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原因から根本的に治療 てんま活法整骨院
大阪市北区松ヶ枝町1-41
  1. てんま活法整骨院の治療コラム 足の痛み
 

てんま活法整骨院の治療コラム

当院の施術のことや、整体のこと


皆様に有益な情報を書き綴ってまいります。

じぶんんにも当てはまるな〜

こんな症状も整体でいいの?

こんな時はどうしたらいいの?

など書いていきます。

2025/10/08

ランニングをしていて、膝の外側に違和感や痛みを覚えたことはありませんか?

特に走り始めてしばらくするとズキズキとした痛みが出て、走り続けるのが難しくなる

そんな経験をされた方は腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)の可能性があります。






はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

腸脛靭帯炎は、ランナーの約12%に発症すると言われており、特にマラソンや長距離を頻繁に走る人に多く見られます。

走りすぎたからだろうと軽く考え、マッサージやストレッチで一時的に対処する方も多いですが、実はそれだけでは根本的な改善には至りません。

なぜなら、腸脛靭帯炎の本当の原因は体の使い方とゆがみにあるからです。

今回は、なぜマッサージやストレッチだけでは腸脛靭帯炎が治らないのか、根本原因と日常生活での注意点について詳しくお伝えします。


腸脛靭帯炎の原因

腸脛靭帯炎は、膝の外側にある靭帯が、太ももの骨の外側のでっぱりと擦れ合うことで炎症が起きます。

走っている時の繰り返しの摩擦がきっかけですが、問題はなぜそのような摩擦が生じるのかという根本の原因にあります。

次の項では、その主な要因をひとつずつ詳しく解説していきます。

■ ランニングフォームの不良

多くの腸脛靭帯炎の方は、フォームの乱れが見られます。具体的には以下のような特徴です。

足のねじれ:足が内側にねじれるように接地することで、腸脛靭帯が過剰に引き伸ばされやすくなります。

膝が内側に倒れる:着地時に膝が内側に入ると、腸脛靭帯が骨と擦れる位置に押し込まれてしまいます。

ストライドが大きすぎる:足を前に出しすぎると着地の衝撃が強くなり、腸脛靭帯へのストレスも増大します。

これらはささいなフォームの乱れですが、長距離を走ることで刺激が繰り返され、徐々にダメージとなって蓄積します。


■ 股関節周囲筋の筋力低下

ランニング時の足を正しくコントロールするには、股関節まわりの筋肉が重要です。

とくに以下の筋肉の弱さが原因となります。

中殿筋:骨盤の横にある筋肉で、片脚立ちや走行時のバランスを保つ役割。

弱くなると骨盤が左右に揺れ、膝の軌道が乱れます。

大殿筋:お尻の大きな筋肉で、脚を後ろに蹴り出す力を生み出します。

弱くなると股関節の安定性が低下し、膝が内側に入りやすくなります。

これらの筋力不足により膝の位置が安定しなくなり、腸脛靭帯が常に引っ張られる状態が続いてしまいます。


■ 足部のアライメント異常

足のバランスや使い方のクセも膝や腸脛靭帯に大きな影響を及ぼします。

以下のような特徴がある方は要注意です:

扁平足:土踏まずが落ちていることで、足首が内側に倒れ込み(過回内)、その結果として膝が内旋しやすくなります。

回内足・過回内:足が過度に内側に傾く着地をすることで、下肢全体のアライメントが崩れ、腸脛靭帯への張力が高まります。

このような足部のクセがあると、走るたびに膝がズレた状態で動くため、腸脛靭帯に摩擦が生じやすくなります。


■ 過度なランニング量と急なトレーニング増加

腸脛靭帯炎はオーバーユース症候群、使いすぎ症候群のひとつです。

以下のようなケースで起こりやすくなります:

急に距離を伸ばした:月間走行距離を一気に増やすと、筋肉や靭帯、関節が耐えきれずに炎症が起こります。

休養不足のまま連日走った:回復する前に再び負荷をかけることで、微細な炎症がどんどん蓄積していきます。

坂道トレーニングを急に始めた:上り坂では股関節と膝に、下り坂では着地時の衝撃が大きくなり、腸脛靭帯への負荷が跳ね上がります。

体が順応できる範囲を超えたトレーニングは、結果としてケガに繋がりやすくなります。


■ ストレッチやケア不足

腸脛靭帯は太ももの外側にある筋肉が骨に付く部分の強くて硬い繊維です。

以下のような状態では特に摩擦が起こりやすくなります。

太ももの外側の緊張:柔軟性が低下すると、膝の曲げ伸ばし時に靭帯が骨に強く擦れます。

筋膜の滑走不良:水分不足やケア不足によって筋膜同士の滑りが悪くなり、動作のたびに引っかかるような動きが生じます。

日常的なケア不足:運動後のアイシング、ストレッチ、筋膜リリースを怠ると、炎症が慢性化しやすくなります。

単に筋肉の硬さだけでなく、体のバランス、使い方、日常のリカバリー方法までを考えることが必要です。


以上のように、腸脛靭帯炎は単純な使いすぎではなく、複合的な要因が積み重なって発症します。


マッサージやストレッチで表面的な緊張を取るだけでは根本的な解決には至らず、ランニングフォームや筋力、姿勢や身体の使い方までをトータルで見直すことが本質的な改善への道となります。



体のゆがみの解説

腸脛靭帯炎の根本原因のひとつに体のゆがみがあります。


このゆがみとは、体の左右の対称性、筋肉のバランスが崩れてしまっている状態を指します。

日常生活のクセや筋力のアンバランスによって無意識にゆがみが蓄積され、その結果として膝や腸脛靭帯に負担が集中しやすくなるのです。


ゆがみ=筋肉の状態+生活習慣+動作のクセ

体のゆがみは、単に骨がズレているだけでなく、以下の3つの要素が絡み合って生まれます:

筋力のアンバランス(特に体幹・股関節周囲)

反復される日常の姿勢やクセ(片足重心、座り方など)

無意識の動作習慣(走り方・歩き方・階段の上り下り)

