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原因から根本的に治療 てんま活法整骨院
大阪市北区松ヶ枝町1-41
  1. てんま活法整骨院の治療コラム 足の痛み
 

てんま活法整骨院の治療コラム

当院の施術のことや、整体のこと


皆様に有益な情報を書き綴ってまいります。

じぶんんにも当てはまるな〜

こんな症状も整体でいいの?

こんな時はどうしたらいいの?

など書いていきます。

2026/02/06
「お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれがある」「少し歩いただけで脚が重くなり、休みたくなる」

このようなお悩みを抱えて来院される方が非常に多くいらっしゃいます。


はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。
坐骨神経痛は日常生活への影響が大きい症状の一つです。
外出がおっくうになる趣味を控えるようになる
など行動範囲が徐々に狭くなることで生活の質そのものが低下してしまうこともあります。
60代に差し掛かるあたりの方々からしびれ、痛みが続いているがなんとかならないかと多くのご相談をいただきます。
まず知っていただきたいのは、坐骨神経痛の多くはもう年だから仕方ないと症状ではないということです。
大切なのは、痛みが出ている場所だけを見るのではなく、なぜその神経に負担がかかる状態になったのかを丁寧に見極めることです。
体の状態を正しく理解し、整えていくことで、症状が和らぎ、再び安心して歩けるようになります。
今回の記事では坐骨神経痛の原因と代表的な症状について解説します。
その上で、日常生活で気をつける点をお伝えします。
坐骨神経痛でお悩みの方のお役に立てる内容となっていますのでぜひ最後までお読みください
不安を抱えたまま我慢するのではなく、まずはご自身の体で起きていることを知ることから始めてみましょう


坐骨神経痛とは?


坐骨神経とは、腰から足先まで伸びている人体の中でも特に太く長い神経です。
腰椎から始まり、骨盤の中を通過し、お尻の奥の方を抜け、太ももの裏側を通って足へと続いています。
この神経は、脚の感覚や筋肉の働きに大きく関わっているため、負担がかかると様々な不快症状が現れます。
代表的な症状には次のようなものがあります。
お尻から脚にかけて走る痛みピリピリとしたしびれ張るような違和感長時間歩けない立ち続けるとつらい前かがみになると楽になることがある
これらはすべて坐骨神経痛と呼ばれます。
実は坐骨神経痛は特定の病名ではなく、坐骨神経に痛みが出ている症状の総称です。
痛みの背景には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが存在する場合もあります
しかし病院での画像検査では大きな異常が見つからないケースも少なくありません。
ここで重要なのは、画像で異常がない=問題がない、ということではないという点です。
神経は非常に繊細な組織であり、わずかなストレスでも痛みやしびれを引き起こします。
特に近年では、単なる圧迫だけでなく、神経が引き伸ばされることによる刺激も症状の要因になると考えられています。
つまり、神経そのものだけでなく、神経を取り巻く体の状態が大きく関係しているのです。

なぜ60代から増えるのか


坐骨神経痛は加齢とともに増える傾向があります。
年齢そのものが直接の原因というよりも、長年の体の使い方の積み重ねが影響していることが多いと考えられます。
例えば年齢を重ねると、
筋力が徐々に低下する姿勢を支える力が弱くなる関節の柔軟性が減少する回復に時間がかかるようになる
といった変化が起こります。
すると体は安定を保とうとして無意識に別の部分へ頼るようになります。
結果として特定の場所に負担が集中しやすくなります。
さらに女性の場合、加齢に伴う筋量の減少は男性より大きいとされており、体を支える機能が低下するとバランスが崩れやすくなります。
このバランスの崩れが続くと、神経の通り道にストレスが生じやすくなり、痛みやしびれにつながるのです。
重要なのは、これらの変化は誰にでも起こり得る自然なものだということです。
だからこそ、年だから仕方ないと放置するのではなく、体の状態に合わせた適切なケアを行うことが大切になります。

痛い場所だけが原因とは限りません


坐骨神経痛というと、「お尻の筋肉が硬いからだろう」と考える方が多くいらっしゃいます。
確かに筋肉の緊張が影響することもありますが、臨床の現場で多く見られるのは、体全体のバランスが崩れているケースです。
例えば、
気づくと片側の脚に体重をかけている立つときにどちらかへ重心が寄る椅子に浅く座り背中が丸くなる同じ側の手ばかり使う
こうした小さな偏りが積み重なると、体はバランスを取ろうとして別の場所に負担をかけます。
この負担が偏った状態が体のゆがみです。
ゆがみとは骨が大きくズレることだけを意味するのではありません。
むしろ多くの場合は、日常生活の中で少しずつ生じた体全体のアンバランスです。
この状態が続くと、神経が引き伸ばされやすくなる周囲の筋肉が過剰に緊張する血流が滞る
その結果として、神経が敏感になり痛みが出やすくなります。
つまり本当に見るべきなのはどこが痛いかだけではなく、なぜそこに負担が集中したのかなのです。

我慢し続けることで起こりやすいこと


「まだ動けるから大丈夫」そう思って痛みを持ちながら頑張る方が多くおられます。
痛みを避ける生活が続くと、
外出が減る筋力が低下するさらに動きにくくなる

という悪循環に入る可能性があります。
特に60代以降は、活動量の低下による筋力低下など将来の健康状態に大きく影響します。
だからこそ重要なのは、崩れたバランスを整え、負担が偏らない体を保つことです。
早めに対処することは、これから先の健康を保つ大切な一歩になります。

日常生活で気をつけること 


特定の場所に負担をかけない、体のバランスを崩さないために日常生活で気をつける点をお伝えします。

① 長時間同じ姿勢を続けない


坐骨神経痛の多くは、
神経への血液の循環不足、筋肉の緊張が影響します。
同一姿勢が続くと

椎間板内圧の上昇神経周囲の循環低下過度の筋緊張

が起こり、痛みを起こす原因となります

日常での具体策・30〜60分に1回は姿勢を変える
・座りっぱなしを避ける
・立ち仕事でも体重を片脚に乗せ続けない
・車の長距離運転では必ず休憩を入れる

まずは良い姿勢を頑張って保つではなく同じ姿勢を長時間続けないことです。

② 前屈み・中腰動作を繰り返さない


前屈姿勢では

椎間板後方への圧力増加神経根の牽引坐骨神経の滑走制限

が起こります。

特にヘルニア傾向がある方は注意が必要です。
生活上の工夫

・床の物を拾う時は膝を曲げる
・洗顔や掃除での前屈を減らす
・低いソファを避ける
中腰で長時間作業しない

腰を曲げるではなく、股関節、膝を使う意識が重要です。

③ 片側荷重を避ける


体は左右対称に近いほど安定します。

坐骨神経痛の方は

いつも同じ脚に体重を乗せるバッグを常に同じ側で持つ足を組む癖

といった偏った体の使い方が習慣化しています。
このような使い方が癖づくと

・股関節や骨盤のねじれ・左右の筋肉の緊張差
・うまく力を抜けない
などのアンバランスな状態が生じます。
具体的対策

・肩幅で均等に立つ意識
・バッグは左右交互に持ち替える
・足組みをやめる

姿勢に意識を向けて偏った使い方にならないしょうにしましょう。

④ 強いマッサージを繰り返さない


お尻の筋肉を強く押してもらうと一時的に楽になります。

しかしマッサージを続けることによって

神経への直接刺激 筋肉が傷つく刺激に対して感覚が鈍くなる
このような変化が起きて症状が慢性化するケースがあります。
痛気持ちよくて効く感じと症状が回復しているは別です。

⑤ 冷えを放置しない


 


神経は血流から酸素や栄養を受け取らないとうまく働けません。

冷えにより

血流低下神経の働きが悪くなる筋肉の緊張が強くなる

このような反応がが起こります。
具体策

・足、腰をを冷やさない
・長時間の冷房環境を避ける
・お風呂でしっかりと温める

まとめ


坐骨神経痛は、単に痛みが出ている場所だけの問題ではなく、体のバランスの崩れが関係していることが非常に多くあります。
初期の状態では痛みやしびれが出ても休むことで症状が治ります。
休むと治ることで無理をし、症状が悪化してから慌てられる方が多くおられます。
今回、この記事を最後kまで読んでいただいた方は坐骨神経痛の症状をお持ちの方だと思います。
まずは今回お伝えした体の使い方の癖がないか、バランスを崩してはないかを確認してください。
その上で日常生活で気をつけることを試してください。
症状が変化しない、体の上手な使い方がわからないという方はお近くの国家資格を持った専門院をお尋ねください。
当院でも体のゆがみを整えて正しい体の使い方をお伝えする施術を行なっています。
体のゆがみを整えることは、症状の軽減だけでなく、将来にわたって安心して動ける体づくりにもつながります。
坐骨神経痛でお悩みの際は一度ご相談ください。


2026/01/31

「走り始めは問題ないのに、途中から膝の外側がズキズキしてくる」「練習後は落ち着くけれど、次に走るとまた同じ場所が痛む」

このような症状でお悩みではないですか?





はじめに


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
冬のマラソンシーズン、大阪マラソンまであと一カ月ですね。走り込み量を増やしておられる方も多いかと思います。
今回、ご相談いただいたMさんマラソン初挑戦でトレーニングを積んでおられました。
月間の走行距離を伸ばし、負荷を上げていく中で、膝の外側に痛みが出てきたとご相談をいただきました。
「レース日まで、トレーニングをい休みたくない」
「この痛みは走り続けて大丈夫なの?」
このようなお悩みを抱え、不安を感じつつ走り続けておられたそうです。
今回の膝の外側の痛みは、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」です。
腸脛靭帯炎は、ランナー膝とも言われ、多くのランナーが経験する症状です。
またバスケットボールや自転車競技、バレエなどでも痛みを訴えるからがおられます。
強い痛みが出ると歩いたりに津城生活の立ち座りも辛くなることも。
マラソンのレース前や、競技の試合前に痛みが出ると不安になりますよね。
腸脛靱帯炎は正しく対処すれば手術などの心配はほとんどなく、必要以上に不安になる必要はありません。
一方で、理解せずに放置することが、回復を遠ざけてしまう可能性もあります。
今回は腸脛靱帯炎の原因と症状の経過について専門的な解説をします。
その上で、当院でお伝えしている日常使える対策をお伝えします。
腸脛靱帯炎でお悩みの方にお役に立てる内容ですので、是非最後までお読みください。

