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原因から根本的に治療 てんま活法整骨院
大阪市北区松ヶ枝町1-41
  1. てんま活法整骨院の治療コラム 猫背
 

てんま活法整骨院の治療コラム

当院の施術のことや、整体のこと


皆様に有益な情報を書き綴ってまいります。

じぶんんにも当てはまるな〜

こんな症状も整体でいいの?

こんな時はどうしたらいいの?

など書いていきます。

2025/07/10

自転車にまたがる時、股関節に痛みが出る

ペダルをこぐたびに股関節が詰まるように痛い

そんな症状でお悩みではありませんか?




はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

日常生活で欠かすことのできない乗り物である自転車。

自転車に乗るたびに出る痛みは、このまま乗り続けて大丈夫なのだろうかと不安になりますよね。

股関節の痛みは40代以降の女性に多く見られる症状で、加齢による変化や生活習慣、運動時のクセが重なって起こることが多いとされています。

実際、厚生労働省の調査によると、女性は男性に比べて変形性股関節症の発症リスクが高いと報告されています。

その原因は生まれ持った関節の形から日常の姿勢や体の使い方のクセ、体のゆがみといった見えない要因も深く関わっています。

本記事では、特に自転車に乗っている時に痛みを感じる方へ向けて、股関節痛の原因や体のゆがみとの関連、日常生活での注意点について、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

自転車にまたがる時の痛み、股関節痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。



■原因解説


股関節痛は、一見すると単なる筋肉の疲労や年齢による変化に思われがちですが、実際には複数の解剖学的・運動学的な要因が複雑に絡み合って発症します。

特に自転車に乗っている際の股関節の痛みには、以下のような原因が考えられます。



  • 関節唇損傷

股関節は球関節と呼ばれる構造を持ち、骨盤側の寛骨臼と大腿骨頭がはまり込む形で成り立っています。

その際、寛骨臼の縁を取り囲むように存在する軟骨性の組織が関節唇です。

関節唇はクッションの役割を担い、関節の安定性と衝撃吸収を助けますが、自転車による反復運動や長時間の負荷が加わると、亀裂や断裂を起こすことがあります。

関節唇が損傷すると、特に動き出しや方向転換時に引っかかり感や鋭い痛みが現れるのが特徴です。



  • 腸腰筋の過緊張

腸腰筋は、腸骨筋と大腰筋を合わせた総称で、腰椎から骨盤内を通り、大腿骨の内側につながる深いところを通っている筋です。

足を前に上げる動きで使う筋であるため、自転車をこぐ動作では常に使われています。

長時間の使用によってこの筋肉が過緊張を起こすと、股関節の前方に圧迫感や痛みが生じ、動かす範囲にも制限が出てくることがあります。

また、腸腰筋が硬くなると骨盤の前傾姿勢を助長し、より一層股関節へのストレスを高めてしまいます。



  • 股関節の可動域制限と代償動作

股関節の動きが制限されると、体はその不足を他の部位で補おうとします。

たとえば、股関節の屈曲が不足すると、背骨の腰部分を過度に反らせる動きで代償しようとし、結果的に腰痛を引き起こしたり、股関節への負担をさらに増大させることになります。

代償動作は、筋肉や関節に余計な負荷をかけるため、慢性的な痛みの引き金になりやすいのです。



  • 軟骨の摩耗と変形性股関節症の初期症状

股関節内には関節軟骨が存在し、関節の滑らかな動きを支えています。

しかし、年齢や過度な負荷により軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、痛みや炎症を起こします。

これが変形性股関節症の始まりです。

初期には運動時や長時間の使用後に違和感を覚える程度ですが、進行すると日常動作にも支障をきたすようになります。

まあた、股関節に痛みが出て、レントゲンなどで生まれつき関節が浅いと診断される方も多くおられます。



  • サドル位置・ペダル角度の不適合

股関節は、サドルの高さ・前後位置・ペダルの角度により、負荷のかかり方が大きく変わります。

サドルが低すぎると、ペダルをこぐたびに股関節が深く曲がりすぎる状態になり、前方の筋肉や関節を包む膜に過度な圧力がかかります。

また、ペダルの角度が足の軌道に合っていないと、膝や股関節がねじれるような動作になり、炎症や関節内への刺激が生じやすくなります。


このように、股関節の痛みには構造的・機能的・動作的な問題が複合的に関わっており、ただの使いすぎや年のせいで片付けてしまうことは危険です。

早期に原因を見極め、適切なケアを行うことが大切です。


■体のゆがみの解説


股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ重要な関節であり、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。

そのため、股関節の動きや痛みには、体全体のバランスや姿勢が深く関係しています。

特に影響を与えるのが体のゆがみです。

骨盤が前傾または後傾した状態が続くと、股関節の位置関係が崩れ、正しい動作ができなくなります。

例えば、骨盤が前に傾きすぎると、股関節が常に曲がった状態になり、腸腰筋や大腿直筋といった太ももの前側の筋肉に過剰な緊張が生まれます。

また、日常の姿勢のクセ—たとえば片脚に重心をかけて立つ、足を組む、デスクワーク中に背中を丸める—なども体や股関節のゆがみを助長します。

このような姿勢の乱れが積み重なることで、股関節にかかる負担が偏り、やがて痛みとして現れてしまうのです。

特に自転車では、体幹が前傾しやすく、骨盤が不安定な状態になりやすいため、体のゆがみが痛みを引き起こしやすくなります。

股関節痛の改善には、このような全身のバランスへの視点も欠かせません。


■対策


股関節の痛みを和らげ、悪化を防ぐためには、日常生活の中で股関節に負担をかけない動き方・環境づくりが重要です。

ここでは、自転車に限らず、生活全般において注意すべき具体的なポイントを詳しくご紹介します。



正しい姿勢の習慣化


座っているとき、立っているとき、歩いているときなど、あらゆるシーンで骨盤を立てる意識が大切です。

骨盤が前後に傾くと、股関節周囲の筋肉(腸腰筋・殿筋群など)にアンバランスな負荷がかかり、結果的に股関節を支える力が弱まります。

特に座位では、背もたれに頼らず骨盤を立てて座るよう意識しましょう。

深く腰掛け、お尻の下にある骨で体を支える感覚が大切です。

足を組むクセがある方は、無意識に体をゆがめている可能性があるため、注意が必要です。



同一姿勢の持続を避ける


股関節は、本来あらゆる方向に自由に動く関節です。

そのため、長時間同じ姿勢でいると、関節や筋肉、靭帯がこわばり、動きが悪くなります。

たとえばデスクワークや車の運転などで長く座る際は、1時間に1度は立ち上がって軽く歩いたり、股関節をゆっくり前後左右に動かす

そうすることで筋肉の緊張が長く続かないようにすることが重要です。

椅子に浅く座って猫背になっている場合も、骨盤が後傾し、股関節に圧力がかかるので注意しましょう。



自転車のポジションを見直す


ご自身の体格や股関節の動きに合ったポジションで自転車に乗ることが非常に重要です。

以下の点を意識しましょう。



  • サドルの高さ:ペダルが一番下にあるとき、膝が軽く曲がる程度が理想です。

膝が深く曲がってしまう場合は、サドルが低すぎます。



  • サドルの前後位置:股関節が窮屈に曲がらず、自然な前傾姿勢が取れるよう調整します。

座る位置が前すぎると、股関節の曲がる角度が強くなり痛みを誘発しやすくなります。



  • ハンドルとの距離:ハンドルが近すぎると体が丸まり、骨盤が倒れて・股関節の曲が理が大きくなります。

ハンドルと体の間にスペースが適度にあることで、股関節が自然なポジションで保たれます。




体重管理も重要な要素


体重が増えると、股関節にはそのぶん大きな負荷がかかります。

特に歩行や階段の昇降では、体重の3倍以上の負荷が股関節にかかるといわれています。

急激なダイエットはかえって筋力低下を招くため、バランスの良い食事と、ウォーキングや水中歩行などの有酸素運動を継続することが有効です。

このように、日常の小さな動作や環境の見直しが、股関節の健康を守る大きなカギになります。

痛みが出てからではなく、痛みが出ないように、また悪化しないように、早めの対策を心がけることが非常に大切です。



■まとめ


自転車に乗るたびに感じる股関節の痛み…

いつも痛いわけではないし、そのうち良くなるだろうと思って放置していませんか?

痛みには必ず原因があり、それは骨や筋肉だけでなく、体の使い方や姿勢のクセ、ゆがみによって生じていることが少なくありません。

原因を理解し、日常生活を少しずつ見直すだけでも、股関節への負担はぐっと軽減できます。

痛みや違和感が続く方はお近くの専門的な機関を受診してみてください。

当院でも、体のゆがみを特殊な検査で確認した後、体のゆがみから股関節にアプローチする施術を行なっています。

自転車に乗る時の股関節の痛み、股関節痛でお悩みの方は一度ご相談ください。



2025/06/27

梅雨の時期になると、なんとなく足が重く感じたる

夕方になると靴下の跡がくっきり残るほど足がむくんでくる…

そんなお悩みはありませんか?
 



はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。」

「朝は平気だったのに、夕方にはパンパン」

「だるさがひどくて動くのもおっくうになる」

といったご相談が、毎年この時期に増えてきます。

実はこの不調、単なる気のせいではなく、湿気や気圧の変化が体に影響を及ぼしている可能性があるのです。

特に女性はホルモンの影響や筋力の差から、体内の水分調整が不得意な部分があり、梅雨時にむくみやはり、冷えを感じやすくなります。

国立循環器病研究センターの報告では、気圧や気象の変化が血管や神経、自律神経系に与える影響が示されており、これが気象病として注目されています。

今回は、湿気の多い季節に足の不調を感じやすい方に向けて、なぜ梅雨に足がむくみやすくなるのか、

その原因や体のゆがみとの関係、そして日常での注意点について詳しく解説します。

原因解説


梅雨時に足のむくみやだるさ、しびれを感じる方は多く、その背景には以下のような複合的な要因が関与しています。

それぞれの項目について、具体的なメカニズムをもとに詳しく説明します。

■ 気圧の低下による血管の拡張

低気圧の状態では、大気の圧力が普段よりも下がり、体にかかる外的な圧力が減少します。

その結果、体内の毛細血管や静脈が広がります。

特に足のような心臓から遠い部位では、血液やリンパ液を心臓に戻す力が弱まるため、静脈の流れが悪くなります。

流れが悪くなることでむくみが現れ、同時に周囲の神経や筋膜が圧迫されるとはりやだるさの症状が生じます。

また、血管が拡張することで血圧が下がると、酸素や栄養が末端まで行き届きにくくなり、足の冷えや倦怠感を感じやすくなるのです。

■ 湿度上昇による体温調節機能の低下

湿度が高いと汗が蒸発しづらくなり、体温の放熱がうまくいかなくなります。

その結果、皮膚表面や筋肉内に熱がこもり、体の代謝が低下します。

代謝が落ちると、老廃物や余分な水分の排出が滞り、リンパの流れが悪化。

とくに下半身は重力の影響を受けやすく、むくみやすい部位でもあるため、この影響が顕著に出ます。


■ 自律神経の乱れ

自律神経は、血管・内臓・発汗などを無意識下でコントロールする神経系です。

特に交感神経は血管を収縮させて血流を調整する役割があるため、これが乱れると末端の血流が不安定になります。

梅雨時は、気温・湿度・気圧の変化が激しく、これに体が適応しきれず自律神経が乱れやすくなります。


その結果、以下のような症状が出現します:

血管のコントロール不良 → むくみ・冷え

内臓の働きの低下 → 消化不良・疲労感

睡眠の質の低下 → 疲れがとれない・足のだるさが回復しない

特に副交感神経が過度に働くと、体がお休みモードになりすぎて筋肉が弛緩し、血液を送り出す力が弱まりむくみにつながります。

■ 運動不足や長時間の座位による筋ポンプ作用の低下

ふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」と呼ばれ、歩行やつま先立ちなどの動きによって、下半身の血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしています。

ところが、デスクワークや長時間の車移動などで足をあまり動かさない生活をしていると、このポンプ作用が低下します。

重力によって足に血液が溜まってむくみが生じます。

このような生活習慣が長く続くと、ふくらはぎの筋肉量も低下しやすく、慢性的なむくみ体質になってしまいます。



■ 女性特有のホルモンバランスの変化

女性の身体は、月経周期を通してエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが波のように変動しています。

このうち、プロゲステロンは水分を体にため込む働きがあり、排卵後〜生理前にむくみを感じやすくなります。

加えて、40代以降の女性は更年期に差しかかり、女性ホルモンのバランスが急激に乱れ始めることも影響します。


このようなホルモン変化に加えて梅雨時の気圧変化が重なると、自律神経とホルモンの両面からむくみやだるさが増幅するのです。



このように、「梅雨時の足のだるさ・むくみ・はり」は、単なる水分過多ではありません。

外部環境(湿度・気圧)×内的要因(血管・神経・ホルモン)×生活習慣が重なって起きる現象です。

そのため、症状の軽減には単にマッサージや水分制限をするだけでは不十分で、体のゆがみ日常の使い方を総合的に見直すことが大切なのです。

体のゆがみの解説



足のむくみやだるさには、体のアンバランス、つまりゆがみも密接に関わっています。

特に次のような点が重要です。

姿勢の崩れと重心の偏り
 

長時間のスマホ操作やパソコン作業により、頭が前に突き出た姿勢や猫背になりやすくなります。

これにより体の重心が偏り、下半身に余計な負担がかかります。

左右差のある立ち姿勢・座り姿勢
 

いつも同じ足に体重をかける癖や、足を組む癖は、股関節や膝、足首の可動性や筋肉の使い方に偏りを生み、血液やリンパの流れを悪くします。


足首や足底のアライメント 

足のアーチ構造が崩れていると、歩行時に適切に血液が送り出されず、むくみの原因になります。

これにより足裏の筋肉やふくらはぎの機能が十分に発揮されません。

過去に捻挫の経験がある方や足の指をうまく使えない方は要注意です。


対策


梅雨時の足のむくみやだるさを予防・軽減するには、根本原因に対して日常生活の中でできる具体的な対処が重要です。

以下に、体使い方の観点からみた実践的な注意点を詳しくご紹介します。


■ こまめに足を動かす習慣をつける

足のむくみ対策で最も基本かつ効果的なのが、下半身を動かして血液やリンパ液の流れを促すことです。

座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢が長く続くと、ふくらはぎの筋ポンプ作用が働かなくなり、静脈やリンパの流れが停滞します。

これにより余分な水分が足に溜まり、むくみ・だるさの原因になります。

実践例

デスクワーク中は1時間に1回立ち上がり、軽く5分ほど歩く

椅子に座ったままで「かかとの上げ下げ」を20回繰り返す

電車内や信号待ち中に、つま先立ち運動を意識的に行う



■ 靴選びに注意する

足元の安定は、全身の血流バランスに大きな影響を与えます。

特に女性に多い「足に合っていない靴」「ヒールの高い靴」「足先の細いパンプス」などは、足部のアーチ構造や血流・リンパ流を妨げ、むくみの要因になります。

靴選びのポイント

足のサイズに合った靴

土踏まずを支えるインソールがあるもの

足指がしっかり動かせる幅のある設計


■ 入浴で体を温める習慣を持つ

湯船につかることは、単なるリラクゼーションではなく、毛細血管の拡張・副交感神経の活性化・老廃物の排出を促す重要な健康習慣です。

特に梅雨時は、気温の変化により体が冷えやすく、自律神経が乱れがちです。

湯船で体を芯から温めることで、内臓や筋肉の血流が改善し、むくみ・だるさの軽減に効果があります。

おすすめ入浴法

38~40℃のぬるめの湯に15~20分

湯の中で足首をゆっくり回す・足指をグーパーさせる

入浴後は冷たい水を足先にかけて軽く刺激すると引き締め効果が得られる



■ 冷房による冷えに注意する

職場や電車など、外的な冷房環境によって「足元が冷える」ことで血管が収縮し、血流が悪化。

これがむくみ・しびれ・だるさにつながります。

冷え対策の工夫

レッグウォーマーや着圧ソックスで足元の保温

薄手の膝掛けや巻きスカートを用意しておく。

冷房の風が直接当たる場所では位置を変える



まとめ


梅雨時の足のむくみやだるさ、しびれといった症状は、湿気や気圧、自律神経の影響だけでなく、体のゆがみや生活習慣とも密接に関係しています。


一時的な解消法ではなく、根本的な原因を理解し、体の構造を整えていくことが本当の改善への第一歩です。

「私のむくみも体のゆがみが関係しているのかも…」と思われた方は、ぜひ専門的な機関で一度身体のチェックを受けてみてください。

当院でも体のゆがみを特殊な検査で確認した上で体を整える施術を行っています。

湿気で足がだるい…むくみ・ハリでお困りの方は一度ご相談ください。

2025/06/26
梅雨時は朝から肩、首が重だるい。

首から後頭部にかけてハリを感じる

このような症状でお悩みではないですか? 


はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

梅雨時になると、肩や首の重だるさ、頭痛に悩まされる方からのご相談が急増します。

特に40代の女性に多く見られるこの不調。

気温差や気圧の変化が影響していると言われていますが、「なぜ梅雨になると肩こりや頭痛がひどくなるの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

実際、気象と身体の不調の関連性は医学的にも研究されており、

日本気象協会によれば、低気圧時に体調不良を訴える方の多くは気象病の可能性があるとされています。

特に、自律神経のバランスが乱れることで、筋肉の緊張や血流の悪化が起こり、肩こりや頭痛を引き起こしやすくなるのです。

さらに、梅雨時は日照時間の減少や気圧の変動により、心理的な落ち込みや睡眠の質の低下が見られることもあります。

これらの変化が積み重なり、体の疲れやすさや不調を引き起こしてしまうのです。

こうした気象由来の肩こり・頭痛には、一般的なマッサージや一時的な鎮痛薬だけでは根本改善が難しいことが多くみられます

この記事では、梅雨時に起こる肩こり・頭痛の原因を専門的に解説し、日常生活での注意点をご紹介します。

梅雨時の肩こり、頭痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。


【原因】


梅雨時に肩こりや頭痛が悪化する主な原因は以下の通りです。

・気圧の低下により血管が拡張し、神経を刺激して頭痛を誘発する


・湿度の上昇により体温調整がうまくいかず、交感神経が過剰に働く


・気象変化に敏感なタイプの人は、内耳で気圧を感知し、自律神経に影響を及ぼす


・冷房や気温差により首・肩周辺の筋緊張が増し、血流が悪化する


・日照時間の減少によって精神的ストレスが増え、筋肉の緊張を強める


・長時間同じ姿勢を続けることにより血流や代謝が低下する

また、ホルモンバランスの影響を受けやすい40代女性は、自律神経の乱れがより顕著に現れる傾向があります。

梅雨はただでさえ気圧・気温・湿度の変化が激しい季節。

それに加えてストレスや疲労が重なることで、体の大きな負担がかかってしまいます。

【原因解説】


梅雨の時期に肩こりや頭痛が悪化する大きな要因の一つが、気圧と湿度の急激な変化による自律神経の乱れです。

とくに低気圧による影響は見過ごせません。

まず、気圧が低下すると、大気から体にかかる圧力が弱まります。

人間の身体は外気圧と内圧のバランスのもとに成り立っていますが、気圧が下がるとそのバランスが崩れ、血管内圧のほうが相対的に高くなりやすくなります。

結果として、体内の血管が拡張しやすくなるのです。

この血管の拡張は、脳や筋肉、特に頭部の血流を一時的に過剰にし、周囲の神経に圧をかけてしまいます。

脳の血管周囲には三叉神経など痛みを感知する神経が分布しており、これが刺激されると脈を打つような頭痛を引き起こす原因になります。

これは、いわゆる片頭痛の典型的なメカニズムです。

また、気圧が低くなると、交感神経の活動が過剰になり、筋肉が緊張しやすくなります。

とくに首や肩まわりは、常に重い頭部を支える構造になっており、もともと負担が大きい部位です。

そこへ自律神経の乱れによる緊張が加わることで、筋肉が硬くなり、血流がさらに滞ってしまいます。

血液の流れが悪くなると、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなり、コリや重だるさといった感覚が強まります。

さらに、気圧の変化は内耳と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官にある気圧を感じるセンサーにも影響します。

内耳が環境の変化を異常と認識すると、その情報が脳へ伝えられ、自律神経系全体が過敏になるという報告もあります。

これにより、血圧・心拍・体温調節がうまくいかなくなり、肩や首の緊張・血行不良をさらに悪化させるのです。

まとめると、梅雨時の気圧変化は以下の複合的なメカニズムによって肩こり・頭痛を誘発します

大気圧の低下 → 血管拡張 → 神経刺激 → 頭痛

気圧変動 → 自律神経の乱れ → 筋緊張増加 → 血流悪化 → 肩こり

内耳刺激 → 自律神経過敏 → 体の不調

こうした一連の反応は、特にストレスやホルモン変動の影響を受けやすい40代女性にとって大きな負担となります。

普段から不調を感じている方ほど、梅雨入り前後で症状が強く出やすくなる傾向があるため、早めの対策が重要です。

【体のゆがみの解説】


梅雨時の肩こりや頭痛は、単に自律神経の乱れだけではなく、体のゆがみが大きく影響します。

体のゆがみは姿勢や動作によってさらに大きくなります。

在宅勤務や長時間のスマートフォン使用により、猫背やなストレートネックといった姿勢不良が続くと、首から肩の筋肉が常に緊張した状態になります。

このような体の使い方、姿勢のクセは、筋肉のアンバランスや過緊張を生み、体全体の動きにも悪影響を及ぼします。

筋肉や関節の使い方に偏りが出ることで、動きによってどんどん体のバランスがズレてくるという点です。

特に首の骨と肋骨まわりの動きが低下している方は、呼吸が浅くなり、リラックスをつかさどる副交感神経がうまく働かなくなります。

結果として、肩や首まわりの筋肉はますます緊張し、頭痛や重だるさへとつながるのです。



【対策】


梅雨時の肩こり・頭痛を防ぐためには、日常生活での体調管理が重要です。

以下の点に気をつけましょう。

・外出時は首元を冷やさないようスカーフやストールを活用する


・湿度が高い日は除湿器やエアコンのドライ機能で湿気を管理する


・朝晩の気温差に備えて、衣類でこまめに体温調整を行う


・入浴でしっかりと体を温め、交感神経と副交感神経の切り替えを促す


・ストレスを感じたときは、意識的に深呼吸し、気分転換の時間を作る


・寝る前にスマホを長時間見ないようにし、睡眠の質を高める


・軽い体操や伸びで体をこまめに動かす習慣をつける

これらの工夫は、体温や血流、自律神経のバランスを保つための基礎となります。

加えて、肩や首への負担を軽減するための姿勢改善も重要です。

自分では気づきにくい姿勢のクセを見直すには、専門家のチェックも良いでしょう。

【まとめ】


梅雨時に感じる肩こりや頭痛は、決して気のせいではありません。

気圧や湿度の変化により自律神経が乱れ、筋肉の緊張や血流の滞りを引き起こすことで、不調が現れているのです。

「毎年この季節になるとツラい…」

「一時的なケアでは効果が続かない…」

とお悩みの方は、ぜひ一度、専門家によるチェックを受けてみてください。

当院でも体のゆがみを整えることで症状にアプローチアプローチする施術を行っています。

梅雨時の肩こり、頭痛でお困りの方は一度ご相談ください。

2025/04/25
夕方になると、腕から手にかけてズーンと重くて 

腕をマッサージしても一向に楽にならない。

このような症状でお困りではないですか?