腸脛靭帯炎の真の解決には、これらすべてを把握して、根本から修正していくアプローチが必要なのです。


対策

セルフケアでは届かない日常動作の見直し

腸脛靭帯炎は、一度炎症が落ち着いても、再発しやすい傾向にある疾患です。


なぜなら、痛みの出た原因(フォーム・姿勢・生活習慣)が変わっていない限り、同じ負荷がまた腸脛靭帯にかかってしまうからです。

ここでは、症状の再発を防ぐための日常生活における注意点を5つの視点から解説していきます。


■ 1. 長時間の座りっぱなしを避ける

座っている時間が長くなると、股関節の前側や太ももの外側が硬くなります。

この硬さが体幹から下肢の動きに制限をかけ、骨盤・股関節の可動性が落ち、膝にストレスが集中する原因になります。

【実践ポイント】

1時間に1回は立ち上がり、屈伸、膝の曲げ伸ばしなどで体を動かす。

椅子に深く座り、背中と腰を丸めないように注意

長時間の座りっぱなしは、知らず知らずのうちにランニング時の可動性低下を招いています。


■ 2. 片足重心のクセに注意する

無意識のうちに片足に体重をかけるクセは、骨盤の傾きや股関節の筋力バランスを崩す原因です。

これにより、足の軌道が偏り、腸脛靭帯に過剰な緊張が起きやすくなります。

【実践ポイント】

鏡の前で真っ直ぐ立った姿勢をチェック。

両肩の高さや骨盤の左右差など

信号待ちや電車待ちでどちらか一方に乗っていないか意識する

靴のソールのすり減り方を見ると、偏りの有無が分かります

左右均等に立つことは、地味ながらも股関節と膝の安定性を高める第一歩です。


■ 3. 階段・坂道での足の使い方を見直す

下り坂や階段の下りでは、膝にかかる衝撃が上りよりも2~3倍に増加します。


腸脛靭帯はこの衝撃による伸ばされながら力を発揮する状態が最も負担がかかります。

【実践ポイント】

下りでは歩幅を小さくし、重心を後ろに引きすぎない

上りでは、太もも前ではなくお尻で押し上げる意識

手すりを軽く使うのも負担軽減に有効

こうした力の入れ方のクセが腸脛靭帯へのダメージを蓄積させている原因です。


■ 4. ランニングシューズの見直し

足元は体の土台です。

ソールがすり減った靴、クッション性が失われた靴を使い続けると、着地の衝撃を直接膝や腸脛靭帯が受けることになります。

実践ポイント】

月間走行距離が150km以上の方は、500~700kmで買い替えが目安

自分の足型・走り方に合った靴を、専門店でフィッティングしてもらう

クッション性・サイズ感・フィット感を必ず確認

安易に人気ブランドだからと選ばず、自分の足に本当に合う靴を見つけることが大切です。

■ 5. トレーニング量・スケジュールの調整

痛みの出やすい人ほど、真面目でがんばり屋さんである傾向が強く、休むことに抵抗を感じがちです。

しかし、体は常に回復と負荷のバランスの上に成り立っています。

【実践ポイント】

週に何キロ走るかではなく、走った翌日にどう感じるかで判断

トレーニングの内容を「強→軽→休→強」とリズムよく組み立てる

痛みや違和感を感じた日は、思い切って完全休養を取る勇気を持つ。

効率的な回復が、長期的には記録と健康の両立につながります。


まとめ

上記の5つのポイントは、すぐに取り組むことが出来る内容です。


セルフマッサージやストレッチと違い、軽視されやすいのですが、痛みの根を断つためには、こうした体の使い方や日常の意識が極めて重要です。

日常のクセこそが腸脛靭帯炎のきっかけであり、それを変えることで、根本的な改善と再発予防が可能になります。

腸脛靭帯炎は、多くのランナーが経験するトラブルですが、決して走りすぎだけが原因ではありません。

マッサージやストレッチで一時的に症状を和らげることはできても、再発を防ぐためには、体の使い方や姿勢のクセと向き合う必要があります。

痛みや不安を抱えて、走ることを諦める理由のは辛いですよね。

根本的な原因に向き合うことで、もっと快適に、もっと長くランニングを楽しむことができるようになります。

対策をしたけれど症状が改善されない方はぜひ国家資格を持った専門機関を受診してください。

当院でも体のゆがみと体の使い方をもとにした根本的な改善をサポートしています。

ランニング時の膝の痛み、腸脛靭帯炎でお悩みの際は一度度相談ください。

2025/07/10

自転車にまたがる時、股関節に痛みが出る

ペダルをこぐたびに股関節が詰まるように痛い

そんな症状でお悩みではありませんか?




はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

日常生活で欠かすことのできない乗り物である自転車。

自転車に乗るたびに出る痛みは、このまま乗り続けて大丈夫なのだろうかと不安になりますよね。

股関節の痛みは40代以降の女性に多く見られる症状で、加齢による変化や生活習慣、運動時のクセが重なって起こることが多いとされています。

実際、厚生労働省の調査によると、女性は男性に比べて変形性股関節症の発症リスクが高いと報告されています。

その原因は生まれ持った関節の形から日常の姿勢や体の使い方のクセ、体のゆがみといった見えない要因も深く関わっています。

本記事では、特に自転車に乗っている時に痛みを感じる方へ向けて、股関節痛の原因や体のゆがみとの関連、日常生活での注意点について、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

自転車にまたがる時の痛み、股関節痛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。



■原因解説


股関節痛は、一見すると単なる筋肉の疲労や年齢による変化に思われがちですが、実際には複数の解剖学的・運動学的な要因が複雑に絡み合って発症します。

特に自転車に乗っている際の股関節の痛みには、以下のような原因が考えられます。



  • 関節唇損傷

股関節は球関節と呼ばれる構造を持ち、骨盤側の寛骨臼と大腿骨頭がはまり込む形で成り立っています。

その際、寛骨臼の縁を取り囲むように存在する軟骨性の組織が関節唇です。

関節唇はクッションの役割を担い、関節の安定性と衝撃吸収を助けますが、自転車による反復運動や長時間の負荷が加わると、亀裂や断裂を起こすことがあります。

関節唇が損傷すると、特に動き出しや方向転換時に引っかかり感や鋭い痛みが現れるのが特徴です。



  • 腸腰筋の過緊張

腸腰筋は、腸骨筋と大腰筋を合わせた総称で、腰椎から骨盤内を通り、大腿骨の内側につながる深いところを通っている筋です。

足を前に上げる動きで使う筋であるため、自転車をこぐ動作では常に使われています。

長時間の使用によってこの筋肉が過緊張を起こすと、股関節の前方に圧迫感や痛みが生じ、動かす範囲にも制限が出てくることがあります。

また、腸腰筋が硬くなると骨盤の前傾姿勢を助長し、より一層股関節へのストレスを高めてしまいます。



  • 股関節の可動域制限と代償動作

股関節の動きが制限されると、体はその不足を他の部位で補おうとします。

たとえば、股関節の屈曲が不足すると、背骨の腰部分を過度に反らせる動きで代償しようとし、結果的に腰痛を引き起こしたり、股関節への負担をさらに増大させることになります。

代償動作は、筋肉や関節に余計な負荷をかけるため、慢性的な痛みの引き金になりやすいのです。



  • 軟骨の摩耗と変形性股関節症の初期症状

股関節内には関節軟骨が存在し、関節の滑らかな動きを支えています。

しかし、年齢や過度な負荷により軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、痛みや炎症を起こします。

これが変形性股関節症の始まりです。

初期には運動時や長時間の使用後に違和感を覚える程度ですが、進行すると日常動作にも支障をきたすようになります。

まあた、股関節に痛みが出て、レントゲンなどで生まれつき関節が浅いと診断される方も多くおられます。



  • サドル位置・ペダル角度の不適合

股関節は、サドルの高さ・前後位置・ペダルの角度により、負荷のかかり方が大きく変わります。

サドルが低すぎると、ペダルをこぐたびに股関節が深く曲がりすぎる状態になり、前方の筋肉や関節を包む膜に過度な圧力がかかります。

また、ペダルの角度が足の軌道に合っていないと、膝や股関節がねじれるような動作になり、炎症や関節内への刺激が生じやすくなります。


このように、股関節の痛みには構造的・機能的・動作的な問題が複合的に関わっており、ただの使いすぎや年のせいで片付けてしまうことは危険です。

早期に原因を見極め、適切なケアを行うことが大切です。


■体のゆがみの解説


股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ重要な関節であり、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。