原因解説

腸脛靭帯とは、骨盤の外側から太ももの外側を通り、膝の外側に付着する幅広くて強い線維性組織です。
ランニングや歩行の際、股関節と膝関節を安定させる役割を担っており、特に片脚で体重を支える場面で重要な働きをします。
腸脛靭帯炎は、この靭帯そのものだけが問題になるのではありません。
靭帯の下にある組織や、周囲の筋肉・関節の使われ方が大きく関与して起こります。
原因はひとつではなく、いくつかの要素が重なって起こることがほとんどです。
①走る回数・距離が増えて、膝が休めていない
腸脛靭帯炎で一番多いのは、走る量が増えたのに、体が回復する時間が足りていない状態です。
最近、距離や回数が増えた痛みがあっても「これくらいなら大丈夫」と走り続けた
足を休ませる日が少なくなっている
こうした状態が続くと、膝の外側だけが少しずつ疲れていき、痛みとしてあらわれます。
② 下り坂やペースアップで、膝に強いブレーキがかかる

「平地では平気なのに、下り坂で痛くなる」
「スピードを上げたときに痛みが出る」
これは腸脛靭帯炎のとても典型的な特徴です。
下り坂では、体が前に倒れないように膝の外側がブレーキ役として強く働きます。
その結果、同じ場所に負担が集中し、痛みが出やすくなります。
③ お尻や腰まわりの筋肉がうまく使えていない
実は、膝の外側の痛みでも、原因はお尻や腰まわりにあることが少なくありません。
本来、走るときはお尻や体幹の筋肉が体を支えてくれます。
お尻の筋肉がうまく使えていない
体が左右に揺れやすい
こうした状態になると、その分を膝の外側が代わりに頑張ることになり、結果として痛みが出てしまいます。
④シューズや練習環境
・サイズの合っていないシューズを履いている
・硬い路面や傾いた路側帯をよく走る
このような道具や環境の問題で足に負荷がかかります。
⑤ 走り方や体の使い方にクセがある
走り方には人それぞれクセがあります。
・歩幅が大きすぎ・着地のときに膝が内側に入りやすい・足の外側や内側に偏って体重がかかる
これらは負担が膝に集中しやすい使い方です。
他の条件と重なることで、痛みにつながります。

腸脛靭帯炎は、
・走る量・体の使い方・練習環境やシューズ
これらが重なって、膝の外側に無理がかかっていることを知らせるサインです。
きちんと体の状態を理解し、負担を減らすことで、痛みは防げます。

症状の経過


腸脛靭帯炎は、ある日突然歩けなくなるような痛みではありません。

少しずつ体の負担が積み重なり、段階的に症状が変化していくことが多いのが特徴です。
そのため、今どの段階にいるのかを知ることが、使いながら治すヒントになります。


初期
初期の腸脛靱帯炎は「疲れが溜まっているな。」「筋肉に張りを感じるな」
このように感じる段階です。
自覚症状は走っている途中や後半に、膝の外側が痛む休むと軽くなる日常生活ではほぼ支障なしランニングは続けられるが違和感が残る
中期 
痛みとともに炎症による熱感などを感じるようになります走れないことはないけれど、走り出すと痛みが出る走り始めから痛みが出やすい下り坂やスピードを上げた際に強くなる練習内容の調整が必要になる
進行期
日常生活の中に常に痛みがついて回る状態です。
走らなくても痛いたち座りなど日常生活のあらゆる場面で痛みを感じる。歩行や階段でも膝外側に違和感痛みをかばう動作が増えるランニングの継続が困難股関節・腰などに痛みが出る
腸脛靭帯炎は、早期での適切な対応で改善が見込めるケースが多いです。
しかし、トレーニング内容の見直しが行われないままでは重症化、再発しやすい特徴があります。

対策


① 負荷を減らす工夫


まずは使いすぎないこと、足を休ませることが重要です。

距離・時間・ペースなど痛みが出る条件を把握する下り坂やスピード練習を一時的に控える エアロバイクや水中ウォークなど足への衝撃を減らす。
足にかかる負荷を減らしましょう

②フォームや体の使い方の見直し 


飛び跳ねるようなフォームや左右に大きく振れるフォームは足に負担をかけます。

負荷を上げた走り込みだけではなくフォームチェックのジョグ体幹やお尻周りの筋力強化心肺機能強化
膝に痛みを出さずに他の部位を鍛えることも大切なトレーニングとなります。

③ 練習環境、シューズの見直し 


硬い路面や凸凹した路面などは足に負担となります。
芝生やトラックなど足への衝撃の少ない路面を選ぶシューズは足にあったサイズ、使い込んで片減りしていないかをチェック
ショップで相談しご自身のレベルに合ったシューズを選ぶことも大切です。

当院でのアプローチ


当院では体のゆがみをとることで、腸脛靱帯炎にプローチをしています。
本来、左右対称であるはずのバランスの崩れが、膝に負担を生みます。
フォームの見直しをしてもバランスを崩している体ではうまく走れません。
そしてゆがみと緊張により血液の流れも悪くなります。
体を治すのに必要な酸素、栄養が一部分にうまく届かなくなっています。
施術でゆがみを整えることで体の左右のバランスが整い膝への負担が減る。
無意識の緊張が解除され力が抜ける
全身の血流が改善される
ゆがみが取れ、血流が改善することで、必要な酸素や栄養が行き渡るようになります。
その結果、悪い部分が修復されます。


まとめ


腸脛靱帯炎は多くのランナーが経験するスポーツ障害の一つです。
レースや試合が近づくと痛みに耐えながらの練習。
さらに日常生活の中で痛みを感じるようになると不安になりますね。

走る量や強度の増加、下り坂やペース変化といった負荷のかかり方
お尻や体幹の使い方、日常生活での姿勢や疲労の蓄積など、いくつもの要素が重なって発症します。
そのため、痛みを我慢して走り続けたり、痛い場所だけを何とかしようとしたりしても、根本的な改善にはつながりません
腸脛靭帯炎の経過は、初期・中期・進行期と段階的に進み、早い段階で負担を減らすことが出来れば、回復はスムーズです。
無理を続けるほど慢性化し、日常生活にも影響が及びやすくなります。
走る量や内容を調整し足を休める。
体の使い方とバランスを見直し、段階的に再開することで、再発を防ぎながらトレーニングを続けることは十分に可能です。
今回お伝えした対策やフォームの見直しを行なったけれど変化を感じない。
もっと詳しく知りたいという方はお近くの国家資格を持った専門院をお尋ねください。
当院でも体のバランスを整え正しい体の使い方をお伝えすることで早期復帰できる施術を行なっています。
腸脛靱帯炎でお悩みの際は一度ご相談ください


2026/01/29


「仕事中、足の親指の付け根がズキズキ痛む」
「ヒールを履いていないのに、夕方になると足をつくなが辛い」
このような症状でお悩みではないですか?  





はじめに 

 

こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
足の親指に出る痛み外反母趾。
当院でも多くのご相談を受ける症状の一つです。
美容師、看護師、販売員など、長時間立ちっぱなしの職業の方に多く見られる症状です。
実際、外反母趾は日本整形外科学会の報告によると、女性の約30~40%に発症が認められています。
特に40代以降の女性に顕著に増加する傾向が見られています。
また、足のアーチ構造の崩れが進行すると、膝や腰への影響も引き起こすため、放置してはいけない問題です。
今回の記事では、外反母趾の原因を専門的に解説します。
その上で体のゆがみとの関係や、立ち仕事でもできる予防の工夫について丁寧にご紹介します。
すぐに実践できる内容となっていますので外反母趾でお悩みの方は是非最後までお読みくださいね。

外反母趾の原因


外反母趾とは、足の親指(母趾)が人差し指側へ「くの字」に曲がる。
付け根の関節(中足趾節関節)が外側に飛び出すように変形した状態です。
足の小指がわを外というので外に足の親指(母趾)で外反母趾です。

主に以下のような解剖学的・力学的・生活習慣などが複雑に絡み合い、発症・進行していきます。
① 足の横アーチ低下
本来、足には縦アーチと横アーチという2種類のアーチ構造があります。
横アーチは足の中足骨(ちゅうそくこつ)という骨の並びが形成しています。
加齢・筋力低下・靴の影響などでこのアーチが崩れると、前足部が扁平化し、指の付け根にかかる負担が増加します。
その結果、母趾の付け根に外反方向の力がかかり、変形を招きやすくなります。
② 不適切な靴の着用 
先細のパンプスやヒールの高い靴は、つま先を強く締めつける構造です。
、母趾を人差し指側へ物理的に押し込む力が働きます。
ハイヒールでは重心が前方(つま先側)に移動します。
足趾の付け根に体重が集中し、長期間の使用によって変形が進行します。
③ 母趾外転筋と内在筋の筋力低下 
足の指は母趾外転筋や短母趾屈筋などの足裏の小さな筋肉(内在筋)に支えられています。
この筋肉がが弱まると、アーチを維持できなくなり、関節の不安定性が増します。
これにより母趾は外反しやすくなります。
特に現代人は歩く機会が減り、裸足で過ごす時間も少ないため、足裏の筋肉が弱くなっています。
④ 遺伝的要因・骨格的特徴 
外反母趾は、母趾の関節の形状や中足骨の長さ・角度といった遺伝的な骨格構造による影響も大きいとされています。
第1中足骨が内反気味であったり、母趾が人差し指より長い「エジプト型」の足型を持つ方は、構造上変形が起こりやすい傾向にあります。
家族に外反母趾の人がいる場合は、要注意です。
⑤ 過剰回内(オーバープロネーション) 
歩行時や立位で、足が内側に過度に倒れ込むことを過剰回内と言います。
足の内側に過度なストレスを与え、母趾の付け根に偏った荷重を引き起こします。
この動きが繰り返されることで、横アーチが潰れ、外反方向への力が慢性的にかかるため、母趾の変形を助長します。
⑥ 長時間の立位・繰り返しの圧迫
立ち仕事などで1日中足に体重が乗っている状態が続くと、前足部にかかる圧力が増し、アーチに疲労が蓄積します。
特に足元のクッション性が低いコンクリートの床などでは、足裏へのダメージが顕著になります。
こうしたストレスの蓄積が、骨格変形のきっかけになるのです。
⑦ 浮き指・巻き爪などの足趾のトラブル 
足指をしっかり使えない状態が続くと、踏ん張る力が弱まり、歩行や立位時のバランスが崩れます。
浮き指(足指が地面に接地しない状態)や巻き爪などがあると、母趾にかかる力が偏りやすくなり、外反しやすくなります。
外反母趾の原因は靴だけでなく、筋肉、骨格、姿勢」、歩き方など多くの要素が複雑に絡み合っています。
なぜ足が変形してきたのか?という根本的な視点から見直すことが、予防と改善の第一歩となります。

