筋肉が影響を受ける理由は、筋肉と神経の連携にあります

目の周囲の筋肉が緊張すると、その信号が首から肩にかけての筋肉に伝わります。

視点を固定するために目と同時に肩、首の筋肉を緊張させて動きを固定するように使います。
長時間のデスクワーク中に目を酷使すると、目の焦点を合わせる働きが鈍くなります。
そうすると自然に前屈みの姿勢をとることでピントを合わせるようになります。
これにより、前屈みの姿勢が強調され、肩甲骨周りの筋肉も緊張します。
筋肉の緊張により血流がさらに悪くるため、肩こりが慢性化してしまいます。 

 2.自律神経の乱れ  
さらに、眼精疲労が続いていると、自律神経系への影響が出てきます。 
自律神経は体内の筋肉や血管の働きをコントロールしていますが、目の疲労によって交感神経が過剰に優位になると、筋肉の緊張状態が続きます。
この悪循環が慢性的な肩こりを考える主なメカニズムの一つです。   
長時間の目の酷使 → 交感神経が過剰に働く   
 筋肉の緊張が高まる → 血流が悪化   
 酸素や栄養を上手く運べない→ 筋肉の緊張が慢性化   
 睡眠不足やストレス増加 → 自律神経がさらに乱れる   
 このようなサイクルでと自律神経の乱れが肩こりを悪化させます。 
目を休ませる習慣を取り入れることで、この悪循環を断ち切ることが大切です。       

 簡単セルフケア  

 

 ホットタオルで目元を温める軽く濡らしたタオルを電子レンジで温めます。
温めたたタオルを目元に置き、5分間リラックスしましょう。
温めすぎて火傷しないように注意してください


 


日常生活での注意点

   
  • 1時間ごとに休憩を取る   
パソコン作業の合間に5分間の休憩を取り、目と肩の筋肉を休ませましょう。
深呼吸や伸びをして脱力するのも良いでしょう。   
  • 正しい姿勢を心がける   

 椅子に深座る際、背筋を伸ばし、頭が前に出ないように注意して座りましょう

  • 適度な運動を習慣にする 
ウォーキングやヨガなど、全身を動かす運動を週2~3回取り入れると効果的です。    

  • 寝室に携帯、タブレットを持ち込まない。  

ついつい見てしまう携帯やタブレット目を休めるために寝るギリギリまで画面を見続けることをやめましょう。         

 まとめ  

 

 眼精疲労と肩こりの関係を紐解くと、日々の生活習慣や姿勢、体の使い方がとても重要になります。
特に長時間のデスクワークによる目の酷使や姿勢の乱れは、肩や首の筋肉に大きな負担をかけ、ひどい肩こりや慢性的な不調を引き起こす原因となります。
また、これらは体のゆがみや自律神経の乱れとも深く関係していて、放置するとさらなる悪循環を招く可能性があります。   
 今回ご紹介した、日常生活での注意点を取り入れることで、まずは体の使い方に気をつけてみてください。
目を温める習慣は、即効性が高くリフレッシュにもつながるため、特にお仕事の休憩時間に取り入れるのがおすすめです。
また、定期的な脱力や正しい姿勢を意識することで、体全体の緊張を緩めることにつながります。
肩こりが徐々に軽減されるのが実感できれば続けてみてください。    大切なのは、無理のない範囲で「続けること」です。
一度に完璧を目指すのではなく、できることから少しずつ始めることで、健康的な体と心を取り戻す第一歩となります。
日常生活での注意点を試したけれど改善が見られない方は、体が大きくゆがんでいる可能性があります。
一度、国家資格を持つ専門的な機関での受診をおすすめいたします。
当院でも相談をお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

肩こりや眼精疲労を克服し、快適な毎日を手に入れるために、一緒に一歩ずつ前進していきましょう。


2019/08/04
  • ベッドから起き上がる時にめまいがする
  • イスからの立ち上がった時にめまいがする
このような症状でお悩みではないですか?

肩こりが辛くて通院中の患者さん
「そういえば整体ってめまいにも効くんですか?」
「ずっと続いていた立ち上がった時のめまいが最近でなくなったんです。」
確かに、初診時の問診表にはいっぱいお悩みの症状に〇が付いていました。

体の様々な症状は体のゆがみを取ってあげると楽な方向へ変化していきます。
歪んでまっすぐに立ててない状態ではめまいも起きますよね。

当院では肩こりだから肩こりの治療をするわけではなく、体全体のゆがみを検査で確認します。
その上で、歪みが取れ楽な状態になっていただく施術を行います。
肩こりも楽になり、めまいも出なくなり喜んでいただけました。

もしあなたが立ち上がる際のめまいでお悩みでしたら、一度ご相談ください。

2015/06/03
大阪市北区の整体 てんま活法整骨院の木下です

  • 病院で検査したけれど異常がないといわれた。
  • 薬を飲んでいるけれど一向に改善しない。
  • 急にめまいが出るので不安だ。

めまいの症状は本人しかわからず、悩んでいる方が多くおられます。

病院で検査して異常がない原因がわからないと

  • 気持ちの問題です。
  • 疲労やストレスです。
  • 自律神経の乱れです。

などと言われ具体的な改善策を提案されないことも多くあります。

本人は苦しんでいるのに見放すようなことを言われた方もおられるようです。

病院の検査で出ない異常

東洋医学では体の気・血・水の流れの滞りがあるとめまいが起こると考えます。

・ストレートネックなどの首や背骨のゆがみ
・頭蓋骨のゆがみにより体の流れが悪くなっている。
・体のゆがみによる自律神経の乱れ。

原因がわからないのではなく、レントゲンやMRIには写らない体の異常があるのです。

また、めまいと同時に

  • 逆流性食道炎
  • 不眠
  • 頭痛

などの症状を合わせて持っておられる方が多くおられます。

体の気・血・水の流れを整体で整えることでめまいが改善される方が多くおられます。

めまいでお悩みの方は1度ご相談ください。

てんま活法整骨院

まずはお気軽にお問合せくださいね。

電話番号:06-6352-7800

所在地 :大阪市北区松ヶ枝町1-41

JR東西線 大阪天満宮駅より徒歩6分 地下鉄南森町駅より徒歩8分

営業時間:平日 9:00〜21:00

     土曜 9:00〜18:00

休診日:木曜日・日曜日・祝日


・アクセスの詳細はこちら