そのため、股関節の動きや痛みには、体全体のバランスや姿勢が深く関係しています。

特に影響を与えるのが体のゆがみです。

骨盤が前傾または後傾した状態が続くと、股関節の位置関係が崩れ、正しい動作ができなくなります。

例えば、骨盤が前に傾きすぎると、股関節が常に曲がった状態になり、腸腰筋や大腿直筋といった太ももの前側の筋肉に過剰な緊張が生まれます。

また、日常の姿勢のクセ—たとえば片脚に重心をかけて立つ、足を組む、デスクワーク中に背中を丸める—なども体や股関節のゆがみを助長します。

このような姿勢の乱れが積み重なることで、股関節にかかる負担が偏り、やがて痛みとして現れてしまうのです。

特に自転車では、体幹が前傾しやすく、骨盤が不安定な状態になりやすいため、体のゆがみが痛みを引き起こしやすくなります。

股関節痛の改善には、このような全身のバランスへの視点も欠かせません。


■対策


股関節の痛みを和らげ、悪化を防ぐためには、日常生活の中で股関節に負担をかけない動き方・環境づくりが重要です。

ここでは、自転車に限らず、生活全般において注意すべき具体的なポイントを詳しくご紹介します。



正しい姿勢の習慣化


座っているとき、立っているとき、歩いているときなど、あらゆるシーンで骨盤を立てる意識が大切です。

骨盤が前後に傾くと、股関節周囲の筋肉(腸腰筋・殿筋群など)にアンバランスな負荷がかかり、結果的に股関節を支える力が弱まります。

特に座位では、背もたれに頼らず骨盤を立てて座るよう意識しましょう。

深く腰掛け、お尻の下にある骨で体を支える感覚が大切です。

足を組むクセがある方は、無意識に体をゆがめている可能性があるため、注意が必要です。



同一姿勢の持続を避ける


股関節は、本来あらゆる方向に自由に動く関節です。

そのため、長時間同じ姿勢でいると、関節や筋肉、靭帯がこわばり、動きが悪くなります。

たとえばデスクワークや車の運転などで長く座る際は、1時間に1度は立ち上がって軽く歩いたり、股関節をゆっくり前後左右に動かす

そうすることで筋肉の緊張が長く続かないようにすることが重要です。

椅子に浅く座って猫背になっている場合も、骨盤が後傾し、股関節に圧力がかかるので注意しましょう。



自転車のポジションを見直す


ご自身の体格や股関節の動きに合ったポジションで自転車に乗ることが非常に重要です。

以下の点を意識しましょう。



  • サドルの高さ:ペダルが一番下にあるとき、膝が軽く曲がる程度が理想です。

膝が深く曲がってしまう場合は、サドルが低すぎます。



  • サドルの前後位置:股関節が窮屈に曲がらず、自然な前傾姿勢が取れるよう調整します。

座る位置が前すぎると、股関節の曲がる角度が強くなり痛みを誘発しやすくなります。



  • ハンドルとの距離:ハンドルが近すぎると体が丸まり、骨盤が倒れて・股関節の曲が理が大きくなります。

ハンドルと体の間にスペースが適度にあることで、股関節が自然なポジションで保たれます。




体重管理も重要な要素


体重が増えると、股関節にはそのぶん大きな負荷がかかります。

特に歩行や階段の昇降では、体重の3倍以上の負荷が股関節にかかるといわれています。

急激なダイエットはかえって筋力低下を招くため、バランスの良い食事と、ウォーキングや水中歩行などの有酸素運動を継続することが有効です。

このように、日常の小さな動作や環境の見直しが、股関節の健康を守る大きなカギになります。

痛みが出てからではなく、痛みが出ないように、また悪化しないように、早めの対策を心がけることが非常に大切です。



■まとめ


自転車に乗るたびに感じる股関節の痛み…

いつも痛いわけではないし、そのうち良くなるだろうと思って放置していませんか?

痛みには必ず原因があり、それは骨や筋肉だけでなく、体の使い方や姿勢のクセ、ゆがみによって生じていることが少なくありません。

原因を理解し、日常生活を少しずつ見直すだけでも、股関節への負担はぐっと軽減できます。

痛みや違和感が続く方はお近くの専門的な機関を受診してみてください。

当院でも、体のゆがみを特殊な検査で確認した後、体のゆがみから股関節にアプローチする施術を行なっています。

自転車に乗る時の股関節の痛み、股関節痛でお悩みの方は一度ご相談ください。



2025/06/30

最近、長く歩くと足がしびれて休みたくなる

歩いていると腰の痛みが強くなって、外出するのが億劫になっている

そんな症状で悩みではありませんか?
 

それはもしかすると、脊柱管狭窄症のサインかもしれません。


はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

脊柱管狭窄症は、特に60代以降の方に多くみられる疾患で、日本整形外科学会の調査によると、60歳以上の約10人に1人が症状を抱えていると報告されています。

腰の痛みや足のしびれが徐々に進行し、立つ、歩く、といった日常の動作に大きく影響を与えます。

この記事では、脊柱管狭窄症の症状・原因・体のゆがみとの関係、そして日常の注意点と対策ついて、施術経験をもとに解説します。

脊柱管狭窄症でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。


原因解説


脊柱管狭窄症の本質的な原因は、脊柱管という神経の通り道が加齢や使い方による変化で狭くなり、中を通る神経が圧迫されることです。

この圧迫によって、腰から足にかけての神経に痛みやしびれが生じます。

特に腰の脊柱管が狭くなる腰部脊柱管狭窄症は、50歳以降の方にに多く発症します。

主な要因


  • 椎間板の変性

椎間板は、椎骨と椎骨の間にあるクッション構造です。

加齢に伴い水分が減少して弾力を失い、平べったくなります。

骨と骨の隙間が狭くなることで、神経の通り道が狭くなる原因となります。

  • 黄色靱帯の肥厚

黄色靱帯は、椎骨の後方に位置し、背骨の可動を安定させる靱帯の一つです。

長年の微細な炎症や繰り返される動作により、靱帯組織が硬く・厚くなり、脊柱管の内径を狭める要因となります。

  • 椎間関節の変形性変化

椎間関節は、背骨の後方にある小さな関節で、姿勢保つ時や動作時のバランス調整に重要な役割を担います。

この関節が変形することで、神経や脊髄神経の束を圧迫することがあります。

  • すべり症との関連

腰の骨が前後にずれるすべり症は、脊柱管を構成する骨の配列が乱れることで、さらに神経の通り道を狭くしてしまう原因となります。


  • 脊柱のアライメント異常

加齢や筋力低下により、背骨の元々ある前後へのカーブが崩れると、局所的に負担が集中しやすくなります。

これにより負担が集中した部分で狭窄が進行する場合があります。

  • 慢性的な筋緊張と血流障害

長時間の座位や前傾姿勢などが続くと、腰部まわりの筋肉が慢性的に緊張し、局所の血流が悪化します。

神経組織は血流に非常に敏感なため、酸素不足に陥ると痛みやしびれといった異常感覚が強まりやすくなります。


体のゆがみの解説


脊柱管狭窄症の症状は、体のゆがみと深く関係しています。

日常動作に偏りがあることで体のバランスを崩し、左右均等でない状態になります。

具体的には以下のような習慣が関係しています:

前かがみ姿勢が多い:家事やスマートフォン操作で猫背姿勢が続く。

片側の肩や腰にばかり負担をかける:カバンを同じ側で持つ、片足に体重をかけるなど。

座るときに足を組む、片方に体重をかける:骨盤まわりの筋肉に左右差が生まれ、背骨のラインに影響。

姿勢や筋肉の使い方の癖によって体の動きに偏りが生まれている状態をゆがみと呼んでいます。

このようなゆがみが続くと、特定の筋肉や関節に負担が集中し、脊柱管をさらに狭めてしまう要因となります。

対策


脊柱管狭窄症は、加齢による変形や編成が起こり変形してしまった骨は元通りにはなりません。

しかし、日常生活での体の使い方や環境の見直しにより、神経への圧迫を減らす。

今以上の症状の進行を緩やかにすることが可能です。

以下に、姿勢、神経的、生活動作的な観点で解説します。

1. 姿勢の工夫:神経圧迫を軽減する体の使い方


軽く前傾姿勢を保つ

脊柱管狭窄症では、後屈で症状が強くなる傾向があります。

逆に、やや前屈みになると神経への圧迫が緩和されやすいため、日常生活では腰を軽く前に傾けた姿勢を意識すると、しびれや痛みが出にくくなります。

自転車の前傾姿勢で楽になるのはこの理由です。

椅子に深く腰掛ける

骨盤をしっかり立てた状態で、背もたれを活用して骨盤から背中を支える座り方を意識します。

ソファーなどの腰が沈む座り方は、腰部に余計な負荷がかかります。

中腰姿勢を避ける

洗顔・掃除・靴の脱ぎ履きなど、中腰になる場面では膝を曲げて腰を落とします。

股関節と膝関節を主に使うようにすることで、腰部の屈曲ストレスを軽減できます。

2. 動作の工夫:神経への刺激を最小限にす


30〜40分に1度は体勢を変える

長時間の同一姿勢は、腰部の筋肉の血流を低下させ、神経の酸素不足を招きます。

立ち作業でも座り仕事でも、時間を決めて姿勢を変える意識を持つことが重要です。

階段や段差は、手すりを使って股関節を主に使う

腰部の代わりに股関節と大腿部の筋肉を使うことで、負荷を分散できます。

急な段差では、しびれや脱力を感じやすいため、必ず手すりや杖を併用しましょう。

杖は使用を恥ずかしがる方が多くおられますが一時的な使用と考え、辛い時には使用を考えましょう。

荷物はリュックまたは両手でバランスよく持つ

肩掛けカバンなど、片側だけに重心がかかる荷物は、脊柱を側屈(左右に曲がる動き)させてしまい、椎間関節や神経根へのストレスを増やします。

3. 環境の見直し:無意識の腰負担を避ける工夫


ベッド・寝具

柔らかすぎるマットレスは骨盤が沈み込み、寝ている間も腰が反ってしまいます。

適度な硬さで体圧が分散される寝具を選ぶことが、回復の妨げを防ぎます。

トイレ・浴室の手すり設置

起立・着座動作は、腰への負荷が大きい動作のひとつです。

特に朝は筋肉がこわばりやすいため、補助具の使用を前提にした安全設計を心がけることが大切です。

服装や靴

脱ぎ履きしやすい靴、滑りにくい靴底など、腰を屈める動作が少なくなる工夫が有効です。

寒い時期には腰を冷やさない工夫も忘れずに行いましょう。

まとめ


脊柱管狭窄症は、加齢に伴う変化のひとつですが、日常生活での意識や体の使い方によって、進行を遅らせることが可能です。

そして何より早期のアプローチが肝心です。

違和感を感じ、痛みがでる、痺れや痛みの範囲が広がってくる。多くの方が早く手を打っておけば良かったと後々言われます。

腰、足に違和感を感じたらまずは専門的な機関を受診してください。

当院でも体のゆがみを検査した上で、脊柱管狭窄症に対する施術を行なっています。

腰から足のしびれ痛み、脊柱管狭窄症でお悩みの方は一度ご相談ください。



2025/06/30

「雨の日は膝が痛む」

「梅雨時は階段の昇り降りがつらい」。

そんなふうに、天気が悪くなると膝の痛みが強くなると感じたことはありませんか? 


はじめに


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

天候に左右される関節の不調は、日常生活に大きな支障をきたす深刻な問題です。

実はこれは気のせいではなく、医学的にも裏付けがあります。

東京大学医学部と気象庁が行った研究では、気圧の低下により関節内の圧力が高まります

そして、関節周囲の神経が刺激されやすくなることで、痛みが増すことが報告されています。

また、気温の変化によって自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなったり筋肉が緊張したりすることでも、関節の不快感が引き起こされやすくなります。

今日は我慢すればいいだけ」と軽く考えがちですが、このような痛みが繰り返されることで、関節に慢性的な負担がかかります。

そして、将来的には変形性膝関節症へと進行する可能性もあります。

また、痛みをかばった歩き方が原因で、股関節や腰、足首といった他の関節にも影響を及ぼすことも。

だからこそ、天気による膝の痛みは早期に向き合う必要があるのです。

天気が悪いと膝が痛むとお困りの方はぜひ最後までお読みください。

原因解説


天候の変化によって膝の痛みが悪化する背景には、いくつもの要因が複雑に絡み合っています。

ここでは特に中高年女性に多く見られる6つの主な原因を、より詳しく解説いたします。

1. 気圧の低下による関節内圧の上昇

通常、関節は関節包という袋状の構造の中に、少量の関節液を含んでおり、滑らかな動きを可能にしています。

ところが、低気圧になると外からの気圧が下がるため、関節内部との圧力差が広がります。

これにより関節内の組織が膨張し、神経が刺激されて圧迫される力が強くなりやすくなります。

特に過去に炎症を起こした関節では、滑膜や靭帯が敏感に高まっているため、少しの圧力の変化でも痛みを感じやすくなるのです。

2. 湿度の上昇による体液バランスの乱れとむくみ

梅雨や台風の時期は空気中の湿度が急激に高くなります。

この環境変化は体内の水分調整機能に負荷をかけ、体液の循環を滞らせてしまいます。

とくに女性は膝から下の血液を体に返す力が弱く、血液やリンパ液が滞りやすいため、関節周囲がむくみやすくなります。

膝周囲がむくむと、関節内での動きが滑らかに行えず、曲げ伸ばしに伴う引っかかり感が発生しやすくなります。

3. 気温低下による血流障害と軟部組織の硬化

気温が低くなると、体の防御反応として手や足の末梢血管が収縮します。

これは体温を維持するために起こる生理反応ですが、筋肉や靭帯に栄養や酸素が届きにくくなります

特に膝関節は太ももとすねの間で大きな可動域を担う部位のため、冷えによる柔軟性の低下が起きると、少しの負荷でも痛みや違和感が生じやすくなるのです。

また、筋肉が冷えて収縮しやすくなると、関節の可動性そのものも落ち、階段昇降や立ち座りの際に痛みを感じやすくなります。

4. 自律神経の乱れによる筋緊張と血行不良

気圧や気温の変化は、体内の自律神経系に影響を与えます。

通常、自律神経は体温調節、心拍、血圧、血管の拡張・収縮を自動的に調整しています。

気象の変化によりそのバランスが乱れると、血流が不安定になったり、筋肉が無意識に緊張します。

こうした自律神経の乱れは、とくに更年期の女性で起きやすく、交感神経が優位になると筋肉のこわばりが増し、膝関節に過剰な負荷がかかる原因となります。

5. 過去の怪我や・炎症歴による組織の過敏化

過去に捻挫や骨折、関節炎などを経験した部位では、回復後も小さな傷や硬くなった組織が残っていることがあります。

こうした組織は気象の変化に対して過敏になっており、わずかな湿度や温度の変動でも痛みを感じやすくなる状態になっていることがあります。

たとえば、昔痛めた膝が雨の日になると疼く、といった症状は、こうした過去に痛めた部分が反応しているケースが少なくありません。

体のゆがみの解説


膝の痛みは、単なる気象変化だけでなく、体のゆがみとも深く関係しています。

膝に痛みを訴える患者さんの多くに、姿勢や動作の癖が見られます。

たとえば、片足に体重をかけて立つ、足を組んで長時間座る、ソファに足を投げ出すように座る、などの習慣は、体の左右差を生み、筋肉の使い方が偏ります。

こうした状態では、膝関節を支える太ももの前後や内外の筋肉がバランスを崩し、膝の関節に不自然な力が加わります。

また、膝の痛みがあることで歩き方が変わると、股関節や骨盤、足首との連動性が崩れ、他の部位にまで負担がかかります。

筋肉の張力バランスが崩れることで、関節にかかる負担は大きく変化します。

ゆがみを正すことで、膝の痛みが軽減するケースは非常に多く見られます。



対策


天気による膝の痛みを根本から予防・軽減するためには、日常生活の中で次の3つの視点に意識を向けることが重要です。

単なる冷やさないなどの表面的対策ではなく、体の循環や動作習慣に目を向けたアプローチを心がけましょう。

1. 膝を冷やさない温活の工夫


気温の低下やエアコンによる冷気は、膝関節周囲の血流を著しく悪化させます。

冷えは筋肉の収縮を強めるだけでなく、関節液の粘度も高くして滑らかな動きを妨げます。以下のような実践が有効です:

就寝時:膝掛けやレッグウォーマーを活用。特に冷えやすいふくらはぎから足首も覆うと効果的。

日中:冷房が効いた室内では、ひざ掛けや薄手のロングスカートなどで膝を保護。

入浴:シャワーではなく湯船につかる習慣を。膝までしっかり浸かることで血流が促進されます。

また、冬だけでなく夏場でもエアコンの冷風による「内側からの冷え」が膝痛を悪化させることがあるため、1年を通じて注意が必要です。

2. 膝にやさしい靴選びと履き方の見直し


足元の安定は膝関節の健康に直結します。

特に雨の日や気圧が下がっている日には、転倒リスクが高まり、膝への負荷が強まるため、以下のような点を見直しましょう

靴底:クッション性とグリップ力があり、滑りにくい素材のものを選ぶ。

ヒールの高さ:2〜3cmまでの安定したヒールがベスト。

サイズ:大きすぎず小さすぎず、足先に余裕がありつつ足全体を包むフィット感のある靴が理想。

特に、かかとが不安定な靴は、膝の横ぶれを引き起こしやすく不安定です。


3. 関節を守る正しい階段昇降・立ち座り動作


膝に最も負荷がかかるのは立ち上がる瞬間、しゃがむ時、階段の上り下りです。

これらの動作を意識して行うことで膝への負担を大幅に軽減できます。

階段の上り:膝をなるべく曲げすぎず、太ももの前の筋肉を意識して使う。

手すりを補助的に使うのも有効

階段の下り:痛む方の足から先に下ろすと負担が軽減されやすい。

立ち上がり:太ももやテーブルなどに手を添えて体重を分散させながら前傾姿勢から立ち上がる。

また、床に直接座る和式生活は膝への曲げ伸ばしが大きくなるため、椅子生活を基本とした方が関節を守ることにつながります。


まとめ


天気が悪いと膝が痛む…。

膝の痛みを持っておられる方の多くが悩まれる症状です。

特に中高年の女性にとっては、また今日も痛い、外に出るのが億劫と感じることが増え、活動範囲や生活の質が下がることも。

しかし、天候による関節痛は正しい知識と対策で軽減できる可能性があります。

気象の変化を受け入れつつも、それに負けない体づくりと使い方を意識することが重要です。

今の症状を年齢のせい、仕方ないこととあきらめず、自分の体と向き合う習慣を身につけていきましょう。

まずは今回の3つのポイントを実践してみてください。

対策を実践してみても変化のない方は、体のゆがみのチェックを専門的な機関で受けてみてください。

当院でも体のゆがみに特化した検査を用いて、体のゆがみを整える施術を行なっています。

天気が悪くなると膝の痛みが強くなるとお悩みの方は一度ご相談ください。


2025/06/13

長い時間歩くと次の日の膝が腫れぼったい

正座や階段の昇り降りが辛い

このような症状でお困りではないですか?  






はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

当院でも多くご相談いただく膝の痛み

特に膝に水が溜まっていると言われ、膝の痛みと腫れぼったくなってくると病院で水を抜く。

水を抜いた後しばらくは楽だけどまた動かすと腫れてきての繰り返しになっていませんか?

膝関節に水が溜まる症状は膝関節水腫と呼ばれ、炎症が原因で関節内に関節液と呼ばれる関節の潤滑液が過剰に分泌される状態です。

実際、厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、60代以降の女性の約30%以上が膝の痛みを訴えておられます。

その多くが変形性膝関節症や膝関節水腫を含む症状に悩まされています。

年のせいとあきらめてしまう方も多いのですが、原因を正しく理解し、体の使い方を見直すことで、痛みの軽減や再発予防につながります。

今回は、膝関節水腫の原因や体のゆがみとの関係、そして日常生活での注意点について丁寧に解説いたします。

水が溜まった膝の痛みでお悩みの方のお役に立てると内容ですのでぜひ最後までお読みください。


原因解説


膝関節に水が溜まる膝関節水腫は、膝関節内部にある関節液が異常に増加している状態です。

本来は少量で保たれているこの関節液が、炎症などの影響で過剰に分泌された状態です。

関節包と呼ばれる関節を包む袋の内に溜まり、腫れや痛み、動かしにくさを引き起こします。

以下のような原因が、膝関節水腫を引き起こす主な要因として知られています。



  • 関節軟骨の摩耗

年齢とともに膝の関節のクッション性が失われ、軟骨同士の衝突が起きます。

この摩擦が慢性的な炎症を引き起こし、防御反応として関節液が多く分泌されます。
 

特に60代以降の女性は、ホルモンバランスの変化や筋力の低下により軟骨の劣化が進みやすいため、膝関節水腫のリスクが高くなります。

また、軟骨同士の衝突により、膝の関節自体の変形にもつながります。変形は自然に元に戻ることはないので、変形が始まる前の対策が重要と言えます。



  • 半月板損傷

膝関節の中には半月板と呼ばれる軟骨性のクッションがあり、衝撃を吸収したり、関節の動きを安定させる役割を持っています。

この半月板が加齢や過度な運動、急な動作などで損傷すると、関節の動きが不安定になり、炎症が起こりやすくなります。
 

損傷部分に対する自己修復反応として、関節液が増加し、水腫へとつながります。



  • 滑膜の炎症
 

関節の内側には滑膜という組織が存在しており、ここで関節液が作られています。

膝を酷使したり、細かな衝撃が積み重なったりすることで滑膜に炎症が生じ、異常な量の関節液を分泌してしまいます。
 

この滑膜性の炎症は、初期では無症状のこともありますが、徐々に腫れや熱感、動かしにくさを伴うようになります。



  • 関節リウマチ
 

関節リウマチは、自己免疫によって関節が破壊されていく病気です。

初期段階で滑膜に炎症が起こり、関節液が過剰に分泌されるため、水腫を生じやすくなります。
 

リウマチによる水腫は慢性化しやすく、放置すると関節の変形を伴う可能性があるため、早期の発見と治療が重要です。



  • 運動や作業による微細な損傷の積み重ね
 

特別なケガがなくても、日々の階段昇降、買い物、草むしりなど、繰り返し行われる動作によって膝に少しずつ負担がかかります。

この微細なダメージ”が積み重なることで、関節の内部で炎症が起こり、水が溜まってくるケースも少なくありません。
 

とくに筋力の低下や柔軟性の減少があると、膝の衝撃吸収能力が落ちるため、さらに炎症が起こりやすくなります。




  • 血流不全と冷え

膝関節周囲の血流が悪くなると、組織に必要な酸素や栄養が上手く運べない状態になります。

また、冷えによって筋肉や関節の緊張が強まり、膝への負荷が高まることで、結果的に関節液が増加する原因となることもあります。


以上のように、膝関節水腫は単なる水が溜まった状態ではなく、体のさまざまな異常や使い方のクセ、加齢変化が複雑に絡み合って起こる症状です。

症状を繰り返さないためにも、表面的な治療だけでなく、なぜ水が溜まったのかという根本原因に向き合うことが大切です。



体のゆがみの解説


膝関節水腫の発症や悪化には、体のゆがみが大きく関与しています。特に姿勢や動作のクセが膝への負担を増大させるのです。


  • 体の歪み:骨盤が前傾・後傾、または左右にズレることで、膝の軸がずれやすくなり、特定の部位に負荷が集中します。
  • O脚・X脚:足のアライメントが乱れていると、膝の内側または外側に負担が偏り、軟骨に負担をかけます。