はじめに 


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。

デスクワーク中心の仕事に加え、帰宅後もスマホを見る時間が長い

同じ姿勢が続くと腕がだるくなる。

肩から腕への重だるさがいつの間にか日常化している。

今回ご相談いただいたAさん、デスクワークをされている30代女性です。

初めは疲れがたまってるのかなと軽く見ていたそうです。

自分でストレッチをしたり、サウナでマッサージを受けていたそうです。

なかなか楽にならず徐々に手のしびれや感覚の違和感まで感じるようになってきた。

しびれるのはおかしい感じて来院されました。

このような症状に心当たりがある方は、斜角筋症候群という状態が隠れているかもしれません。

斜角筋症候群とは、首の前側にある筋肉斜角筋が、腕に向かう神経や血管を圧迫している状態です。

腕や手にかけて重だるさ、しびれ、冷えなどの不快な症状を引き起こすものです。

一見すると首や肩の疲労のように思える症状ですが、実はその背景には、姿勢の崩れや体のゆがみ、

さらには日常の些細なクセまでもが関係していることが多いのです。

この記事では、斜角筋症候群の仕組みを解剖学や姿勢・生活習慣の視点からわかりやすく解説し、

症状の原因や対策、そして根本にある体のゆがみについてもご紹介します。

腕の重だるさでお悩みの方のお役に立ってる記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

原因解説


斜角筋症候群は、首の側部にある前斜角筋、中斜角筋が緊張を起こし、

その近くを走行する神経や血管を圧迫することで、腕や手にさまざまな症状を引き起こします。

主な症状としてまず挙げられるのが、重だるさです。

これは、長時間のデスクワークやスマホ操作の後、腕が鉛のように重く感じたり、夕方になると力が入りにくくなる感覚です。

特に、パソコンのマウス操作などで片側の腕だけを酷使する習慣がある方に多く見られます。

次に多いのがしびれです。

腕の外側や手のひら、指先などにピリピリとした感覚が現れ、ときには感覚が鈍くなります。

これは斜角筋の緊張によって、神経が圧迫されて神経伝達が阻害されることが原因です。

冷感や蒼白も特徴的な症状です。

圧迫によって血管の流れが悪くなると、血液が手先まで届きにくくなり、手が冷たく感じられたり、色が白っぽくなることがあります。

寒くないのに手だけが妙に冷めたいという方は注意が必要です。

症状が進むと、握力の低下や物を落としやすいといった症状も。

ペットボトルのふたを開けにくくなったり、カバンを持っていて落としそうになるなど、日常生活に不便さを感じることもあります。

こうした運動機能の低下も、神経の圧迫が長期化した結果起こります。

その他にも、斜角筋が緊張することで首・肩まわりの痛みやコリ感、耳鳴り、頭痛といった不定愁訴を併発するケースもあります。

これは筋肉の緊張が周囲の組織に影響を与えることに加え、自律神経のバランスが乱れるためと考えられています。

このように斜角筋症候群は、単なる腕の不調にとどまらず、体全体に波及する症状を伴うことがあるため、早期の対処が非常に重要なのです。


体のゆがみの解説


斜角筋症候群の背景には、局所的な筋肉の緊張だけでなく、体全体のゆがみ」が深く関係しています。

ゆがみ=骨がズレているといったイメージがありますが、実際には骨盤や背骨が大きくズレることは稀です。

筋肉の緊張や関節の動きに偏りが生まれることで、体はゆがんでいる状態になるのです。

このゆがみは、多くの場合、日常の何気ない動作のクセから生まれます。

  • 毎日同じ肩でバッグを持つ
  • 足を組むのがクセになっている
  • 片足に体重をかけて立つ
  • スマホを長時間うつむいて見る

こうしたクセが積み重なると、筋肉の左右バランスが崩れ、関節の動きにも偏りが生まれます。

すると、肩が内側に巻き、背中が丸まり、首が前に出る姿勢が定着してしまうのです。

この姿勢では、自然と斜角筋にも過剰な負荷がかかり、やがて神経や血管への圧迫につながります。

つまり、首の筋肉の問題に見えて、実は体全体の使い方のクセが影響しているのです。

だからこそ、斜角筋症候群を本当に改善するには、局所ではなく、全体のバランスを見直す必要があるのです。

対策


斜角筋症候群の症状を緩和・予防するには、普段の生活の中で負担のかかりにくい体の使い方を意識することがとても重要です。

以下のような習慣の見直しが効果的です。

① 姿勢の見直し


  • デスクワークでは椅子に深く腰掛け、骨盤を立てて座る
  • 画面の高さを目線の高さに調整することで、首の前傾を防ぐ
  • 肘や手首の角度を無理のない位置に保ち、肩が力まないように意識する

同じ姿勢が続くことも筋肉の緊張につながります。

1時間に一度は動いて姿勢を変えるようにしましょう。

② スマホの使い方


  • スマホを操作する際は、できるだけ目の高さまで持ち上げて見る
  • ベッドでうつ伏せや横向きで長時間使わない
  • スマホを使わない時間を意識的に作り、首への負担を減らす

③ 立ち方・歩き方の工夫


  • 片足重心を避け、両足にバランスよく体重を乗せて立つ
  • あごを軽く引き、視線は少し遠くを見るようにする
  • 肩の力を抜き、腕を自然に振って歩くことで、肩や首の緊張を減らす

これらはどれも大きな負担を伴うものではありませんが、毎日の積み重ねが姿勢と筋肉バランスに大きな違いを生みます。

まとめ


腕や手の重だるさやしびれ、それは単なる疲れではなく体の使い方からのSOSかもしれません。

斜角筋症候群は、首の筋肉の緊張が原因で神経や血管が圧迫されることで起こる症状です。

その背景には、長年の姿勢や動作のクセによって生まれた体のゆがみが深く関係しています。

症状に悩む方の多くが、マッサージに行ってもすぐ戻ると感じています。

それは、表面的なケアだけではなく、体全体の使い方や生活習慣を見直すことが必要だからです。

だからこそ、まずは自分の体のクセに気づくことが第一歩。

完璧な姿勢を目指す必要はありません。

少し意識を変えることが、結果として大きな変化につながっていきます。

今回お伝えした対策を取り入れてみてください。

それでも腕の重だるさが変わらない方は体のゆがみに対する専門的な施術が必要かもしれません。

当院では体のゆがみにアプローチをする施術を行なっています。

腕の重だるさ、斜角筋症候群でお悩みの方は、一度ご相談ください。

2025/04/23
最近、肩こりがひどくなった気がする

毎年、春になると頭痛や体のだるさが出る

そんなふうに感じている方はいませんか? 


はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

特に20〜30代の女性に多いのが、春先の気候や環境変化による肩や首のこり。

厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によると、女性の自覚症状で最も多いのが肩こりです。

特に気温差・仕事環境の変化・新しい人間関係など、春は無意識のうちにストレスを溜めやすく、体のあちこちに不調として表れる時期でもあります。


本記事では、春に起こりやすい肩こり・首こりのメカニズムと、姿勢や生活習慣との関係、そして今日から実践できる対策について詳しく解説します。

原因解説



春先に肩こり・首こりが増えるのは、精神的・身体的ストレスが複雑に絡み合う季節的特徴にあります。

以下に、主な原因をより専門的に詳述します。

■ 精神的ストレスと交感神経の過活動



春は入社・異動・転勤・引っ越し・人間関係の変化など、生活環境が一気に変わる時期です。

これに伴って生じる心理的ストレスが、体の緊張樹体をコントロールする交感神経を活性化させます。

交感神経が優位な状態になると、以下のような生理反応が起こります

  • 心拍数の増加
  • 呼吸数の増加(浅く速くなる)
  • 血管収縮による末梢循環の低下
  • 筋肉の緊張上昇

特に首や肩周囲の筋肉は、交感神経優位時に収縮しやすく、その持続によって筋疲労・血行不良を招き、肩こりの一因となります。

■ 新しいデスク環境による姿勢不良



職場や在宅勤務の開始などで、椅子や机の高さ、ディスプレイ位置が変わることがよくあります。

これにより、首を突き出した姿勢を取りがちになります。

この姿勢では、頭部の重量(約4〜6kg)を支えるために、首の後ろ側の筋肉が過緊張します。

猫背姿勢になり、胸が圧迫され、呼吸が浅くなる

といった複合的な負担がかかり、慢性的な肩こり・首こりを誘発します。

■ 昼夜の寒暖差と自律神経の乱れ


春は1日の中での気温差が大きく、服装や体温調節が難しい時期です。

自律神経は体温維持に大きく関与しており、この温度変化への適応負荷が交感・副交感神経のバランスを崩す原因となります。

自律神経が乱れると

  • 血流の制御が不安定になり、筋肉への酸素供給が減少
  • 冷えによる筋緊張が強まり、回復が遅れる
  • 睡眠や消化機能にも悪影響が出て、慢性的な疲労が蓄積

その結果として、首肩まわりの筋肉に老廃物が滞留しやすくなり、コリや痛みが強く出やすくなるのです。

■ 呼吸が浅くなることによる筋緊張


ストレス状態では自然と胸式呼吸が中心になります。

このとき、肋骨を持ち上げる動きに関与する筋肉が過剰に使われるため、特に首の前側〜肩の上部の筋肉に慢性的な負荷がかかります。

また、浅い呼吸が続くと酸素摂取効率が低下し、全身の代謝活動も低下します。

これにより疲労物質が蓄積しやすくなり、筋肉痛・重だるさ・締めつけ感が強くなります。

■ 睡眠の質の低下と疲労回復の遅れ


体の疲労が回復するのに睡眠はとえも重要です。

  • 環境変化による生活リズムの乱れ
  • ストレスによる脳の覚醒
  • 夜間のスマートフォン使用による眠りの質の低下

このような要因で睡眠の質が低下するとホルモンの分泌が減少し、筋肉の修復・疲労除去がうまく進みません。

結果として

  • 起床時から首肩が重い
  • 疲れが抜けない
  • 頭痛や集中力低下

などの二次症状も出やすくなります。

こうした負のスパイラルが肩こりを慢性化させる要因となります。

■ ホルモンバランスの変動



女性の場合、春のストレスはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスにも影響します。

これにより血管拡張・収縮、免疫反応、情緒の安定などが不安定になり、体がむくみやすく、筋肉がこわばりやすくなるという特徴があります。

PMS(月経前症候群)や月経周期による体調変化も、肩や首まわりの不調に拍車をかけることがあるため、女性特有の生理的リズムも考慮したケアが重要です。

以上のように、春に起こる肩こり・首こりは単なる姿勢や筋肉の問題ではなく、自律神経・呼吸・ホルモン・睡眠など複数の生理システムの乱れが背景にあるのです。

だからこそ、運動やストレッチだけでは根本改善が難しく、生活習慣と体の使い方の両面からの見直しが必要になります。

体のゆがみの解説

肩こりや首こりの背景には、姿勢の崩れや動作のクセが密接に関係しています。

例えば、右利きの方がパソコンのマウスを右手で操作し続けると、肩の高さや筋緊張の左右差が生まれ、首から背中にかけてアンバランスな筋活動になります。

また、精神的な緊張状態にあると、肩が自然にすくんだり、猫背気味になったりといった姿勢を取りやすくなります。

それが持続することで首や肩へのストレスが蓄積します。

このような習慣が続くと、首や背中をうまく使うことができず、筋肉だけでなく関節の動きも制限されてしまいます。

結果として、肩こりや首こりが慢性化し、頭痛や吐き気を伴うケースも見られます。

なお、骨盤が歪んでいるから不調が出るといった言い回しがありますが、骨盤そのものがゆがむわけではありません。

実際には筋肉のバランスの崩れや関節の使い方の偏りがゆがみとして姿勢に表れるものです。

体の構造上、骨盤が単独で変形することはありません。

対策



春の肩こり・首こりを根本的に軽減するには、単に揉んで楽になる対症療法ではなく、なぜ筋肉がこるのか?という原因へのアプローチが不可欠です。

以下に、日常生活で注意すべき具体的なポイントを専門的に解説します。

■ 1時間に1回の姿勢リセット


・筋緊張の持続を断ち切る


長時間同じ姿勢を取り続けると、同一の筋肉に負荷がかかり、筋肉内の血流不足が起こります。

筋疲労・炎症・痛みなどを感じる組織が過敏になり、コリや痛みを引き起こします。

対策ポイント

タイマーなどをセットし1時間ごとに軽く立ち上がる

肩の上げ下げを軽く3〜5回

肩の脱力、姿勢と血流のリセットをする習慣を意識しましょう。

■ デスク環境の最適化


・重心のズレを予防する


PCモニターが低すぎると首が前に出てしまい、頭の重さ(約5〜6kg)がそのまま首〜肩にかかります。

1cm前に出るごとに、首にかかる力は倍増するとされ、これが肩こりの原因に。

対策ポイント

モニターは目線の高さに調整

椅子の高さは、肘が90度で机に乗るように調整

背もたれと腰の隙間にクッションを挟み、骨盤を立てる意識をもつ

結果として、耳・肩・股関節が一直線に並ぶ理想姿勢に近づきます。

これは筋緊張の偏りを予防する基本姿勢です。


■ 呼吸の質を意識する


・横隔膜の活用


現代人の多くは無意識に胸式呼吸になっています。

これでは首肩の筋肉に過剰な負担がかかります。

ゆっくりとした腹式呼吸により、横隔膜の上下運動が内臓を刺激して、自律神経の安定・筋肉の弛緩に繋がります。

対策ポイント

椅子に座り、背もたれに軽く寄りかかる

鼻から4秒吸ってお腹をふくらませ、口から8秒かけて吐ききる

1日3セット、朝昼晩のルティーンにする

呼吸の質を上げることは、自律神経の安定と深い睡眠にもつながる体の再起動スイッチです。

■ 夜のルーティンを整える


睡眠の質を上げる工夫

浅い睡眠は筋疲労の回復を妨げ、緊張状態を強化します。

ポイントは、脱力してリラックスした状態で寝れるかです。

対策ポイント

就寝90分前までに38〜40℃の湯船に15分浸かる

体の深部体温を一時的に上げ、その後下がる際に眠気を促進されます。

就寝1時間前からスマホ・PCはオフ

深部体温の調整と光刺激の遮断は、睡眠に関わるホルモン分泌を促し、深い睡眠の獲得につながります。


まとめ


春は新しいスタートの季節である一方、心と体に知らぬ間に負担をかけやすい時期でもあります。

特に肩や首の不調は、ストレスが溜まっているよ、無理していない?という体からのサインかもしれません。

無理に我慢せず、生活を少し見直すだけで、体は確実に変わっていきます。

長年、体の緊張状態つづいて、大きく体がゆがんでいる方も多くおられます。

今回お伝えした対策をしたけれどあまり変化が感じれない方は、大きく体がゆがんでいるかもしれません。

その際は体のゆがみを整える専門的な施術が必要となります。

国家資格を持った専門院へご相談ください。

当院でも体のゆがみから症状へアプローチをする施術を行なっております。

お困りの際は一度ご相談ください。



2025/03/27
「またきた…」
出勤前のバタバタした朝
ふとした瞬間にズキズキと脈打つ痛みがこめかみに。
飲みすぎたとかもなく、普通に過ごしているだけなのに。。
今回、ご相談いただいた30代女性Sさんのお悩みの声です。


はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

厚生労働省によると、日本では1000万人が片頭痛に悩んでいると報告されています。
女性に多く、男性の約3.6倍、特に20〜40代に集中しています。
仕事や家事によるストレス、スマホやPCによる目や首の疲れ…
痛み止めを飲んでしのいでいるけれど繰り返す痛みは辛い。

脳や血液検査では異常が無いのになぜこんなに繰り返すの?
と、疑問を感じたことはありませんか?

実はそこに、体のゆがみという見落とされがちな根本原因が隠れているのです。

見過ごされがちな体の使い方のくせが、あなたの片頭痛を引き起こしているのです。
今回は片頭痛の原因、体のゆがみとの関係について詳しく解説します。
片頭痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。


原因解説


片頭痛の直接的な原因は、脳の血管が拡張し、その周囲の神経が刺激されることとされています。

しかしこの血管拡張を引き起こす背景は、人によってさまざまです。

例えばストレス・疲労・睡眠不足・月経周期などが引き金になることがあります。

最近では、神経がなぜ過敏になってしまうのか?という視点から、体の姿勢や筋肉のアンバランスに注目が集まっています。

例えば、パソコン作業が長くなると、頭が肩より前に出た頭部前方位という姿勢になります。
この状態が続くと、首や肩の筋肉が緊張し続け、頭部への血流が悪くなります。
その結果、片頭痛が発生しやすい体の状態ができあがってしまうのです。
さらに巻き肩や猫背、ストレートネックなどの姿勢不良は、頭の位置を不安定にし、血液の流れを滞らせます。
筋緊張性の頭痛は頭の問題と思われがちですが、実は全身のバランスの崩れが関与しているケースが非常に多いのです。
あなたの片頭痛は痛みのある頭に問題があるのではなく、体の土台に無理がかかっているサインなのです。
また、肩甲骨や肋骨の動きの悪さも、呼吸の浅さや筋肉の緊張につながり、片頭痛の発症に影響を与えます。
呼吸が浅くなると自律神経も乱れ、片頭痛の頻度が高まります。

 体のゆがみの解説 


体がゆがんでいると聞くと、骨盤がズレてる?背骨が曲がってる?とイメージする方も多いでしょう。
しかし実際には、骨が変形していることは少なく、筋肉や関節のバランスが崩れている状態を指します。
たとえば、片足に体重をかけて立ついつも同じ肩にバッグをかける、デスクワーク中に足を組む。
こうした気づかずにやっている習慣が、骨盤や背骨に微妙なズレを生じさせます。
そのズレが首の角度や頭の位置にも影響を与え、最終的に頭部周辺の筋肉や神経へのストレスへとつながるのです。
また、かたよって体を使う習慣が体の緊張を生みます。
筋肉の緊張は体の血の流れに大きく影響します。
とくに重要なのが首と頭の境目の部分。
ここは非常に神経や血管が密集しています。
頭を支えるために首に筋肉が緊張すると神経や血管が影響を受けます。
体がゆがむことで、片頭痛というかたちで不調が現れます
また、体のゆがみは自律神経のバランスにも関係します。
自律神経は血管の収縮、弛緩をコントロールしています。
首や背骨のゆがみが交感神経と副交感神経の切り替えを妨げ、片頭痛の引き金になります。
片頭痛の根本にあるのは、長年にわたる体の使い方のくせからくる体のゆがみ
自分ではまったく意識していなかったことが、実は大きな要因になっていることが多くあります。

対策


片頭痛の発症を防ぐためには、体がゆがみにくい習慣を意識することが大切です。

ストレッチやマッサージをする前に、体の使い方そのものを見直すことが根本改善の第一歩です。

■座り方


 座る姿勢椅子に浅く座って背中を丸めていませんか?
骨盤が後ろに倒れ、猫背やストレートネックを引き起こします。
座るときは骨盤を立てて深く腰掛け、上半身がお尻の上に乗るイメージでを座りましょう。
また、長時間座り続けることで、筋肉の緊張や血流が低下します。
こまめに立ち上がったり座り直すことで姿勢のリセットをしましょう。
1時間に1回は立ち上がって背伸びをする、トイレ休憩を兼ねて少し歩くなど、意識的に体を動かすだけでも大きく違います。