体のゆがみとの関係


外反母趾の発症には、足の問題だけでなく、全身の姿勢や体のゆがみが深く関わっています。
例えば、長時間立っているとき、片足に体重をかけていたり、反り腰になっていたりしませんか?
このような姿勢は、骨盤の傾きや股関節の位置をずらし、それ足にかかるバランスを崩しているのです。
膝が内側に入り込み、足の内側に負荷が集中。
結果的に足のアーチが崩れ、外反母趾の進行につながります。
また、足の構造が崩れると、歩行時のバランスが悪くなり、肩の高さの左右差など、全身に影響が広がります。
つまり、外反母趾は足だけの問題ではなく、体のゆがみの一部と捉える必要があります。


日常生活での注意点


外反母趾を予防・悪化させないためには、日々の生活習慣を見直しが重要です。
小さなストレスを減らしていくことがいちばんの予防策です。
特に立ち仕事をされている方は、足への負担が大きく、悪化しやすい環境にあります。
以下では、職場でも家庭でも取り入れやすい具体的な注意点と工夫を解説します。

1. 靴の選び方と履き方の見直し


つま先にゆとりがある靴を選ぶ 
足指を自由に動かせる靴は、母趾への圧迫を軽減し、関節の変形を防ぎます。
親指と人差し指の間に「1cm程度の隙間」が確保できる靴が理想です。
かかとがしっかり固定される構造を選ぶ 
かかと部分が柔らかく、靴の中で足が動いてしまうと、アーチの崩れや不安定な歩き方になります。
かかとの素材ががしっかりした靴を選びましょう。
ヒールの高さは3cm以下、厚底より安定性を重視 
ヒールが高いと重心が前方に移り、前足部にかかる負荷が増します。
ま厚底で柔らかすぎる靴は足裏の筋肉が働きづらくなるため、適度な硬さと安定感のある靴底を選んでください。
中敷き(インソール)を活用 
足裏アーチを支える市販のインソールを使うと、アーチ構造のサポートや衝撃吸収効果が期待できます。
特に、横アーチを持ち上げるパッド付きインソールは外反母趾の予防に効果的です。

2. 立ち姿勢の見直し


左右均等を意識 
無意識のうちに片足重心で立っていませんか?
これは重心の崩れや股関節のゆがみを招き、うまく足の指を使えなくなります。
両足の母趾球・小趾球・かかとの3点に均等に体重をかけることを意識しましょう。
柔らかな膝で立つ意識 
膝をピンと伸ばしすぎると骨で支えてしまい、筋肉を使わない姿勢になります。
軽く膝を緩め、筋肉でバランスを保つようにすると、足裏や体幹の筋肉うまく使えます。

3. 長時間立ちっぱなしを防ぐ工夫


定期的に体重移動を行う 
1時間に一度は、かかとに体重をかけたり、つま先立ちをしたりすることで、足裏の血流を促し、筋肉の緊張をリセットできます。
職場の床環境を改善する 
固い床の上に立ち続けると、足裏に強い衝撃が加わります。
ゴム製のクッションマットや低反発素材の足元マットを敷くことで、足への負担を大幅に軽減できます。
靴を脱いで足を開放する時間をつくる 
休憩中に靴を脱ぎ、足指をゆっくり広げて伸ばす
緩める時間を作ることで筋肉や関節の緊張が解け、アーチへの負担も減ります。


4. 姿勢と動作のクセ


物を取る、しゃがむ時の動作に注意 
腰だけを曲げて物を拾うと、重心が前方に偏り、足裏の前部に負担が集中します。
膝と股関節を一緒に曲げてしゃがむようにすると、下肢全体で体重を分散でき、足への負荷が減ります。


5. 帰宅後のケアと環境づくり


足を冷やさないようにする 
冷えは筋肉の緊張や血行不良を引き起こし、アーチの柔軟性を損ないます。
特に女性は足元が冷えやすいため、足首を覆うレッグウォーマーや湯たんぽで温める工夫をしましょう。
素足で硬い床を歩かない 
裸足でフローリングなどの硬い床を歩くと、アーチに直接負担がかかります。
自宅では足にフィットしたルームシューズや、アーチサポート付きのスリッパを使うことをおすすめします。
これらの工夫を少しずつ日常生活に取り入れることで、足の負担を軽減し、外反母趾の進行を防ぐことができます。
痛くなったからケアするのではなく、痛くならないように習慣を整えることが、根本的な予防につながるのです。


まとめ


外反母趾は「足の問題」と思われがちですが、実際には体全体の姿勢や使い方のクセが深く関係しています。
とくに、立ち仕事で頑張る女性にとっては、日々の足への負担をいかに軽減するかが重要なカギとなります。
痛みが強くなる前に、靴選びや姿勢の見直しなど、小さなことから改善を始めてみませんか?
ご自身の体と丁寧に向き合うことで、外反母趾の予防はもちろん、全身のバランスも整いやすくなります。
まずは今回お伝えした方法を実践してみてください。
その上で変化がわからない、もっと詳しく知りたいという方は、お近くの国家資格を持った専門機関をお尋ねください。
当院でも、体のゆがみを整え、正しい足の使い方をお伝えする施術を行なっています。
足の親指の痛み、外反母趾でお悩みでしたら一度ご相談ください。


2026/01/28

「腰だけじゃなくて、お尻~足までズーンと痛い。「座っているとしびれも出てきくる」
このような症状でお悩みではないですか?



はじめに 


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
「まだ30代なのにヘルニアって言われて、この先ずっと付き合うの?手術になるの?」
ご相談いただいたKさん家事、育児でお忙しくされている30代女性からのご相談です。
痛みに合わせてしびれが出ることもあるヘルニア。
手術の可能性も説明を受けると、不安になりますね。
腰部椎間板ヘルニアは、決して珍しい病気ではなく、20~50代で多いことが知られています。
痛みは、ヘルニアがあるだけでなく、神経のまわりで炎症が起きて敏感になっていることでも強く出ます。
症状が出る背景としては、背骨のクッションである椎間板に負担がかかっているだけではありません。
長時間の座り姿勢・前かがみ姿勢・抱っこや家事での中腰など、腰に負担が集まりやすい生活動作が重なることが大きいと考えられます。
さらに加齢、肥満、喫煙、重い作業、遺伝などが関連要因として挙げられています。
また関連症状として現れやすい足に出る坐骨神経痛は、一定割合の人が生涯一度は経験するといわれてます
今回の記事では今、体で何が起きているのかをわかりやすく解説します。
その上で、初期、中期、回復期の見通しと、仕事・家事・育児など日常生活のの中で悪化させないための対策を具体的に紹介します。
腰の痛み、椎間板ヘルニアでお悩みの方のお役に立てる内容ですので、是非最後までお読みください。

原因解説

腰の骨(腰椎)と腰椎の間には椎間板というクッションがあります。
椎間板は、外側の丈夫な輪である線維輪(せんいりん:椎間板の外壁)と、内側のゼリー状の髄核(ずいかく:椎間板の中身)で構成されます。
体重や衝撃を分散する役割をしているのです。
腰部椎間板ヘルニアは、この椎間板の一部が後方へ移動・突出する状態を表す名前です。
近くを走る脚へ向かう神経を刺激することで、腰痛や脚の痛み・しびれが生じるます。
椎間板が押されることによる炎症が神経周囲で起こり、神経が過敏になると、さらに痛みが強く出ることがあります。
そのうえで、原因を臨床的に整理すると、次の3つの視点が重要になります。

① 神経・組織への圧迫や負荷


神経根は狭い通り道を通って足へ向かいます。
そこに椎間板の突出があると、物理的刺激が起きやすくなります。
また、お腹の内圧が上がる動作は、神経周囲の刺激を強める場合があります。

・飛び出した椎間板が神経根に触れる、圧迫する・咳やくしゃみ、いきみで症状が強くなる。・長時間の座位や前かがみで脚の痛みが強まる


② 筋肉・関節の機能低下


ヘルニアの原因には、椎間板そのものの水分や弾力が減る変化起きています。
そこに動かすべき関節が動かない、支える筋が働きにくいという機能の低下が加わると、腰椎へ負担が集中し、痛みが出やすくなります。
痛みがあると体は守ろうとして筋肉を固めます。
固め続けると動きがさらに下がり、結果として負担が増えるという悪循環になりがちです。
・腰だけで動こうとして、周囲の筋肉が緊張が強くなる
・股関節の背骨の動きが小さく、腰に負担が集中する・姿勢を保つ力が落ち、同じ姿勢が続くと辛くなる。

③ 姿勢・生活動作との関連 


前かがみ+ねじり、中腰、長時間座ったままなどが重なりやすいのが特徴です。

椎間板は前かがみ姿勢で負担が増えやすく、さらにねじりが加わるとさらにストレスが高まります。
疲労や時間制約の中で負担の大きい動きが続くことが、繰り返しての痛みや症状の長期化につながりやすいと考えられます。

・掃除機、洗い物、洗濯物の出し入れなどの前かがみ
・育児や介護での抱っこ、持ち上げ、ねじり動作
・デスクワークや車の運転など「座りっぱなし」・朝の支度など、短時間に動作が連続する生活リズム

症状の経過と変化


腰部椎間板ヘルニアは、経過に幅がある一方で、手術なしで改善していく方が多いことも知られています。
ここでは、初期/中期/進行期の3段階で整理します


■初期(発症~数週間)
自覚症状:腰痛に加えて、片側のお尻~太もも~ふくらはぎ~足先へ走る痛み(坐骨神経痛)やしびれが目立ちます。
前かがみ、座位、立ち上がりで強く出ることがあります。
生活への影響:通勤やデスクワークがつらい、家事の前かがみで痛む。
夜、痛みで眠りが浅いなど、うまく休めない状態が起きます。
放置した場合のリスク:痛みを我慢して動き続けると炎症が長引き、痛みの過敏さが常に出るようになります。
つま先が上がりにくい、つま先立ちができないなど筋力に問題が出ている場合は、早急の医療機関の受診が必要です。

■中期(数週間~2~3か月)
自覚症状:鋭い痛みは落ち着きやすい一方、しびれや重だるさ、違和感が残りやすい時期です。
「良くなったと思ったらぶり返す」を繰り返す方もいます。
生活への影響:座り続ける、買い物で長く歩く、子どもを抱えるなどで痛み、しびれが強くなります。
放置した場合のリスク:痛みが落ち着いたことで無理を再開し、負担が一気に増えると症状が強くなります。
また、恐怖心から動きを避け続けると、体力低下や動かす範囲が狭くなり、回復が遅れやすくなります。