  • 歩行時のクセ:片足に体重をかけるクセや、足を引きずるような歩き方は、膝の関節面に不均等な圧力を加えるため、水腫の原因になります。
  • 背中の丸まり:猫背姿勢など、上半身の重心が前方にずれることで、膝が常に緊張しやすく、関節に慢性的な負担がかかる状態になります。

体のゆがみは、膝だけでなく全身のバランスを崩し、連鎖的に負担が蓄積される原因となります。

膝関節水腫の改善には、膝だけを見るのではなく、全体のアライメント、体のバランスを整える視点が重要です。




対策


膝関節に水が溜まったとき、まず病院などで水を抜く処置を受ける方が多くおられます。

なぜ溜まったのか?を解決しないままでは、時間とともに再発を繰り返すことが非常に多いです。

ここでは、整形外科的処置と並行して行うべき、日常生活での具体的な注意点を詳しく解説いたします。



  • 立ちっぱなし・座りっぱなしの時間を短く

長時間同じ姿勢でいると、膝関節周辺の血流が滞り、筋肉の緊張を生みます。


また、滑膜の働きも鈍くなり、関節液の代謝が悪くなることで、関節内の水分バランスが崩れやすくなります。

【ポイント】

家事や仕事中でも、1時間に1回は軽く体を動かす、足を伸ばすなどの時間を取る

長時間の座る時は膝が深く曲がったままにならないような座り方を心がける。



  • 体重管理と栄養の見直し

体重の増加は、膝関節にとっておもりをずっと背負っているようなものです。


1kgの体重増加は、歩く時で膝に3kg以上、階段では5~6kgの負荷をかけるといわれています。

【ポイント】

食事のバランスを見直し、食べすぎないようにする。

極端な糖質制限ではなく、血糖値の急上昇を避ける食べ方を心がける

間食などは習慣化するので、まずは食べているもの、食べている量を把握しましょう。



  • 冷え対策と保温の工夫

膝が冷えると血行が悪くなり、筋肉の緊張もたかまります。

筋肉の緊張は、関節の可動域が狭くなる要因にもなります。

【ポイント】

冬場はもちろん、夏場の冷房対策としても膝用サポーター、レッグウォーマー、ひざ掛けなどを活用する

入浴はシャワーだけで済ませず、38~40℃程度のお湯に10~15分ゆっくり浸かって体をを温める

ズキズキと痛む際は無理に温めると痛みが増すことがあるので注意。



  • 日常動作のクセを見直す

知らず知らずのうちに膝へ負担をかけている姿勢や動作のクセは、膝関節水腫の見えない根本原因になっていることが多いです。

片足に体重をかける、足に合っていない靴を履くなど。


【ポイント】

片足に重心をかける立ち方をしていないか?

イスに浅く腰かけて背中が丸まっていないか?

外反母趾や扁平足がないか?

こうした日常のクセは、専門家の視点から見なければ気づきにくいこともあります。

定期的に姿勢や歩き方のチェックを受けるのもおすすめです。


以上のように、膝関節水腫の対策には痛くないように気をつけるだけではなく、どうすれば膝に負担がかからない体の使い方になるかを意識することが鍵となります。


無理をせず、しかし今の生活の中でできる小さな見直しを積み重ねていくことで、膝の回復と再発予防につながります。



まとめ


膝に水が溜まるという状態は、日常生活に大きな支障をきたす症状です。

しかし、その背景には体のゆがみ、使い方など、明確な原因が存在します。


年齢や体質のせいにしてしまう前に、自分の体と向き合い、動作や姿勢、日常の癖を少しずつ見直していくことが、症状の改善と予防への第一歩となります。

使い方の意識や、日常生活の対策をしても変化を感じれない方はぜひ専門機関にご相談ください。

当院でも体のゆがみにアプローチをする施術を行っています。

膝を曲げる時の痛み、膝に水が溜まる症状でお困りの方は一度ご相談ください。


2025/06/12

家事をしていて立っている時間が辛い


日常のちょっとした動作が痛みで億劫になる。


そんなお悩みを抱えていませんか? 



はじめに 

 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

「洗い物をしているだけで、お尻から足にかけてズーンと痛む」

立っているのが辛くて、すぐ座りたくなる」


「でも、座っても楽にならない…」


これは、当院にご相談があった60代女性の坐骨神経痛の典型的な症状です。

坐骨神経痛は、坐骨神経というお尻から太ももの後ろ、ふくらはぎを通って足先に伸びる長い神経が、


何らかの原因で刺激されたり、圧迫されたりすることで起こる痛みやしびれの症状を指します。


厚生労働省の「国民生活基礎調査」では、女性の腰痛訴えの中に、坐骨神経痛を含む神経症状が含まれているとされており、年齢と共に発症リスクが高まることがわかっています。


特に筋力低下や骨格のゆがみが進みやすい60代は、注意が必要です。


では、なぜ坐骨神経痛が起こるのでしょうか。


次にその原因について詳しく解説していきます。



坐骨神経痛の主な原因


坐骨神経痛の原因は一つではなく、いくつかの要因が重なって起こることが多いのが特徴です。


以下に代表的な原因を詳しくご紹介します。


  • 腰椎椎間板ヘルニア


背骨の間にある椎間板(ついかんばん)は、クッションのような役割を果たしています。


これが何らかの負荷により後方へ飛び出し、腰椎(ようつい)から出ている坐骨神経を圧迫することで、強い痛みやしびれを引き起こします。



  • 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう):


加齢による骨の変形や靭帯の肥厚などにより、神経が通る脊柱管が狭くなります。


これにより神経が慢性的に圧迫され、特に歩行時に痛みやしびれが出現しやすくなります。


休息によって一時的に症状が緩和される間欠性跛行が特徴的です。


過去に椎間板ヘルニアを経験した方が脊柱管狭窄症になることもあります。


  • 梨状筋症候群


お尻の深部にある梨状筋という筋肉が硬くなることで、その下を通る坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こします。