■ スマホの使い方


スマホをのぞき込む姿勢は、首への負担が大きく、前に傾むく姿勢を定着させます。
スマホはできるだけ目線と同じ高さに持ち、頭が前に出ないよう気をつけましょう。

■ 立ち方


無意識に片足重心で立っていませんか?
骨盤周辺の筋肉に偏った負担をかけ、全身のゆがみを助長します。
立ち止まるときは肩幅を意識して両足に均等に体重をかけ、偏らないよう注意しましょう。
こうした日常のちょっとしか使い方のクセを見直すことが、片頭痛の根本解決へ第一歩になります。

まとめ


片頭痛に悩む多くの方が、「また来た…」と繰り返す辛い痛みと付き合っておられます。
ただ薬を飲んでやり過ごすだけでは、根本的な解決にはつながりません。
体のゆがみや姿勢の乱れは、自分では気づかないうちに積み重なっていきます。
でも、それに気づき、生活の中の体の使い方を変えるだけで、体は確実に変化を始めます。
まずは、無意識のくせに目を向けてみてください。
あなたのその一歩が、頭痛のない安心して過ごせる毎日への第一歩になるはずです。
そして、今回お伝えした体のゆがみ対策を実践してみてください。
少しずつでも生活習慣を見直すことが、あなたの未来の健康につながっていきます。
今すぐなんとかしたい、長年体の歪みが気になっているという方は体のゆがみを整える専門的な機関を頼ってください。
当院は体のゆがみを整えることで片頭痛にアプローチする施術を行なっています。
お困りの際は一度ご相談ください。

 


2025/03/27

肩を上げるとズキッと痛む

上着を着る時に肩に痛みが出る 





はじめに


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。

今回ご相談いただいたSさん、洗濯物を干そうとした瞬間に肩に痛みが。

その後もふとした時に、腕を上げるたびに肩に引っ掛かるような痛みが出るようになりました。

病院では四十肩と診断され、痛みの出ない範囲で動かしておくようにと指導されました。

日常生活での動きの中で不意に出る痛みはなかなか治らず楽にはなりません。

痛みの出る頻度と、痛みの強さが増してきたので心配になり来院されました。

実際、40代女性の3人に1人が肩の痛みを感じているというデータもあり、四十肩は決して珍しい症状ではありません。

年齢のせいだから、仕方ないそのうち楽になるんじゃない?と我慢してしまっている方がとても多いのです。

Sさんのように動かさないと硬くなると指導されて痛みに耐えながら動かしている方も多くおられます。

四十肩でお悩みの方の多くは動かしなさいと指導されたけれど、痛みに耐えかねてご来院されます。

四十肩の対策が痛いけど動かしましょうでは辛いし不安ですよね。

痛みにはちゃんと原因があり、正しい対策があります。

「どうして私だけこんなに痛いの?」「このままずっと治らないのでは」と不安な気持ちになっていませんか?

本記事では、四十肩の本当の原因を体のゆがみという視点から解説します。

正しい知識とアプローチを知ることで、四十肩の改善は十分に可能です。

四十肩でお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください。



原因解説


四十肩は正式には肩関節周囲炎は、肩関節周囲の組織に炎症が起きることです。

腕を上げたり後ろに回したりする動作が制限されたり、痛みを感じたりする状態を指します。

医学的には加齢による変性や血流障害が主な原因とされています。

長年のデスクワークやスマホの使用により、猫背気味になっている方が多く、

その結果、肩甲骨の可動域が狭くなり、肩関節が自由に動かせなくなるのです。

また、肩の深い部分ある筋肉に柔軟性がなくなることで、関節の中で炎症が起こりやすくなります。

肩の関節は、体の中でも特に可動域が広く繊細な構造をしており、少しの姿勢の崩れや動作のクセでも大きな影響を受けます。

つまり、四十肩は単なる肩のトラブルではなく、全身の姿勢や体の使い方が複雑に絡み合った結果として起きていることが多いのです。

体のバランスを崩すことで筋肉の緊張が生まれ、血流が悪くなる。

さらに、精神的なストレスや睡眠の質も、肩の痛みに影響を及ぼす要因です。

ストレスが溜まると体が無意識に緊張し、特に首や肩まわりの筋肉が硬くなります。

その状態が続くと血流が悪くなり、老廃物がたまりやすくなって炎症を助長します。

また、睡眠中の姿勢も見逃せません。

うつ伏せで寝る、肘を枕にして寝るといった習慣は、肩関節に負担をかけます。

こうした要因が積み重なることで、気づかぬうちに肩まわりの環境が悪化し、四十肩を引き起こすのです。

動かすことで血流を改善しようとしても動かせない状態では無理に動かしても痛みを助長するだけです。



体のゆがみの解説


四十肩が起こる要因のひとつに、体のゆがみがあります。

体のゆがみというと骨盤がゆがんでいると言われることもありますが、

実際には骨盤そのものが大きくねじれたり歪んだりするわけではありません。

本当に注目すべきは、骨盤の周囲にある筋肉のバランスの崩れや、日常的な姿勢やクセによって生じるアンバランスです。

たとえば、いつも同じ足で立つ、カバンを同じ側の肩にかける足を組んで座る。

こうした日常のクセが、骨盤周囲や背中の筋肉に偏りを生み出し、それが背骨や肩甲骨の位置にまで影響を及ぼすのです。

背骨を通じて肩甲骨、肩関節は連動しています。

骨盤や背骨が不安定な状態では、肩甲骨の動きもスムーズでなくなり、結果的に肩関節に過剰なストレスがかかるのです。

その状態が続くことで、関節内に炎症が起こりやすくなり、結果として四十肩のような痛みにつながってしまいます。

「肩だけを治療しても良くならなかった」という方こそ、こうした体全体のバランスに目を向けることが改善への近道となります。

今回ご相談いただいたSさんは、右肩の四十肩に悩んでおられました。

詳しく検査していくと、左足首の古い捻挫が原因で体が傾き、それをかばう姿勢が肩に負担をかけていたことがわかりました。

つまり、肩の痛みは結果であって、原因は他の場所に潜んでいることもあるのです。



対策


四十肩を悪化させないためには、肩だけに注目するのではなく、

日常の姿勢や動作を丁寧に見直していくことが重要です。

特に意識したいのが座り方です。

椅子に浅く腰掛けて背中を丸めてしまうと、骨盤が後傾し、背骨全体が丸くなります

その結果、肩甲骨は前方に引っ張られ、肩関節の動きが制限されるのです。

理想は、坐骨でしっかり座り、骨盤を立てるような姿勢を意識すること。

背骨が自然なカーブを保てるようになり、肩への負担も軽減します。

そのほか、スマホをのぞき込むような姿勢や、荷物を常に片側だけで持つ癖なども肩や背骨のバランスを崩す原因になります。

まずは一つひとつの動作を丁寧に見直すことで、痛みの予防と回復に大きくつながります。

一日の終わりには、立った状態で鏡を見て、自分の姿勢をチェックするのもおすすめです

耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線になっているか、肩の高さが左右で違わないかを見るだけでも、体のゆがみに気づくきっかけになります。

また、座っているときは足が床につくように座ることで自然と骨盤が立ち、背筋が伸びます

簡単なことですが、毎日の積み重ねが姿勢の改善につながります。


まとめ


四十肩は、年のせい、動かさないと硬くなると思われがちです。

実際には日々の姿勢や体の使い方、そして体のゆがみが大きく関係しています。

肩は単独で動いているように見えて、実は骨盤・背骨・肩甲骨といった体の他の部位と連動して動いているのです。

だからこそ、肩だけを治療してもなかなか改善しないことが多くあります。

ストレッチやリハビリをしてもなかなか良くならない、と悩んでしまう方も少なくありません。

まずは生活の中で姿勢や動作を少し見直すことで、体のバランスが変わります。

ゆがみが整うことで、肩への負担は確実に軽くなっていきます。

まずはご自身の体のゆがみ、使い方の癖を知ることから始めましょう。

当院は体のゆがみからみた整体を行なっています。

四十肩の痛み、体のゆがみでお困りの際は、一度ご相談ください。




2025/03/06

「最近、肩こりがひどくて…」


「肩がガチガチに固まってる…」


「肩から首にまで重だるさを感じる」


忙しいし疲れてるのかな?


そんな悩みを抱えていませんか?




はじめに


こんにちは。大阪市北区、てんま活法整骨院の木下伸二です。


当院でよくご相談を受ける症状の一つが肩こりです。


多くの人が肩こり=疲れと考えがちですが、実はそれだけではありません。


肩こりには、血流の悪化、筋肉の緊張、神経の圧迫、さらには内臓の不調が隠れていることもあります。


ただの肩こりだし、まあいいかと放置していると、頭痛、めまい、手のしびれといった深刻な症状につながることも…。


今回の記事では、肩こりの本当の原因や、症状が悪化するメカニズムを分かりやすく解説します。


あなたの肩こり、本当にただの疲れでしょうか?