■進行期(慢性化・再発を繰り返す段階)
自覚症状:
強い痛みは少ないが、張り感、違和感、しびれが残存し、「完全には戻っていない」感覚が続きます。
特定の姿勢や疲労で再燃しやすいのが特徴です。
生活への影響:
「痛みが出るのが怖い」ために動作が小さくなる。
結果として腰を庇うようなぎこちない動き方が癖になりやすい時期です。
放置した場合のリスク:
再発を繰り返し、いきち:痛みを感じ始める段階が早くなり、軽い負荷でも痛みが出やすくなります。
慢性的な睡眠不足や運動量の低下が重なると回復力が落ちます。

対策


「何か運動やストレッチをしなければ」と焦いストレッチや運動を探される方が多くおられます。
しかし、痛みが強い時期ほど大切なのは何かやるより悪化させないという考え方です。
ここではセルフケアの指導ではなく、日常での体の使い方に絞ってお伝えします。
圧迫・負荷を減らす工夫
ヘルニアでは、前かがみ姿勢で椎間板への負荷が増えやすく、神経症状が出ます。
床からの持ち上げや、腕を伸ばしたままの作業は腰に大きく負担をかけます。
・前かがみで物を持つ場面を減らす・ものを持ち上げる際は「近づいて、短く、ゆっくり」を意識する


② 同一姿勢・反復動作への対処
同じ姿勢が長く続くことで筋肉は緊張状態が続き、さらに関節の動きを硬くします。
その状態で立ち上がると、腰に負担が集中しやすくなります。
反復動作も同様で、短時間であっても積み重なると症状に影響します。


・座りっぱなしを避け、同じ姿勢の時間を短く区切る
・運転やデスクワークはこまめに姿勢を変える
・家事は立ち仕事が連続しないようにを間に座る時間を挟む


③ 全身バランスの考え方 
腰部椎間板ヘルニアは腰が悪いと腰をなんとかしようと考えがちです。
しかし、股関節や肩甲骨など他の部分がうまく使えていないことで腰に負担がかかっていることが多くあります。
繰り返しの痛みや過去の怪我などで左右のバランスを崩し偏った使い方になっているのです。
・股関節・背中など全身を使う意識する
・片側ばかりで持つ、片脚に体重を乗せる癖を見直す
・痛い側をかばうことが癖になっていないか、動作の左右差を自覚する


当院でのアプローチ


当院では体のゆがみをとることで腰の椎間板ヘルニアにアプローチをしています。
体の左右のバランスの崩れが無意識の緊張状態を生みますそしてゆがみと緊張により血液の流れも悪くなります。
体を動かすのに必要な酸素、栄養が一部分にうまく届かなくなっています。
さらにバランスの崩れた状態では自分で思っている真っ直ぐと、実際の真っ直ぐとにズレが出ます。
そのズレあるまま過ごすことで腰の緊張をうまく抜くことが出来ない状態が続きます。
施術でゆがみを整えることで体の左右のバランスが整う無意識の緊張が解除され力が抜ける全身の血流が改善される
ゆがみが取れ、血流が改善することで、必要な酸素や栄養が行き渡るようになります。
その結果、腰の痛んでいる部分が修復されます。

まとめ


腰や足の痛み、しびれがあると、この先どうなるんだろうと心配になりますよね。
病院で手術の場合もありますと聞くと尚更と不安になると思います。
腰部椎間板ヘルニアは、状態を正し理解することでリハビリや施術で改善していくケースも多い症状です。
まずは痛みの度合いや範囲、症状の経過を今回の症状の経過と比較して対策やってみてください。
対策をしてみたけれど変化がわからない、もっと詳しく知りたいという方は国家資格を持ったお近くの専門家をお尋ねください。
当院でも体のゆがみをとり、正しい体のつかい方をお伝えすることで椎間板ヘルニアにアプローチする施術を行なっています。
腰の痛み、足のしびれ、椎間板ヘルニアでお困りの際は一度ご相談ください



2026/01/27

「踏ん張ると膝が痛い」
「立ち上がる時に膝が伸びるのに時間がかかる」
このような症状でお悩みではないですか? 






はじめに


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
年齢とともに増えてくる体の悩みのひとつに、膝の痛みがあります。

 


特に女性は閉経後のホルモンバランスの変化や筋力低下の影響を受けやすく、60代を超える頃から膝に不調を感じる方が増えてきます。


日常生活で階段の昇り降りや正座がつらくなり、散歩もおっくうになってしまうと。
「このまま歩けなくなるのでは…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。


膝の痛みの中でも代表的なものが「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)」です。
厚生労働省の調査によると、国内での潜在患者数は約3000万人とされ、実際に痛みなどの自覚症状がある人は約1000万人とも言われています
(厚生労働省「膝の痛みに関する調査」より)。
この変形性関節症は、ほっておくとどんどん進むもので、今の状態の理解と早めの対策が非常に重要です。
では、なぜ膝に痛みが出るのか?
どのように体と関係しているのか?
今回の記事では膝の痛みでお悩みの方に向けて原因と日常生活で実践できる対策をお伝えします。
今日からすぐにできる内容ですので是非最後までお読みください。

原因解説

変形性膝関節症の状態や症状の変化には、さまざまな要因が関与しています。
それぞれの原因を専門的に掘り下げて解説いたします。
  • 関節軟骨のすり減りと変形

膝関節の内部では、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間に「関節軟骨(かんせつなんこつ)」があります。
これがクッションのように衝撃を吸収しています。
しかし加齢や使い過ぎによって、この軟骨がクッション性を失い、徐々にすり減っていくと、骨同士が直接ぶつかるようになります。
これにより摩擦が生じ、関節内で炎症が起き、痛みや腫れを引き起こします。
  • 滑膜の炎症と関節液の減少 

関節の内側を覆う「滑膜(かつまく)」は、関節液を分泌し、軟骨に栄養を届ける役割を持っています。
変形性膝関節症が進行すると、摩擦による刺激で滑膜に炎症が起き、関節液の分泌量が減少または質が低下します。
結果として関節が滑らかに動かず、痛みやこわばりを感じやすくなります。
  • 筋力の低下と支持機能の低下

太ももの前側にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」の筋力が衰えると、安定が悪くなります。
バランスが悪くなることで膝は直接衝撃を受けやすくなります。
また、内ももの「内転筋(ないてんきん)」やお尻の「中臀筋(ちゅうでんきん)」なども体のバランス維持に関わっています。
これらが弱くなることで姿勢が崩れ、関節への負担が偏る原因になります。
  • アライメントの異常(O脚・X脚) 

正常な下肢の骨の並び(アライメント)では、股関節・膝関節・足首が一直線に並び、荷重が均等にかかるようになっています。
しかし、O脚(膝が外に開く形)やX脚(膝が内側に寄る形)などの変形があると、重心が偏ります。
膝の内側または外側に偏って体重がかかりやすくなり、その部分の軟骨が集中してすり減ります。
特に日本人女性にはO脚傾向が多く、膝の内側に変形が進みやすい傾向があります。
  • 体重の増加による負荷増大 

膝関節には、歩行時に体重の約3倍、階段の昇降時には4~5倍の負荷がかかるとされています。
たとえば体重が1kg増えると、膝には3kg以上の負荷がかかる計算です。
肥満気味の方はそれだけで膝へのダメージが蓄積されやすく、変形性膝関節症のリスクが大きくなります。
  • 関節内構造の損傷歴(けがや半月板の損傷) 

過去にスポーツや転倒によって膝を痛めたことがある方は要注意です。
とくに「半月板(はんげつばん)」は軟骨の一部で、衝撃吸収と関節の安定性に関与しています。
半月板が損傷すると、その部分の機能が低下し、軟骨に直接負荷がかかりやすくなります。
また、捻挫などによる靭帯損傷(前十字靭帯など)も関節の不安定性を招き、変形性関節症へと進行するリスクが高まります。
  • 遺伝的要因やホルモンバランスの変化 

家族に変形性膝関節症の方がいる場合、遺伝的な素因が影響することもあります。
女性は閉経を迎えると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少し、軟骨の代謝や骨の強度に悪影響を及ぼすことがあります。
このように、変形性膝関節症は「加齢」だけではなく、「筋力」「姿勢」「骨格」「生活習慣」など、さまざまなな原因が重なって起こります。
一つひとつの原因を知り、早期に対応することが、将来痛みで歩けなくなることを予防する第一歩となります。
正し、急激な腫れや痛み、関節の熱感、発熱を伴う場合は他の病気の可能性があります。
早急な医療機関の受診をお勧めします

 




体のゆがみの解説


実は、膝の痛みは膝だけの問題ではなく、体全体のバランスと深く関係しています。
特に「体のゆがみ」は、膝関節に不自然な負担をかける大きな要因です。
例えば、猫背や反り腰などの姿勢不良があると、骨盤の角度が変わり、その上にある背骨や足のバランスにも影響を与えます。
骨盤が前傾すると太ももの前側に緊張が生まれ、膝を常に伸ばした状態になりやすく、膝への負担が増えます。
また、歩き方や立ち方も重要です。
左右どちらかに重心が偏った立ち方や、内股・がに股歩きなどの癖があると、特定の部位に過度なストレスがかかりやすくなります。
特にO脚の傾向がある方は、膝の内側に負担が集中しやすく、変形性膝関節症の進行を早めてしまう可能性があります。
日々の姿勢や動作の積み重ねが、膝にとってストレスとなります。
「体のゆがみ」を整えることは、膝の痛みを軽減するうえで非常に重要なポイントとなります。

対策


変形性膝関節症の進行を防ぐためには、「痛みが出る動き」を避けながら、「膝関節にやさしい生活習慣」を身につけることが重要です。
以下に、膝を守るための日常生活での注意点を、実践しやすい対策法をご紹介いたします。

正しい姿勢を意識する


人は立っているだけで、膝に全体重を預けています。
そのため、姿勢が崩れると膝への負担が偏り、特定の軟骨がすり減りやすくなります。
背筋を伸ばし、骨盤を立てる意識を持ちましょう。
頭のてっぺんが天井から糸で引っ張られているような感覚を意識すると、体幹が安定し、膝への負担も分散されます。
立つときは足の裏全体に均等に体重をのせ、膝が内側や外側に倒れないよう注意しましょう。
これは「姿勢保持筋(しせいほじきん)」と呼ばれる深部の筋肉を働かせ、関節への過負荷を防ぐという意味でも重要です。

階段・段差の昇り降りでは手すりを使う


階段の昇降は、日常動作の中でも特に膝に強い負荷がかかります。
とくに「降りる動作」は、自分の体重を片足で支えるため、膝に4~5倍もの荷重がかかるといわれています。
痛みや違和感がある方は手すりを必ず使い、両足をそろえて一段ずつ昇降しましょう。
昇るときは、痛みのない側から。
降りるときは痛む足から先に出すと負担が軽減されます
良い足で昇り、悪い足で降りるを意識しましょう。