特に長時間座ったままでいると、梨状筋が緊張しやすくなり、神経への影響が強まります。


症状は一見、椎間板ヘルニアと似ているため、鑑別診断(かんべつしんだん)が重要です。


  • 骨盤や腰椎のアライメントの乱れ


骨盤が左右に傾いていたり、背骨が過度に反っていたりすると、周囲の筋肉や靭帯に過剰なストレスがかかり、坐骨神経に影響を与えます。


特に60代では、筋力低下や過去の生活習慣によるゆがみが顕著になりやすく、坐骨神経の周囲が圧迫されるリスクが高まります。


  • 筋膜や靭帯の癒着・硬化


筋肉を包む筋膜や関節を支える靭帯が長年の使用や運動不足で硬くなると、柔軟性が失われて神経周囲の動きが低下します。


この結果、神経がスムーズに動かなくなり、痛みが発生しやすくなります。


  • ストレスや自律神経の乱れ


精神的なストレスが続くと、筋肉の緊張が強まり、腰やお尻周囲の血流が悪化します。


血流不足は神経への栄養供給を妨げ、痛みやしびれを悪化させる可能性があります。



以上のように、坐骨神経痛の原因は複数存在し、それぞれが絡み合って症状を複雑にしています。


そのため、根本的な改善には、なぜ自分の体にこの症状が出ているのかを丁寧に見つめることが重要です。




体のゆがみと坐骨神経痛の関係


坐骨神経痛の背景には、体のゆがみが大きく関わっています。


特に60代になると、日常生活の癖や筋力の低下により、姿勢が徐々に崩れやすくなります。


たとえば、以下のような姿勢や動作が、体のゆがみを生み出すきっかけになります。


片足に体重をかけて立つ癖がある


椅子に浅く座り、背中を丸めた姿勢が多い


台所での作業や洗濯物を干すときに、片側にねじった姿勢になることが多い


このような姿勢は、骨盤や背骨のバランスを崩しやすく、坐骨神経が走るラインに沿って余分な圧力をかける要因になります。


結果として、神経への刺激や圧迫が慢性化し、痛みやしびれが生じるのです。


特に体にゆがみがあると、片方の腰の筋肉に負担が集中し、筋肉の緊張が強まります。そうすることで血流が悪くなり必要な酸素や栄養が行き渡らなくなります。


これが、立ち上がる動作や長時間立っていることが辛く感じる大きな理由のひとつです。




日常生活での注意点


坐骨神経痛を改善・予防するには、日常生活の中で体にかかる負担を減らすことが大切です。


以下の点に気をつけてみましょう。


  • 長時間立ちっぱなし・座りっぱなしを避ける

 

同じ姿勢が続くと、神経への圧迫が強まります。


30分ごとに軽く体を動かすことを意識してください。


  • 椅子に深く腰かけ、背筋を伸ばす

 

骨盤が立ち、腰にかかる負担が軽減されます。


足を組む・片足重心を避ける


無意識にやってしまう習慣ですが、体のバランスを崩す原因になります。


足を組まないと落ち着かない方はすでに大きくゆがみが出ているサインかもしれません。


  • 重たい荷物を持つときは、膝を曲げて体全体で持ち上げる


腰に負担が集中しないように、足の筋肉を活用する意識を持ちましょう。


  • 冷え対策を心がける


冷えは筋肉を硬くし、神経痛を悪化させることがあります。


特に腰や足を冷やさないようにしてください。


こうした工夫を重ねることで、神経への刺激を減らし、日常の動作をより快適にしていくことが可能です。


まとめ


坐骨神経痛は、休んで一時的に痛みがおさまると放置されやすい症状です。


実際、当院に来院される方、徐々に症状がキツくなってきて辛くて耐えられないと訴え来院される方が多くおられます。


もしあなたが、坐骨神経痛でお悩みであれば、原因を理解し、体の使い方を少し見直すことで、痛みの軽減や再発予防が期待できます。


痛み、しびれを我慢するのではなく、ご自身の体と丁寧に向き合ってみませんか?


日常生活での注意点を試したけれど、痛みが続く、生活に支障がある時は、整骨院などの国家資格を持った専門機関にご相談ください。


当院でも、体の歪みを整えることで症状にアプローチアプローチする施術を行っています。


坐骨神経痛でお困りでしたら一度ご相談ください。


「立っているのが辛い…」そんな日々から、「外出するのが楽しみ!」と思える日常へと、少しずつ前進していきましょう。


2025/06/03

走っていると、膝の外側が痛くなるんです。


特に5kmを過ぎたあたりから張りが出てきて、最後まで走りきれません… 






はじめに 



こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。


ランニング時にこのようなお悩みを抱えている40代男性ランナーの方は少なくありません。


この症状は「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」と呼ばれるもので、


特に長距離を走るランナーに多く見られることからランナー膝とも呼ばれています。


実際、ある研究ではランニング障害の中で腸脛靭帯炎は全体の約12%を占めており、膝の外側の痛みとして多い原因のひとつとされています。


腸脛靭帯炎の厄介な点は、症状が慢性化しやすいことです。


初期段階で適切な対応をしないと、痛みが長引き、走れない期間が続くこともあります。


特に仕事とランニングの両立で忙しい40代男性にとって、走る時間は貴重なリフレッシュタイムでもあります。


その時間が痛みによって奪われてしまうことは、心身両面のストレスにもつながりかねません。


さらに、腸脛靭帯炎は痛みの出る時期や部位に個人差があり、「これくらいなら大丈夫だろう」と無理をして悪化させてしまうケースも少なくありません。


早期の正しい対応が、症状の悪化や慢性化を防ぐためのカギとなります。


この記事では、腸脛靭帯炎に悩む40代男性ランナーの方へ向けて、症状の根本的な原因を専門的かつわかりやすく解説し、


日常生活での注意点や改善のヒントをご紹介いたします。



原因解説


腸脛靭帯炎は、太ももの外側にある腸脛靭帯という靭帯が、膝の外側の骨(大腿骨外側上顆)にこすれて炎症を起こすことで発症します


主な症状は、膝の外側にズキズキとした痛みを感じ、走行中または走行後に強くなるのが特徴です。


腸脛靭帯は、骨盤の外側(腸骨稜)から始まり、太ももの外側を通って膝の外側に付着する非常に長い靭帯です。


歩行やランニングなどの動作で膝が曲がるとき、この腸脛靭帯が大腿骨の外側と摩擦を起こします。


摩擦が繰り返されることで、周辺組織に炎症が起こり、痛みを感じるようになります


では、なぜ腸脛靭帯に過剰な負担がかかるのでしょうか?


特に問題となるのは以下のような要因です



  • 中殿筋(ちゅうでんきん)など股関節周囲筋の筋力低下
  • 骨盤の左右差やねじれ(骨盤のアライメント不良)
  • 足部の過回内(かかいない)※内側に倒れこむ動きによる地面との接地不良
  • 大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)の柔軟性低下と緊張