まずは、肩こり本当の原因を知ってください! 


1. 肩こりとは?


肩こりは、首から肩、背中にかけての筋肉が緊張し、痛みや不快感を伴う症状です。


日本整形外科学会によると、頸肩腕症候群の一部として分類されることがあります。


肩こりは、主に僧帽筋(そうぼうきん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん)、菱形筋(りょうけいきん)などの筋肉が緊張し続けることで発生します。


特に、長時間同じ姿勢を続けることが現代社会では、非常に一般的な症状となっています。


肩こりの重症度は人によって異なり、軽度の不快感から、頭痛やめまい、吐き気、腕のしびれを伴う重度の症状まで多岐にわたります。


2. 一般的に知られている肩こりとは

肩こりは、筋肉の緊張と血流の悪化が主な要因とされています。


長時間の同じ姿勢やストレスにより、肩周辺の筋肉の緊張状態が続くことで、血流が悪くなります。


血流が悪くなると、筋肉に必要な酸素や栄養が行き渡らなくなります。


さらに神経が緊張状態になることで痛みや違和感が発生します。


例えば、長時間の筋緊張により末梢神経が圧迫されると、痛みやしびれを感じます。


これが慢性化すると、軽い刺激でも痛みを感じやすくなる状態が起きます。


内臓の影響も肩こり症状となって出ます。


狭心症、心筋梗塞などの心臓疾患では左肩から背中にかけての重だるさや痛みが出ます。


肝臓疾患では右の背中から首にかけて張り感や痛みを感じることがあります。





肩こり起こす原因は体のゆがみです。


硬さや、コリを感じる肩こりの多くは筋肉が緊張している状態です。


なぜ、筋肉の緊張、血流の悪化が起きるのでしょうか?


それは体がゆがんでいることが最大の原因です。


体がゆがんでいることによりスムーズに流れるはずの血液が体の隅々まで上手く運ばれない状態になっています。


血液が酸素や栄養を運ぶことで、体の組織や細胞が新しく作り変えられたり、傷んだ部分が修復されます。


体がゆがむことで筋肉の修復、再生のサイクルが崩れて体の不調につながります。


また血液の流れが悪くなることで酸欠状態になります。


酸欠状態ではうまく体の力を抜くことが出来ず、さらなるコリへとつながるのです。


肩こり対策には体のゆがみを知ることが重要です。


日常生活での注意点

(1) 同じ姿勢での長時間の作業


長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、前かがみの姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかります。


頭の重さを支えるために首の後ろ側の筋肉が過度に緊張し、肩こりが引き起こされます。


スマートフォンやパソコンを使う時間が長くなると、無意識のうちに首を前に突き出す姿勢を取りがちです。


ストレートネック、スマホ首と言われる状態です。


これは首の骨の自然なカーブを損ない、筋肉に負担をかけることになります。


その結果、首を支えようとする筋肉に緊張が続くことで肩こりが慢性化しやすくなります。


姿勢の改善には、日常生活での意識が重要です。


デスクワーク時には背筋を伸ばし、目線の高さにモニターを設定することで、首や肩への負担を軽減できます。


また、一定時間ごとに立ち上がって軽いストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげることができます。





(2) 過度の筋緊張


肩や首を支える筋肉が正しい姿勢を維持するために余計な力を使うことで、疲労しやすくなります。


特に、僧帽筋や菱形筋、肩甲挙筋の筋緊張が肩こりに関係します。


デスクワーク中心の生活では、肩甲骨を動かす機会が少なくなり、筋緊張が続くのです。


筋緊張が続くことによりすると、血流も悪くなり肩こりのリスクが高まります。


筋緊張を緩めるためには、肩甲骨周りの筋肉を大きく動かすエクササイズが有効です。


例えば、肩を回すストレッチや、深呼吸など腕を大きく動かすことで、肩周りの脱力を促し、肩こりの予防につながります。



(3) 血行不良


運動不足や冷え、ストレスなどが重なると血流が悪くなります。


血流が悪くなることで、筋肉への酸素供給が低下し、酸欠状態がおこります。


特に寒い環境では交感神経が活性化し、血管が収縮することで筋肉が緊張し、肩こりが悪化しやすくなります。


冬場に肩こりが悪化する人が多いのは、気温の低下によって筋肉の緊張状態が続くことと、血流が滞ることが一因です。


また、冷房の効いた室内に長時間いることも、肩こりを引き起こす要因になります。


血行を促進するためには、適度な運動や入浴が有効です。


筋肉の緊張をほぐし、血流を改善する効果が期待できます。


積極的に体を温めましょう!


まとめ

肩こりは多くの方が悩む辛い症状です。


仕事や家事などで、同じ姿勢が長く続いた時に肩、首周りに重だるさを感じたことがあると思います。


一過性で寝て回復する状態であれば心配はありません。


寝てもなかなか取れない、ストレッチやなっサージをしても症状がどんどん重くなっている。


このような時は、今回ご紹介した体のゆがみが関係していることが考えられます。


肩こり=疲れと考えずに、国家資格を持った専門的な機関を受診してください。


当院でもご相談をお受けしていますので、お気軽にご相談ください。


2024/12/27

毎日デスクワークをしていると肩や首がパンパンに張って、肩が重い。

寝る時になっても重だるく夜もぐっすり眠れません

特にひどい肩こりに悩まされるようになってから、目の疲れも強く感じるんです……





はじめに


 


こんにちは。大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。  
 現代の働く女性にとって、デスクワークによる体の不調はご相談を受ける中でもかなりの割合を占めます。  
 慢性的な肩こりや眼精疲労は仕事を続けていく上で何とかしたい問題ですよね。
寝て体を休めたら朝はスッキリ! 
そんな体が理想ではないでしょうか?
この記事では、肩こりと眼精疲労について、原因と対策をわかりやすく解説します。

 

 


肩こりと眼精疲労の原因とは?




肩こり、眼精疲労の原因は体の歪みです。
体がゆがむことのより、肩や目の周りにうまく血液が運べない状態になっています。
通常は筋肉の緊張が続いても体を動かすことや、休息を取ることで緊張状態が解除されて血流が改善します。
血液が体の隅々まで運ばれることで、酸素と栄養が体の組織に運ばれます。
ゆがんだ状態では上手く酸素と栄養を肩や目の周りの組織に運ぶことが出来ないため、負担がかかります。
肩こりと眼精疲労が悪化するサイクル  
 1. 筋肉の緊張   長時間パソコンや見続けることで、目の周りの筋肉の緊張状態が続きます。
 血流が滞り、目の周囲に疲労感が出ます。

特に目の疲労が原因で首や肩の筋肉が影響を受ける理由は、筋肉と神経の連携にあります

目の周囲の筋肉が緊張すると、その信号が首から肩にかけての筋肉に伝わります。

視点を固定するために目と同時に肩、首の筋肉を緊張させて動きを固定するように使います。
長時間のデスクワーク中に目を酷使すると、目の焦点を合わせる働きが鈍くなります。
そうすると自然に前屈みの姿勢をとることでピントを合わせるようになります。
これにより、前屈みの姿勢が強調され、肩甲骨周りの筋肉も緊張します。
筋肉の緊張により血流がさらに悪くるため、肩こりが慢性化してしまいます。 

 2.自律神経の乱れ  
さらに、眼精疲労が続いていると、自律神経系への影響が出てきます。 
自律神経は体内の筋肉や血管の働きをコントロールしていますが、目の疲労によって交感神経が過剰に優位になると、筋肉の緊張状態が続きます。
この悪循環が慢性的な肩こりを考える主なメカニズムの一つです。   
長時間の目の酷使 → 交感神経が過剰に働く   
 筋肉の緊張が高まる → 血流が悪化   
 酸素や栄養を上手く運べない→ 筋肉の緊張が慢性化   
 睡眠不足やストレス増加 → 自律神経がさらに乱れる   
 このようなサイクルでと自律神経の乱れが肩こりを悪化させます。 
目を休ませる習慣を取り入れることで、この悪循環を断ち切ることが大切です。       

 簡単セルフケア  

 

 ホットタオルで目元を温める軽く濡らしたタオルを電子レンジで温めます。
温めたたタオルを目元に置き、5分間リラックスしましょう。
温めすぎて火傷しないように注意してください


 


日常生活での注意点

   
  • 1時間ごとに休憩を取る   
パソコン作業の合間に5分間の休憩を取り、目と肩の筋肉を休ませましょう。
深呼吸や伸びをして脱力するのも良いでしょう。   
  • 正しい姿勢を心がける   