椅子の生活を基本にする


膝関節にとって、正座やしゃがみ動作など深く曲げる動作は大きな負担です。
日常の中で次のような工夫を取り入れると効果的です。
食事やテビを見るなどのくつろぐ時間は、畳ではなく椅子とテーブルで。
座るときの椅子は、膝よりやや高めの座面を選び、立ち上がりやすさも考慮しましょう。

長時間の立ちっぱなし・歩きすぎは避け、こまめに休む


同じ姿勢が長く続くことも負担になります。
適度に動かし、適度に休む。
買い物やお出かけの際は、15~20分ごとに座って休憩を入れるよう意識しましょう。
家事の合間にも、小さな椅子や腰掛けを使って足を休める時間を取りましょう。
「今日は少し歩きすぎたかも」と感じた日は、無理をせず次の日は控えめにするなど、バランスを取る工夫が大切です。

体重管理


体重の増加は膝にとって最大の敵のひとつです。
変形性膝関節症の研究では、5kg体重を落とすだけで、膝への負担が大幅に減り、症状が改善したという報告もあります。
無理な食事制限ではなく、まずは間食を減らす、ゆっくり噛んで食べるなど、小さな習慣から始めましょう。
ジュースやコーヒーを水やお茶に置き換えるだけでも、摂取カロリーは大きく変わります。
まずは毎日体重を決まった時間に計り、記録をつけましょう。

まとめ


膝の痛みがあると、毎日の生活が不便になり、外出や趣味の時間もおっくうになりますね。
変形性膝関節症は、正しく原因を理解し、日常生活の中で適切に対処することで、進行を防ぎ、痛みを軽減することができます。
まずは今回お伝えした対策を年のせい、とあきらめなずにあきらめずに始めてみてください。
対策をしたけれど効果がわからない、もっと詳しく知りたいという方はお近くの国家資格を持つ専門家をお尋ねください。
当院でも体のゆがみを整えて、正しい体の使い方をお伝えする施術を行なっています。
膝の痛み、変形性膝関節症でお困りの際は一度ご相談ください。


 


2026/01/24
「足の親指の外側がズキズキと痛む…」

「パンプスを履くと当たって痛む」

このような症状でお悩みではないですか?


はじめに


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。

今回ご相談いただいた、Hさん

子供さんが保育園に入られたので復職されるタイミングでのご相談でした。

昔に履いていたパンプスを履こうとしたら足の親指が当たって痛い。

普段も時々痛みを感じてはいたけれど子供さんに手を取られてそのままにしていたとのことでした。

足の親指の外側の痛みは、外反母趾と言われるものがその多くを占めます。

日本整形医学会の調査では女性の31.6%が痛みや違和感を経験したこという調査結果もあります。


多くの方が経験する外反母趾の痛みですが、忙しいとついつい自分のことは後回しになってしまいがちですね。
痛みや違和感を我慢しながらの生活はお辛いと思います。

今回の記事では、外反母趾について、原因、症状の経過、予後を順序立ててお伝えします。

その上で、日常生活での注意点と対策をお伝えします。

忙しい生活の中でも簡単にできる対策や、使い方を変えるだけのものもあります。

外反母趾でお悩みの方のお役に立てる内容となっていますのでぜひ最後までお読みください。

外反母趾とは何か


外反母趾とは、足の親指(母趾)が少しずつ外側に曲がり、付け根が出っ張ってくる状態のことを指します。


体の説明をする際に、小指側を外側、親指側を内側と表現します。

親指が外に反っている、これが外反母趾です。



「親指の付け根が靴に当たって痛い」
「赤く腫れる」
「見た目が気になる」

といった症状で気づく方が多いです。

一見すると
親指だけが曲がっているように見えますが、実際には足の中全体のバランスが崩れた結果として起こる変化です。

原因解説



外反母趾の痛みの原因は、親指だけではありません。

ここから外反母趾の原因を、次の3つの観点で整理します。

① 靴による圧迫や負荷


つま先が細い靴や足幅に合わない靴では、母趾周囲が圧迫され、皮膚・母趾の関節に炎症が起きやすくなります。

赤み・熱感・腫れが出る場合は、局所の炎症反応が関与している可能性があります。

摩擦による刺激

歩行で同じ部位が繰り返しこすれると、痛みが強まりやすく、タコができるなどの皮膚トラブルにつながることがあります。

神経への刺激

腫れや圧迫が強いと「触るとビリッとする」「当たると鋭い痛み」といった症状が出ることがあります。

② 足の指のをうまく使えていない


母趾の付け根の関節は歩く上で大きな負荷がかかる部位です。

本来、母趾は歩く上で地面を蹴るときに重要な部分です。

足部アーチ機能の低下

足には縦と横の2種類のアーチがあります。土踏まずの内側縦アーチや足の指を繋ぐ横アーチ

アーチでの支える力が落ちると、足の前部が開く状態になり、負荷が足の指に集中します。


③ 姿勢・生活動作との関連


立ち方のクセ
片足での偏った立ち方、膝が内に入りやすい姿勢などがあると、足の内側に体重が乗りやすく、母趾へ負担が集中します。

家事・仕事の反復
炊事や洗濯での立ち仕事など、通勤時の移動な度では毎日同じ負担を繰り返すことになります。

症状の経過と予後


外反母趾は、痛みの強さと変形の程度が必ずしも一致しないことがあります。

ここでは母趾外側の痛みの経過を3段階で整理します。

初期


自覚症状

靴を履いたときに当たって痛い、赤くなる

長く歩いた日だけ痛む、翌日は軽い

生活への影響

素足でいる時は痛みではなく違和感

靴を履いている時間が長くなるにるれ痛みが増える

放置した場合のリスク

圧迫と摩擦が続くと炎症が繰り返され、痛みが出やすい状態が慢性化する可能性があります。

注意が必要なケース

どの段階においても、他の病気などの疑いがあるため
安静時でも痛みが強い
皮膚がただれてきた
しびれ
急激な悪化
などがある場合は早急な医療機関の受診が必要です。

中期


自覚症状
当たらなくてもズキズキする日が増える
母趾の付け根が腫れやすい、触ると痛い
前足部の別の場所も痛む/タコができる

生活への影響
通勤、買い物、抱っこで歩くことが苦痛になる
靴選びに時間がかかる、外出を控えたくなる

放置した場合のリスク
母趾をかばうことで、浮き指や指の曲がり変形が他の指にも起き、痛みの範囲が広がります

進行期

自覚症状
変形が固定し、靴に入れるだけで痛い
母趾が隣の指に重なる、
爪や皮膚トラブルが起きる


生活への影響
日常の移動が億劫になり、活動量が落ちる
歩き方が変わり、膝・股関節・腰に違和感を感じる

放置した場合のリスク
軟骨や骨の変形を伴うと、痛みが常にある状態になります。
関節の変形は痛みや症状が治っても元には戻りません。

対策



① 圧迫・負荷を減らす工夫
デザインよりも足幅に合う靴を優先する
サイズだけでなく幅とつま先の形が重要です。
母趾周囲が当たる靴を我慢して履くほど炎症は長引きやすくなります。

靴を履いて歩く時間を減らす
運動のためにウォーキングなどをされている方はエアロバイクなどに切り替えて、母趾にかかる負担を減らしましょう。

② 同一姿勢・反復動作への対処

立ちっぱなしの時間を短くする
炊事や洗濯などの立ち仕事では、足の踏み替えや姿勢を替えるだけでも足への負担が変わります。

歩幅を意識する

歩幅が大きくなると、着地、蹴り出しで母趾に負担が集中します。
特に急ぎ歩き足を意識して減らすだけでも違います。

③ 全身バランスの考え方

体重の掛け方

外反母趾は、母趾に体重がかかりやすい立ち方・歩き方で悪化します。
片足への偏った立ち方のクセがあると常に負担がかかる足が決まります。
肩幅を意識して立つことで左右にバランスよく体重を逃すことができます。

痛い場所=原因と決めつけない

母趾外側が痛くても、バランスの崩れによって母趾に負担がかかっていることがあります。
足首・膝・股関節と全体を意識して、バランスをとりましょう。

当院でのアプローチ


当院では体のゆがみをとることで外反母趾にアプローチをしています。

体の左右のバランスの崩れが無意識の緊張状態を生みます

そしてゆがみと緊張により血液の流れも悪くなります。

体を動かすのに必要な酸素、栄養が一部分にうまく届かなくなっています。

さらにバランスの崩れた状態では自分で思っている真っ直ぐと、実際の真っ直ぐとにズレが出ます。

そのズレあるまま過ごすことで左右の足の指をうまく使えない状態が進みます。

施術でゆがみを整えることで

体の左右のバランスが整う
無意識の緊張が解除され力が抜ける
全身の血流が改善される

ゆがみが取れ、血流が改善することで、必要な酸素や栄養が行き渡るようになります。

その結果、悪い部分が修復されます。

まとめ



外反母趾の痛みは、初めは違和感程度でいつも痛くはないからと我慢しがちな症状です。

しかしバランスの崩れが大きくなると痛みは強くなり、関節の変形にまで発展することも。

まずはご自身の足の状態を知っていただくことがとても大切です。

その上で今回の日常生活の注意点に気をつけた上で対策を実践してみてください。

対策をしてみたけれど変化が感じられない、もっと詳しく知りたいという方は国家資格を持った専門家をお尋ねください。

当院でも体のバランスを整えた上で、正しく足を使えるようになる施術を行なっています。

足の親指の痛み、外反母趾でお悩みの際は一度ご相談ください。

2026/01/19

「最近、しゃがんだり正座をするのがつらい」

「膝に違和感があり、動かすと痛む」

「病院で『膝に水が溜まっている』と言われたけれど、どうすればいいのかわからない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
膝関節は、日常の立つ・歩く・座るといった動作で使う関節です。

はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

関節に水が溜まるというのは、医学的には関節水腫(かんせつすいしゅ)と呼ばれ、関節内で炎症が起こっているサインです。

関節水腫は、関節炎や半月板損傷、変形性膝関節症などの膝を痛めたり、長年の使い痛みなどに伴って二次的に起こるとされています

とくに40代以降の女性に多く見られ、しゃがむ、床からの立ち上がりなど、日々の生活動作に支障をきたすこともあります。
この記事では、膝に水が溜まる原因や体の使い方との関係、日常生活での注意点をわかりやすく解説していきます。

原因解説

膝に水が溜まるとは、膝関節内にある関節包という袋状の構造の中に、滑液と呼ばれる潤滑液が必要以上にに分泌された状態です。
これは体の自然な防御反応であり、膝の中で何らかの刺激や炎症が起きているサインです。
以下に、主な原因を膝の状態・使い方・生活習慣の観点から詳述します。
● 変形性膝関節症
中高年の女性に特に多く、膝に水が溜まる代表的な原因です。

膝関節の軟骨がすり減ってしまい、骨同士が近づくことで摩擦が発生します。
摩擦が炎症を引き起こし、滑液が過剰に分泌され、関節内に水が溜まった状態となります。
長年の膝の使い過ぎ、体重による負荷増加、加齢による軟骨の変性が主な要因です。
● 半月板損傷
膝の中にある半月板は、クッションのような役割を持ち、荷重を分散させています。
スポーツや階段の昇降、長年の摩耗により半月板が、傷つくと、関節内に炎症が起きて滑液が過剰に分泌されます。
ひねり動作で損傷する外傷性、加齢によって徐々に傷む変性損傷、どちらの場合も、水が溜まりやすくなります。
● 滑膜炎
関節内には滑膜(かつまく)いう組織があり、滑液を分泌する役割があります。
この滑膜に炎症が生じると、異常に多くの滑液が分泌されるため、膝に水が溜まります。
● 靭帯損傷・膝の打撲や捻挫
交通事故や転倒、スポーツなどで膝の前十字靭帯や内側側副靭帯などを損傷した際にも、関節内の炎症が起き、滑液が溜まります。

軽度の捻挫でも繰り返すと慢性的な滑膜刺激になる見逃されやすい打撲でも長期化すると水が引かないことがあります。
過去の怪我などによる膝の不安定感の要因となります
● 過体重・筋力低下による関節負担の増大
膝関節は体重の約3〜5倍の荷重がかかるといわれており、体重増加はそれだけで膝に大きな負担になります。
また、太ももの前側の筋肉が弱っていると、膝関節の安定性が低下し、炎症が起こりやすくなります。
階段の上り下り、しゃがみ動作での膝の圧迫、長時間の立ちっぱなしなど膝肢の負担が増すことが要因になります。
● その他の病態
以下のような特殊な病態でも膝に水が溜まることがあります。
関節リウマチ:膝の痛みや腫れだけではなく全身の倦怠感、微熱などを伴うことがあります。
感染性関節炎:膝に細菌が侵入し、急激に炎症・腫脹を伴う
「膝に水が溜まる」という状態は、単なる症状ではなく、多くの場合膝関節に何らかの負荷や異常が生じている結果です。

「そのままにしておけば引くかもしれない」と放置せず、原因に応じた対応が求められます。
膝の痛みだけではなく全身の症状を伴うときは、速やかに病院で診断を受けましょう。

体のゆがみの解説


膝に水が溜まりやすい人の多くに、体の使い方の癖や偏りが見られます。
こうした体のバランスの崩れは、骨がズレているのではなく、筋肉や関節の動き・緊張のアンバランスによって起こります。
● 重心の偏りと膝への負荷
人の体は、まっすぐ立っているつもりでも、実は左右の足に均等に体重をかけていないことがよくあります。
片足に体重をかけて立つ、いわゆる休めの姿勢
デスクワーク時に片方の足だけ組むクセ、床に座るときに足を横に流す座り方
このような動作が日常的に繰り返されると、左右の脚の筋力や骨盤周辺のバランスに差が生じ、膝関節にかかる力も偏っていきます。
● 股関節・足関節との連動性
膝関節は、股関節と足関節の間にあり上下の関節と連動して動いています。
股関節の可動域が狭いと、膝で代償する動きが起きるます。
足首が硬いと、歩行時に膝がねじれます。
このような連動した動きに不具合があると、膝関節にねじれのストレスが加わりやすく、滑膜や半月板に炎症を起こしやすくなります。
● 筋力と柔軟性のアンバランス
膝関節の安定には、太もも前・太もも裏・ふくらはぎなどの筋力と柔軟性が関係します。
太もも前の筋力低下 → 膝崩れが起こる
もも裏の過緊張 → 膝裏の張り、可動制限
うちももの筋力低下 → 膝が内側に入り込む、ニーイン動作を誘発
これらのアンバランスが続くと、関節内部の構造に常に歪んだ力がかかり、慢性的な炎症と水腫が発生しやすくなります。
このように、体がゆがみ、筋機能や運動パターンが崩れることで膝関節にかかる負荷が増えて、炎症を起こし水が溜まるのです。
膝に水が溜まる背景には、こうした全身の連動性や姿勢のクセが深く関わっています。

対策


膝に水が溜まっている状態では、直接的な刺激を避けることが最優先です。

しかし、安静にしすぎるのも筋力低下を招くため、バランスのとれた生活管理が重要です。
以下に、日常生活で気をつけたいポイントをより詳しくご紹介します。
● 膝を深く曲げる動作を避ける
正座、和式トイレ、床でのあぐらなどは膝関節を深く曲げて関節に圧をかける動作です。
イスに座る生活スタイルに変える、布団からベッドに変更するなど、日常生活での使い方の見直しが効果的です。
● 階段の利用は最小限に、手すりを活用
下り階段は特に膝に負荷(体重の6〜7倍)がかかります。昇降はできるだけゆっくりと、痛くない方の足から動かすを心掛けましょう。
● 冷え対策を徹底する
冷えは筋緊張を高め、関節内の代謝を悪化させます。
冷房が効いた職場ではレッグウォーマーやカイロの使用も検討しましょう。
● 正しい立ち方・歩き方を意識する
膝が内側に入る姿勢は、膝の内側構造にストレスをかけます。
つま先と膝が同じ方向に向くように意識して歩くと、関節の回旋ストレスが減少します。
● 体重管理と運動習慣
体重を1kg減らすだけでも、膝への負担は3〜5kg相当の軽減になります。
また、関節を痛めずに筋力を維持するには、水中ウォーキングなどが理想的です。
このような注意点を実践することで、炎症の悪化を防ぎながら日常生活の質を保つことができます。
特に何気ない日常動作の見直しは、再発予防の鍵になります。

まとめ


膝に水が溜まる症状は、見た目には腫れている程度の変化かもしれません。
しかし、その背景には関節内部での炎症、筋機能のアンバランス、体の使い方のクセなど、複数の要因が複雑に絡み合っています。
そしてこの状態は、一度水を抜けば終わりではありません。
水が繰り返し溜まる場合、それは体がまだ回復していないサインであり、根本原因に向き合う必要があるというメッセージでもあるのです。
膝の痛みを我慢して使い続けることで、日常生活に支障が出る状態に進行します。
そして膝関節の変形が起起きると元の動きを取り戻すのはとても大変です。
どんな動作で痛みが出るのか?

どういった姿勢で膝に負担がかかっているのか?

体の左右差や筋力低下がないか?
まずは体の使い方と動きを確認してみて下さい。
当院でも体の歪みを整えることで膝の症状にアプローチをする施術を行っています。
膝の痛み、水が溜まる症状でお悩みの際は一度ご相談ください。



2025/10/08

ランニングをしていて、膝の外側に違和感や痛みを覚えたことはありませんか?

特に走り始めてしばらくするとズキズキとした痛みが出て、走り続けるのが難しくなる

そんな経験をされた方は腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)の可能性があります。






はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

腸脛靭帯炎は、ランナーの約12%に発症すると言われており、特にマラソンや長距離を頻繁に走る人に多く見られます。

走りすぎたからだろうと軽く考え、マッサージやストレッチで一時的に対処する方も多いですが、実はそれだけでは根本的な改善には至りません。

なぜなら、腸脛靭帯炎の本当の原因は体の使い方とゆがみにあるからです。

今回は、なぜマッサージやストレッチだけでは腸脛靭帯炎が治らないのか、根本原因と日常生活での注意点について詳しくお伝えします。


腸脛靭帯炎の原因

腸脛靭帯炎は、膝の外側にある靭帯が、太ももの骨の外側のでっぱりと擦れ合うことで炎症が起きます。

走っている時の繰り返しの摩擦がきっかけですが、問題はなぜそのような摩擦が生じるのかという根本の原因にあります。

次の項では、その主な要因をひとつずつ詳しく解説していきます。

■ ランニングフォームの不良

多くの腸脛靭帯炎の方は、フォームの乱れが見られます。具体的には以下のような特徴です。

足のねじれ:足が内側にねじれるように接地することで、腸脛靭帯が過剰に引き伸ばされやすくなります。

膝が内側に倒れる:着地時に膝が内側に入ると、腸脛靭帯が骨と擦れる位置に押し込まれてしまいます。

ストライドが大きすぎる:足を前に出しすぎると着地の衝撃が強くなり、腸脛靭帯へのストレスも増大します。

これらはささいなフォームの乱れですが、長距離を走ることで刺激が繰り返され、徐々にダメージとなって蓄積します。


■ 股関節周囲筋の筋力低下

ランニング時の足を正しくコントロールするには、股関節まわりの筋肉が重要です。

とくに以下の筋肉の弱さが原因となります。

中殿筋:骨盤の横にある筋肉で、片脚立ちや走行時のバランスを保つ役割。

弱くなると骨盤が左右に揺れ、膝の軌道が乱れます。

大殿筋:お尻の大きな筋肉で、脚を後ろに蹴り出す力を生み出します。

弱くなると股関節の安定性が低下し、膝が内側に入りやすくなります。

これらの筋力不足により膝の位置が安定しなくなり、腸脛靭帯が常に引っ張られる状態が続いてしまいます。


■ 足部のアライメント異常

足のバランスや使い方のクセも膝や腸脛靭帯に大きな影響を及ぼします。

以下のような特徴がある方は要注意です:

扁平足:土踏まずが落ちていることで、足首が内側に倒れ込み(過回内)、その結果として膝が内旋しやすくなります。

回内足・過回内:足が過度に内側に傾く着地をすることで、下肢全体のアライメントが崩れ、腸脛靭帯への張力が高まります。

このような足部のクセがあると、走るたびに膝がズレた状態で動くため、腸脛靭帯に摩擦が生じやすくなります。


■ 過度なランニング量と急なトレーニング増加

腸脛靭帯炎はオーバーユース症候群、使いすぎ症候群のひとつです。

以下のようなケースで起こりやすくなります:

急に距離を伸ばした:月間走行距離を一気に増やすと、筋肉や靭帯、関節が耐えきれずに炎症が起こります。

休養不足のまま連日走った:回復する前に再び負荷をかけることで、微細な炎症がどんどん蓄積していきます。

坂道トレーニングを急に始めた:上り坂では股関節と膝に、下り坂では着地時の衝撃が大きくなり、腸脛靭帯への負荷が跳ね上がります。

体が順応できる範囲を超えたトレーニングは、結果としてケガに繋がりやすくなります。


■ ストレッチやケア不足

腸脛靭帯は太ももの外側にある筋肉が骨に付く部分の強くて硬い繊維です。

以下のような状態では特に摩擦が起こりやすくなります。

太ももの外側の緊張:柔軟性が低下すると、膝の曲げ伸ばし時に靭帯が骨に強く擦れます。

筋膜の滑走不良:水分不足やケア不足によって筋膜同士の滑りが悪くなり、動作のたびに引っかかるような動きが生じます。

日常的なケア不足:運動後のアイシング、ストレッチ、筋膜リリースを怠ると、炎症が慢性化しやすくなります。

単に筋肉の硬さだけでなく、体のバランス、使い方、日常のリカバリー方法までを考えることが必要です。


以上のように、腸脛靭帯炎は単純な使いすぎではなく、複合的な要因が積み重なって発症します。


マッサージやストレッチで表面的な緊張を取るだけでは根本的な解決には至らず、ランニングフォームや筋力、姿勢や身体の使い方までをトータルで見直すことが本質的な改善への道となります。



体のゆがみの解説

腸脛靭帯炎の根本原因のひとつに体のゆがみがあります。


このゆがみとは、体の左右の対称性、筋肉のバランスが崩れてしまっている状態を指します。

日常生活のクセや筋力のアンバランスによって無意識にゆがみが蓄積され、その結果として膝や腸脛靭帯に負担が集中しやすくなるのです。


ゆがみ=筋肉の状態+生活習慣+動作のクセ

体のゆがみは、単に骨がズレているだけでなく、以下の3つの要素が絡み合って生まれます:

筋力のアンバランス(特に体幹・股関節周囲)

反復される日常の姿勢やクセ(片足重心、座り方など)

無意識の動作習慣(走り方・歩き方・階段の上り下り)

腸脛靭帯炎の真の解決には、これらすべてを把握して、根本から修正していくアプローチが必要なのです。


対策

セルフケアでは届かない日常動作の見直し

腸脛靭帯炎は、一度炎症が落ち着いても、再発しやすい傾向にある疾患です。


なぜなら、痛みの出た原因(フォーム・姿勢・生活習慣)が変わっていない限り、同じ負荷がまた腸脛靭帯にかかってしまうからです。

ここでは、症状の再発を防ぐための日常生活における注意点を5つの視点から解説していきます。


■ 1. 長時間の座りっぱなしを避ける

座っている時間が長くなると、股関節の前側や太ももの外側が硬くなります。

この硬さが体幹から下肢の動きに制限をかけ、骨盤・股関節の可動性が落ち、膝にストレスが集中する原因になります。

【実践ポイント】

1時間に1回は立ち上がり、屈伸、膝の曲げ伸ばしなどで体を動かす。

椅子に深く座り、背中と腰を丸めないように注意

長時間の座りっぱなしは、知らず知らずのうちにランニング時の可動性低下を招いています。


■ 2. 片足重心のクセに注意する

無意識のうちに片足に体重をかけるクセは、骨盤の傾きや股関節の筋力バランスを崩す原因です。

これにより、足の軌道が偏り、腸脛靭帯に過剰な緊張が起きやすくなります。

【実践ポイント】

鏡の前で真っ直ぐ立った姿勢をチェック。

両肩の高さや骨盤の左右差など

信号待ちや電車待ちでどちらか一方に乗っていないか意識する

靴のソールのすり減り方を見ると、偏りの有無が分かります

左右均等に立つことは、地味ながらも股関節と膝の安定性を高める第一歩です。


■ 3. 階段・坂道での足の使い方を見直す

下り坂や階段の下りでは、膝にかかる衝撃が上りよりも2~3倍に増加します。


腸脛靭帯はこの衝撃による伸ばされながら力を発揮する状態が最も負担がかかります。

【実践ポイント】

下りでは歩幅を小さくし、重心を後ろに引きすぎない

上りでは、太もも前ではなくお尻で押し上げる意識

手すりを軽く使うのも負担軽減に有効

こうした力の入れ方のクセが腸脛靭帯へのダメージを蓄積させている原因です。


■ 4. ランニングシューズの見直し

足元は体の土台です。

ソールがすり減った靴、クッション性が失われた靴を使い続けると、着地の衝撃を直接膝や腸脛靭帯が受けることになります。

実践ポイント】

月間走行距離が150km以上の方は、500~700kmで買い替えが目安

自分の足型・走り方に合った靴を、専門店でフィッティングしてもらう

クッション性・サイズ感・フィット感を必ず確認

安易に人気ブランドだからと選ばず、自分の足に本当に合う靴を見つけることが大切です。

■ 5. トレーニング量・スケジュールの調整

痛みの出やすい人ほど、真面目でがんばり屋さんである傾向が強く、休むことに抵抗を感じがちです。

しかし、体は常に回復と負荷のバランスの上に成り立っています。

【実践ポイント】

週に何キロ走るかではなく、走った翌日にどう感じるかで判断

トレーニングの内容を「強→軽→休→強」とリズムよく組み立てる

痛みや違和感を感じた日は、思い切って完全休養を取る勇気を持つ。

効率的な回復が、長期的には記録と健康の両立につながります。


まとめ

上記の5つのポイントは、すぐに取り組むことが出来る内容です。


セルフマッサージやストレッチと違い、軽視されやすいのですが、痛みの根を断つためには、こうした体の使い方や日常の意識が極めて重要です。

日常のクセこそが腸脛靭帯炎のきっかけであり、それを変えることで、根本的な改善と再発予防が可能になります。

腸脛靭帯炎は、多くのランナーが経験するトラブルですが、決して走りすぎだけが原因ではありません。

マッサージやストレッチで一時的に症状を和らげることはできても、再発を防ぐためには、体の使い方や姿勢のクセと向き合う必要があります。

痛みや不安を抱えて、走ることを諦める理由のは辛いですよね。

根本的な原因に向き合うことで、もっと快適に、もっと長くランニングを楽しむことができるようになります。

対策をしたけれど症状が改善されない方はぜひ国家資格を持った専門機関を受診してください。

当院でも体のゆがみと体の使い方をもとにした根本的な改善をサポートしています。

ランニング時の膝の痛み、腸脛靭帯炎でお悩みの際は一度度相談ください。

2025/07/10

自転車にまたがる時、股関節に痛みが出る

ペダルをこぐたびに股関節が詰まるように痛い

そんな症状でお悩みではありませんか?




はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

日常生活で欠かすことのできない乗り物である自転車。

自転車に乗るたびに出る痛みは、このまま乗り続けて大丈夫なのだろうかと不安になりますよね。

股関節の痛みは40代以降の女性に多く見られる症状で、加齢による変化や生活習慣、運動時のクセが重なって起こることが多いとされています。

実際、厚生労働省の調査によると、女性は男性に比べて変形性股関節症の発症リスクが高いと報告されています。

その原因は生まれ持った関節の形から日常の姿勢や体の使い方のクセ、体のゆがみといった見えない要因も深く関わっています。

本記事では、特に自転車に乗っている時に痛みを感じる方へ向けて、股関節痛の原因や体のゆがみとの関連、日常生活での注意点について、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

自転車にまたがる時の痛み、股関節痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。



■原因解説


股関節痛は、一見すると単なる筋肉の疲労や年齢による変化に思われがちですが、実際には複数の解剖学的・運動学的な要因が複雑に絡み合って発症します。

特に自転車に乗っている際の股関節の痛みには、以下のような原因が考えられます。



  • 関節唇損傷

股関節は球関節と呼ばれる構造を持ち、骨盤側の寛骨臼と大腿骨頭がはまり込む形で成り立っています。

その際、寛骨臼の縁を取り囲むように存在する軟骨性の組織が関節唇です。

関節唇はクッションの役割を担い、関節の安定性と衝撃吸収を助けますが、自転車による反復運動や長時間の負荷が加わると、亀裂や断裂を起こすことがあります。

関節唇が損傷すると、特に動き出しや方向転換時に引っかかり感や鋭い痛みが現れるのが特徴です。



  • 腸腰筋の過緊張

腸腰筋は、腸骨筋と大腰筋を合わせた総称で、腰椎から骨盤内を通り、大腿骨の内側につながる深いところを通っている筋です。

足を前に上げる動きで使う筋であるため、自転車をこぐ動作では常に使われています。

長時間の使用によってこの筋肉が過緊張を起こすと、股関節の前方に圧迫感や痛みが生じ、動かす範囲にも制限が出てくることがあります。

また、腸腰筋が硬くなると骨盤の前傾姿勢を助長し、より一層股関節へのストレスを高めてしまいます。



  • 股関節の可動域制限と代償動作

股関節の動きが制限されると、体はその不足を他の部位で補おうとします。

たとえば、股関節の屈曲が不足すると、背骨の腰部分を過度に反らせる動きで代償しようとし、結果的に腰痛を引き起こしたり、股関節への負担をさらに増大させることになります。

代償動作は、筋肉や関節に余計な負荷をかけるため、慢性的な痛みの引き金になりやすいのです。



  • 軟骨の摩耗と変形性股関節症の初期症状

股関節内には関節軟骨が存在し、関節の滑らかな動きを支えています。

しかし、年齢や過度な負荷により軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、痛みや炎症を起こします。

これが変形性股関節症の始まりです。

初期には運動時や長時間の使用後に違和感を覚える程度ですが、進行すると日常動作にも支障をきたすようになります。

まあた、股関節に痛みが出て、レントゲンなどで生まれつき関節が浅いと診断される方も多くおられます。



  • サドル位置・ペダル角度の不適合

股関節は、サドルの高さ・前後位置・ペダルの角度により、負荷のかかり方が大きく変わります。

サドルが低すぎると、ペダルをこぐたびに股関節が深く曲がりすぎる状態になり、前方の筋肉や関節を包む膜に過度な圧力がかかります。

また、ペダルの角度が足の軌道に合っていないと、膝や股関節がねじれるような動作になり、炎症や関節内への刺激が生じやすくなります。


このように、股関節の痛みには構造的・機能的・動作的な問題が複合的に関わっており、ただの使いすぎや年のせいで片付けてしまうことは危険です。

早期に原因を見極め、適切なケアを行うことが大切です。


■体のゆがみの解説


股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ重要な関節であり、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。