 椅子に深座る際、背筋を伸ばし、頭が前に出ないように注意して座りましょう

  • 適度な運動を習慣にする 
ウォーキングやヨガなど、全身を動かす運動を週2~3回取り入れると効果的です。    

  • 寝室に携帯、タブレットを持ち込まない。  

ついつい見てしまう携帯やタブレット目を休めるために寝るギリギリまで画面を見続けることをやめましょう。         

 まとめ  

 

 眼精疲労と肩こりの関係を紐解くと、日々の生活習慣や姿勢、体の使い方がとても重要になります。
特に長時間のデスクワークによる目の酷使や姿勢の乱れは、肩や首の筋肉に大きな負担をかけ、ひどい肩こりや慢性的な不調を引き起こす原因となります。
また、これらは体のゆがみや自律神経の乱れとも深く関係していて、放置するとさらなる悪循環を招く可能性があります。   
 今回ご紹介した、日常生活での注意点を取り入れることで、まずは体の使い方に気をつけてみてください。
目を温める習慣は、即効性が高くリフレッシュにもつながるため、特にお仕事の休憩時間に取り入れるのがおすすめです。
また、定期的な脱力や正しい姿勢を意識することで、体全体の緊張を緩めることにつながります。
肩こりが徐々に軽減されるのが実感できれば続けてみてください。    大切なのは、無理のない範囲で「続けること」です。
一度に完璧を目指すのではなく、できることから少しずつ始めることで、健康的な体と心を取り戻す第一歩となります。
日常生活での注意点を試したけれど改善が見られない方は、体が大きくゆがんでいる可能性があります。
一度、国家資格を持つ専門的な機関での受診をおすすめいたします。
当院でも相談をお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

肩こりや眼精疲労を克服し、快適な毎日を手に入れるために、一緒に一歩ずつ前進していきましょう。


2024/12/27

デスクワークをしていると、肩こりがひどくて集中できない痛い。

 

気が付けば首から肩にかけて自分で揉んでいる。

 

デスクワークをしていてひどい肩こりでお悩みの方からのご相談です。

 

もし、あなたがひどい肩こりでお悩みでしたらお役に立てると思います。

 


 





はじめに

こんにちは。大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。

 

デスクワークをされている方の肩こりのお悩みは、肩こりでのご相談を受ける中でも一番多いお悩みです。

 

肩のストレッチや体操、小型のマッサージ機など皆さんそれぞれにご自身で何とかしようと頑張っておられると思います。

 

当院に来られる方もブログやYouTubeなどでセルフケアを色々試したけれどなかなか良くならない。

 

だんだんと肩がこってくる間隔が短くなってくるとお困りで来られます。

 

デスクワークで起きる肩こりの原因を知っていただき、日常生活での注意点を知ってください。


デスクワークと肩こりの関係とは?

【原因解説】

肩こりとは、首や肩、背中の筋肉がずっと緊張した状態で起こります。

血のめぐりが悪くなったり、神経が敏感になるからです。

特に、長い時間イスに座ってパソコンを使うようなデスクワークの生活では、

「姿勢が悪くなること」

「筋肉の使い方が偏ること」

「自律神経のバランスがくずれること」が合わさって、肩こりをひどくしていきます。

以下に、肩こりがどうして起こるのか、詳しく説明していきます。


■ ずっと同じ姿勢で筋肉が緊張する。

パソコン作業などで、長い時間ずっと同じ姿勢をしていると、肩のまわりの筋肉がずっと力を入れっぱなしの状態になります。

これは「等尺性収縮」といって、動かさないけど力を入れているような状態のことです。

特に僧帽筋や肩甲挙筋という肩から首に関係する筋肉ががんばりすぎて、固まってしまいます。

すると、筋肉の中の血管が押しつぶされて血のめぐりが悪くなり、肩が重くなったり痛くなったりするのです。


■ 頭が前に出る姿勢で首に負担がかかる

パソコンの画面をのぞきこむようにすると、自然と頭が体より前に出てしまいます。

大人の頭は5キロくらいありますが、前に出れば出るほど、首や肩の筋肉にかかる重さが倍増します。

とくに首の後ろの筋肉や、首の前側の筋肉などがずっと引っ張られて、疲れがたまっていきます。


■ 体を支える筋肉がさぼって、肩に負担がくる

長時間座っていると、本来体を支えるはずのインナーマッスルがうまく働かなくなってしまいます。

本来、体を支える筋肉が働いてくれないと、首や肩の表面の筋肉に負担がかかり、バランスがくずれて肩こりをまねきます。

さらに、肩甲骨周りの筋肉が緊張して動きにくくなると、肩や腕を動かすときにムリがかかり、筋肉が疲労します。

筋肉の疲労によって皿にっ肩甲骨の動きが悪くなります。


■ ストレスで神経がピリピリしやすくなる

精神的なストレスがたまると、体の中で交感神経が強く働きます。こ

れは体を緊張させる神経で、血管や筋肉を縮めたり緊張させる働きがあります。

さらに、ストレスが強くなると、ほんの少しの筋肉のこりでも、すごく痛いと感じてしまいます。


■ 目の使いすぎが肩の緊張につながる

パソコンやスマホの画面をずっと見ていると、目を動かす筋肉やピントを合わせる筋肉が疲れてきます。

すると、目の疲れが首の後ろの筋肉にも伝わってしまい、首の後ろの筋肉がこわばります。

これは目の疲れが反射的に肩こりにつながってしまう仕組みです。


■ 呼吸が浅くなると肩も疲れる

猫背や前かがみの姿勢になると、お腹でゆっくり呼吸する腹式呼吸ができなくなり、胸で浅く早く呼吸するようになります。

すると、本来は呼吸にあまり使わない肩や首の筋肉が、呼吸を手伝わされてしまい、結果的に肩がいつも疲れてしまうのです。


■ 動かないことで血の流れが悪くなる

デスクワークが多くなると、肩や首の筋肉をあまり動かさなくなります。

筋肉は動かすことでポンプのように働いて血の流れを助けているのですが、動かさないとその働きが止まってしまいます。

その結果、老廃物がたまりやすくなり、むくみや筋肉の冷え、血行不良が起こって、肩こりがどんどん悪化してしまいます。


これらの原因は、ひとつだけでなく、いくつも重なって起こることが多いです。

体のゆがみ、動きのかたより、神経の過敏さ、生活のくせなど、すべてが関係して、肩こりは治りにくくなるのです。

マッサージをしてもすぐに元に戻ってしまうのは、このような「根本の原因」が解決されていないからです。

だからこそ、正しい姿勢や体の使い方、生活環境を見直していくことが、本当の意味で肩こりを改善するためにはとても大切なのです。

 

 

 

オフィスで出来る肩こり対策

 

  • 肩の脱力

 

同じ姿勢が続くことで、肩、首の筋肉の緊張が続きます。

 

こまめな休憩を取り、肩回りの筋肉の脱力を意識しましょう。

 

  • 方法

手のひらを前に向けて軽く肩をすくめます。

 

そこから一気に脱力

 

ポイントは肩を上げすぎない事

 

一気に脱力することです

 


オフィスでできる対策

 

肩こりの根本的な改善には、日常生活での意識と習慣の見直しが欠かせません。

以下に、具体的な対策をいくつかご紹介します。

  • 座り方を見直す
 椅子に深く腰掛け、骨盤を立てて座ることを意識しましょう。
 
 背もたれに頼りすぎず、骨盤を土台として背筋を伸ばすことで、自然と正しい姿勢を保ちやすくなります。
  • モニターの高さと距離を調整
 画面の上端が目線と同じ高さになるように調整しましょう。
 
 目線が下がると頭が前方に出やすくなり、首や肩に負担がかかります。

  • 一定時間ごとに体を動かす

 1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かす、肩を回す、首を左右に倒すといった動作を取り入れましょう。

 これにより血流が改善し、筋肉の緊張が緩和されます。 


日常生活での注意点

  • 体の脱力を意識する


デスクワークをされる方は、同じ姿勢が長く続くことが多いと思います。

 

立ち上がり動き出した後も、無意識で力が入っていたり上手く力が抜けていない状態が続きます。

 

「力を抜く」よりも「力が入ったままになっている」にまずは気づいてください。

 

体の力を上手く抜くことで、疲れにくい体の使い方だ出来るようになります。

まとめ


 

肩こりは、日常生活の中で無意識に取っている姿勢や習慣が原因で体がゆがむことが原因となります。

 

 

原因を理解し、日々の生活の使い方の意識、脱力を取り入れることで、症状の軽減が期待できます。

 

 

パソコンやスマホを使う時間が多い現代だからこそ、意識的に体の使い方を気にしましょう。

 

 

この記事でご紹介した方法をぜひ試してみてください。

 

 

もし、デスクワークでの慢性的な肩こりでお悩みでしたら一度ご相談ください。


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