そのため、股関節の動きや痛みには、体全体のバランスや姿勢が深く関係しています。

特に影響を与えるのが体のゆがみです。

骨盤が前傾または後傾した状態が続くと、股関節の位置関係が崩れ、正しい動作ができなくなります。

例えば、骨盤が前に傾きすぎると、股関節が常に曲がった状態になり、腸腰筋や大腿直筋といった太ももの前側の筋肉に過剰な緊張が生まれます。

また、日常の姿勢のクセ—たとえば片脚に重心をかけて立つ、足を組む、デスクワーク中に背中を丸める—なども体や股関節のゆがみを助長します。

このような姿勢の乱れが積み重なることで、股関節にかかる負担が偏り、やがて痛みとして現れてしまうのです。

特に自転車では、体幹が前傾しやすく、骨盤が不安定な状態になりやすいため、体のゆがみが痛みを引き起こしやすくなります。

股関節痛の改善には、このような全身のバランスへの視点も欠かせません。


■対策


股関節の痛みを和らげ、悪化を防ぐためには、日常生活の中で股関節に負担をかけない動き方・環境づくりが重要です。

ここでは、自転車に限らず、生活全般において注意すべき具体的なポイントを詳しくご紹介します。



正しい姿勢の習慣化


座っているとき、立っているとき、歩いているときなど、あらゆるシーンで骨盤を立てる意識が大切です。

骨盤が前後に傾くと、股関節周囲の筋肉(腸腰筋・殿筋群など)にアンバランスな負荷がかかり、結果的に股関節を支える力が弱まります。

特に座位では、背もたれに頼らず骨盤を立てて座るよう意識しましょう。

深く腰掛け、お尻の下にある骨で体を支える感覚が大切です。

足を組むクセがある方は、無意識に体をゆがめている可能性があるため、注意が必要です。



同一姿勢の持続を避ける


股関節は、本来あらゆる方向に自由に動く関節です。

そのため、長時間同じ姿勢でいると、関節や筋肉、靭帯がこわばり、動きが悪くなります。

たとえばデスクワークや車の運転などで長く座る際は、1時間に1度は立ち上がって軽く歩いたり、股関節をゆっくり前後左右に動かす

そうすることで筋肉の緊張が長く続かないようにすることが重要です。

椅子に浅く座って猫背になっている場合も、骨盤が後傾し、股関節に圧力がかかるので注意しましょう。



自転車のポジションを見直す


ご自身の体格や股関節の動きに合ったポジションで自転車に乗ることが非常に重要です。

以下の点を意識しましょう。



  • サドルの高さ:ペダルが一番下にあるとき、膝が軽く曲がる程度が理想です。

膝が深く曲がってしまう場合は、サドルが低すぎます。



  • サドルの前後位置:股関節が窮屈に曲がらず、自然な前傾姿勢が取れるよう調整します。

座る位置が前すぎると、股関節の曲がる角度が強くなり痛みを誘発しやすくなります。



  • ハンドルとの距離:ハンドルが近すぎると体が丸まり、骨盤が倒れて・股関節の曲が理が大きくなります。

ハンドルと体の間にスペースが適度にあることで、股関節が自然なポジションで保たれます。




体重管理も重要な要素


体重が増えると、股関節にはそのぶん大きな負荷がかかります。

特に歩行や階段の昇降では、体重の3倍以上の負荷が股関節にかかるといわれています。

急激なダイエットはかえって筋力低下を招くため、バランスの良い食事と、ウォーキングや水中歩行などの有酸素運動を継続することが有効です。

このように、日常の小さな動作や環境の見直しが、股関節の健康を守る大きなカギになります。

痛みが出てからではなく、痛みが出ないように、また悪化しないように、早めの対策を心がけることが非常に大切です。



■まとめ


自転車に乗るたびに感じる股関節の痛み…

いつも痛いわけではないし、そのうち良くなるだろうと思って放置していませんか?

痛みには必ず原因があり、それは骨や筋肉だけでなく、体の使い方や姿勢のクセ、ゆがみによって生じていることが少なくありません。

原因を理解し、日常生活を少しずつ見直すだけでも、股関節への負担はぐっと軽減できます。

痛みや違和感が続く方はお近くの専門的な機関を受診してみてください。

当院でも、体のゆがみを特殊な検査で確認した後、体のゆがみから股関節にアプローチする施術を行なっています。

自転車に乗る時の股関節の痛み、股関節痛でお悩みの方は一度ご相談ください。



2025/06/30

最近、長く歩くと足がしびれて休みたくなる

歩いていると腰の痛みが強くなって、外出するのが億劫になっている

そんな症状で悩みではありませんか?
 

それはもしかすると、脊柱管狭窄症のサインかもしれません。


はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

脊柱管狭窄症は、特に60代以降の方に多くみられる疾患で、日本整形外科学会の調査によると、60歳以上の約10人に1人が症状を抱えていると報告されています。

腰の痛みや足のしびれが徐々に進行し、立つ、歩く、といった日常の動作に大きく影響を与えます。

この記事では、脊柱管狭窄症の症状・原因・体のゆがみとの関係、そして日常の注意点と対策ついて、施術経験をもとに解説します。

脊柱管狭窄症でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。


原因解説


脊柱管狭窄症の本質的な原因は、脊柱管という神経の通り道が加齢や使い方による変化で狭くなり、中を通る神経が圧迫されることです。

この圧迫によって、腰から足にかけての神経に痛みやしびれが生じます。

特に腰の脊柱管が狭くなる腰部脊柱管狭窄症は、50歳以降の方にに多く発症します。

主な要因


  • 椎間板の変性

椎間板は、椎骨と椎骨の間にあるクッション構造です。

加齢に伴い水分が減少して弾力を失い、平べったくなります。

骨と骨の隙間が狭くなることで、神経の通り道が狭くなる原因となります。

  • 黄色靱帯の肥厚

黄色靱帯は、椎骨の後方に位置し、背骨の可動を安定させる靱帯の一つです。

長年の微細な炎症や繰り返される動作により、靱帯組織が硬く・厚くなり、脊柱管の内径を狭める要因となります。

  • 椎間関節の変形性変化

椎間関節は、背骨の後方にある小さな関節で、姿勢保つ時や動作時のバランス調整に重要な役割を担います。

この関節が変形することで、神経や脊髄神経の束を圧迫することがあります。

  • すべり症との関連

腰の骨が前後にずれるすべり症は、脊柱管を構成する骨の配列が乱れることで、さらに神経の通り道を狭くしてしまう原因となります。


  • 脊柱のアライメント異常

加齢や筋力低下により、背骨の元々ある前後へのカーブが崩れると、局所的に負担が集中しやすくなります。

これにより負担が集中した部分で狭窄が進行する場合があります。

  • 慢性的な筋緊張と血流障害

長時間の座位や前傾姿勢などが続くと、腰部まわりの筋肉が慢性的に緊張し、局所の血流が悪化します。

神経組織は血流に非常に敏感なため、酸素不足に陥ると痛みやしびれといった異常感覚が強まりやすくなります。


体のゆがみの解説


脊柱管狭窄症の症状は、体のゆがみと深く関係しています。

日常動作に偏りがあることで体のバランスを崩し、左右均等でない状態になります。

具体的には以下のような習慣が関係しています:

前かがみ姿勢が多い:家事やスマートフォン操作で猫背姿勢が続く。

片側の肩や腰にばかり負担をかける:カバンを同じ側で持つ、片足に体重をかけるなど。

座るときに足を組む、片方に体重をかける:骨盤まわりの筋肉に左右差が生まれ、背骨のラインに影響。

姿勢や筋肉の使い方の癖によって体の動きに偏りが生まれている状態をゆがみと呼んでいます。

このようなゆがみが続くと、特定の筋肉や関節に負担が集中し、脊柱管をさらに狭めてしまう要因となります。

対策


脊柱管狭窄症は、加齢による変形や編成が起こり変形してしまった骨は元通りにはなりません。

しかし、日常生活での体の使い方や環境の見直しにより、神経への圧迫を減らす。

今以上の症状の進行を緩やかにすることが可能です。

以下に、姿勢、神経的、生活動作的な観点で解説します。

1. 姿勢の工夫:神経圧迫を軽減する体の使い方


軽く前傾姿勢を保つ

脊柱管狭窄症では、後屈で症状が強くなる傾向があります。

逆に、やや前屈みになると神経への圧迫が緩和されやすいため、日常生活では腰を軽く前に傾けた姿勢を意識すると、しびれや痛みが出にくくなります。

自転車の前傾姿勢で楽になるのはこの理由です。

椅子に深く腰掛ける

骨盤をしっかり立てた状態で、背もたれを活用して骨盤から背中を支える座り方を意識します。

ソファーなどの腰が沈む座り方は、腰部に余計な負荷がかかります。

中腰姿勢を避ける

洗顔・掃除・靴の脱ぎ履きなど、中腰になる場面では膝を曲げて腰を落とします。

股関節と膝関節を主に使うようにすることで、腰部の屈曲ストレスを軽減できます。

2. 動作の工夫:神経への刺激を最小限にす


30〜40分に1度は体勢を変える

長時間の同一姿勢は、腰部の筋肉の血流を低下させ、神経の酸素不足を招きます。

立ち作業でも座り仕事でも、時間を決めて姿勢を変える意識を持つことが重要です。

階段や段差は、手すりを使って股関節を主に使う

腰部の代わりに股関節と大腿部の筋肉を使うことで、負荷を分散できます。

急な段差では、しびれや脱力を感じやすいため、必ず手すりや杖を併用しましょう。

杖は使用を恥ずかしがる方が多くおられますが一時的な使用と考え、辛い時には使用を考えましょう。

荷物はリュックまたは両手でバランスよく持つ

肩掛けカバンなど、片側だけに重心がかかる荷物は、脊柱を側屈(左右に曲がる動き)させてしまい、椎間関節や神経根へのストレスを増やします。

3. 環境の見直し:無意識の腰負担を避ける工夫


ベッド・寝具

柔らかすぎるマットレスは骨盤が沈み込み、寝ている間も腰が反ってしまいます。

適度な硬さで体圧が分散される寝具を選ぶことが、回復の妨げを防ぎます。

トイレ・浴室の手すり設置

起立・着座動作は、腰への負荷が大きい動作のひとつです。

特に朝は筋肉がこわばりやすいため、補助具の使用を前提にした安全設計を心がけることが大切です。

服装や靴

脱ぎ履きしやすい靴、滑りにくい靴底など、腰を屈める動作が少なくなる工夫が有効です。

寒い時期には腰を冷やさない工夫も忘れずに行いましょう。

まとめ


脊柱管狭窄症は、加齢に伴う変化のひとつですが、日常生活での意識や体の使い方によって、進行を遅らせることが可能です。

そして何より早期のアプローチが肝心です。

違和感を感じ、痛みがでる、痺れや痛みの範囲が広がってくる。多くの方が早く手を打っておけば良かったと後々言われます。

腰、足に違和感を感じたらまずは専門的な機関を受診してください。

当院でも体のゆがみを検査した上で、脊柱管狭窄症に対する施術を行なっています。

腰から足のしびれ痛み、脊柱管狭窄症でお悩みの方は一度ご相談ください。


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