こうした筋力バランスの崩れや姿勢のゆがみがあると、膝関節だけに過度な負荷が集中し、腸脛靭帯が大腿骨と擦れる回数・圧力が増加します。


また、ランニングフォームの癖(片脚重心、過度なストライド、着地時の膝の内旋など)も大きな影響を与えます。


これらが複合的に重なり、靭帯へのストレスが限界を超えることで炎症が起きるのです。


つまり、膝に痛みがあるからといって膝だけをケアしても根本的な改善にはつながりません。


腰・股関節・足部といった体全体の連動を見直すことが、腸脛靭帯炎の根本的な改善には不可欠です。



体のゆがみの解説



腸脛靭帯炎の発症には、体のゆがみが大きく関係しています。


痛みが出ている膝はあくまで結果であり、その原因は他の部位にあることが少なくありません。


たとえば、骨盤が左右どちらかに傾いていたり、前傾・後傾といった姿勢の崩れがあると、股関節の動きが制限され、膝に余計な負担がかかります。


また、片足重心のクセや、座る姿勢の乱れなどによってバランスを崩していると、左右の足の長さに微妙な差が生じます。


それがランニング時のバランスの乱れに繋がります。


また、股関節の可動域が狭いと、走行時に膝や足首がその代わりの動きをしてとして過剰に動きます。


結果として腸脛靭帯に必要に負担がかかり、大腿骨との摩擦が強くなり、炎症の引き金となります。


さらに、足首の動きも重要です。


足が内側に倒れるクセがあると、着地の衝撃が膝に直接伝わりやすく、腸脛靭帯への負担が増します。


クッション性のない靴や、ソールの摩耗が片寄っている靴を履き続けることも、バランスの崩れを助長します。


このように、骨盤・股関節・膝・足首はすべて連動して動いています。


腸脛靭帯炎の改善には、膝だけを治療対象とするのではなく、体全体のバランスを評価し、根本原因を明らかにすることが必要不可欠です


太もものストレッチやマッサージでは改善しない理由はここのあります。





対策



腸脛靭帯炎を悪化させないための、日常生活での注意点をお伝えします。


以下のポイントを押さえることで、炎症を悪化させず、再発予防にもつながります。



■フォーム、シューズの見直し



・痛みがある場合は無理に走らず、まずは休息を優先してください。

・シューズの劣化はフォームの乱れにつながるため、踵の片減りなどがないか確認しましょう。

・スマホ撮影や専門家によるフォーム分析で、左右差や着地位置を確認するのも有効です。


■ストレッチとケア


・中殿筋、足首のストレッチを習慣にすることで、症状を軽減できます。

・初期の炎症期にはアイシング(1日2〜3回・15〜20分)を行いましょう。

・ゆっくりと湯船に浸かり温めることも重要です。


■姿勢・動作の見直し



・座る姿勢で体のバランスを崩してチェックしましょう。

・片足重心で立たないように意識することが大切です。

・痛みが強い時期は階段の上り下りを控え、エレベーター、エスカレーターを使いましょう。


ソファーに寄りかかり座る、脚を組むクセなど、小さな習慣も体のバランスに影響します。


これらを意識して見直すだけでも、膝への負担を大きく減らせます。



まとめ



腸脛靭帯炎による膝の外側の痛みは、走ることが好きな40代男性ランナーにとって非常につらいものです。


なかなか改善しない痛みに不安や、満足にトレーニングできない焦りもあるかもしれません。


ですが、原因をしっかりと見極め、体のバランスや動作のクセを整えることで、再び快適に走ることは十分に可能です。


何よりも大切なのは、痛みを体が出している重要なサインとして向き合うこと。


そのサインに気づき、適切に対応することで、今よりもっと強く、しなやかに走れる体を手に入れることができます。


まずは休息をとりながら日常生活での体のバランスを見直してみてください。


その上で体のゆがみが大きく、一人で解決できない際は、専門的な施術を受けてください。


当院でも体のゆがみを整え動きやすい体を作る施術を行っています。


ランナー膝、腸脛靭帯炎でお悩みの際は一度ご相談ください。





2025/05/27

歩いているとだんだんと腰と足に痛みとしびれが出てくる。

少し休むと楽になるので休みながら歩いています。

この痛みは楽になりますか?

このようなご相談を受けました。

はじめに 


こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

今回ご相談いただいた症状、周りの方でも多くおられませんか?

実はこれ、「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」の初期症状である可能性が高いです。

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通っている神経の通り道(脊柱管)が加齢などの影響で狭くなり、神経が圧迫されることによって、足腰に痛みやしびれなどの症状を引き起こします。

特に「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる特徴的な症状

歩行中に痛みやしびれが現れ、休憩すると回復する

狭窄症を疑う重要なサインとされています。

実際、当院に通われている60代の女性患者様も「5分ほど歩くとふくらはぎがジンジンしてくる、腰掛けて休むとまた歩ける」と話されていました。

このような間欠的な症状は、脊柱管狭窄症の典型です。

病院で年齢のせいだから仕方がないと、手術をを勧められたそうです。

脊柱管狭窄症は早期に原因を理解し、体の使い方、生活習慣を見直すことで、症状の悪化を防ぐことができます。

本記事では、足のしびれ、痛みがなぜ起きるのか、その背景にある体の構造変化や体のゆがみとの関係

そして日常生活で気をつけるべき点について、整骨院の専門家の立場から丁寧に解説いたします。

痛みやしびれを繰り返しながらも放置してしまう方が多いのですが、初期の段階で対応することで、症状の進行を抑えることができます。

足の痛み、しびれでお困りの方はぜひ最後までお読みください。


原因解説


加齢による脊柱管の狭窄
 

加齢により椎間板(ついかんばん)の水分が減少し、背骨の関節にある靭帯(じんたい)や骨が肥厚(ひこう)することで、脊柱管が狭くなります。

この狭窄によって、腰部の神経が圧迫され、足にしびれや痛みを感じるようになるのです。

神経の血流低下による一時的なしびれ
 

歩行時に姿勢が伸びて神経が圧迫されると、血流が低下し足にしびれが現れます。

休憩し体を前かがみにすると、神経の圧迫が緩み血流が回復し楽になるという特徴があります。

筋肉の緊張
 

腰の骨まわりの筋肉が硬くなると衝撃吸収ができず、神経に負担がかかります。

反り腰や猫背などの姿勢不良も狭窄症を悪化させる一因です。


体のゆがみの解説


足のしびれや腰の痛みがあると神経の圧迫が原因とされることが多いです。

その神経を圧迫している背景には、体の使い方のクセや姿勢の崩れ、つまり体のゆがみが大きく関わっています。

  • ゆがみとは何か?

体のゆがみというと、骨盤がずれているといった表現が一般的ですが、実際に骨盤が大きくズレたりするわけではありません。

本当のゆがみとは、次のような筋肉の使い方のアンバランスや、背骨の並び・動きの乱れのことを指します

左右どちらかに重心をかけ続けるクセ

長時間同じ姿勢(座りっぱなし・立ちっぱなし)による筋緊張の偏り

長年の家事や育児、仕事で身に付いた動作の偏り(掃除は右手ばかり、買い物袋は左で持つなど)

こうした日々の積み重ねが、少しずつ骨格と筋肉のバランスを崩し、腰の骨の特定の箇所にだけ過剰な負担をかけるようになります。

  • ゆがみと神経の圧迫の関係

脊柱管狭窄症は、神経の通り道である脊柱管が狭くなって起こる病気ですが、その狭窄が進みやすくなる背景に、体のゆがみがあります。

片足重心により、腰椎が左右非対称に圧迫 → 神経の通り道が一方的に狭くなる

猫背姿勢で上半身が前に倒れる → 前に倒れる体を支えるために腰の筋肉が緊張する。

反り腰の人は反りのきつい部分で椎間関節や椎間板に負担がかかります。

つまり、体のゆがみがあると、脊柱管の中で神経が逃げられる余白が失われてしまい、わずかな動作でも神経に触れてしびれや痛みが出やすくなるのです。

  • 無意識のクセがゆがみを助長します

これまでの生活の中で、長年染みついた体の使い方があります。

片側でのみバッグを持つ

キッチンで立つとき、いつも同じ足に体重を乗せる

洗濯カゴを持つ手がいつも決まっている

これらが体を左右非対称に動かすクセとなり、筋肉の張り具合・骨格の配置・関節の動きの範囲に影響を与えていきます。

最初は無症状でも、筋肉の硬さや疲労が蓄積していくと、ある日突然、「歩くと足がしびれる」「立っているのがつらい」といった症状として現れます。


  • 体のゆがみを整えていく意識を

体のゆがみは1日で生まれるものではありません。

初めは少しの傾きから始まり徐々にバランスを崩していきます。

それは次のような習慣の積み重ねで、改善や予防は十分に可能です。

1日のうちに何度か意識して姿勢をリセットする

同じ動作ばかりでなく、左右交互に使う意識を持つ

ご自身の体の歪みがわからない方は一度専門的な機関での検査をすると良いでしょう。

対策


・座り方を見直す(腰椎への圧迫を減らす基本姿勢)

長時間のテレビ視聴や読書、スマートフォン操作など、座って過ごしていませんか?

傾いて座る、膝に腕を置いて前かがみになる、といった姿勢は、腰椎に強い圧迫を与え、神経の圧迫を助長します。

対策のポイント

椅子に深く腰をかけ、骨盤を立てて背筋を自然に伸ばすことを意識しましょう。

座面が柔らかすぎる椅子は骨盤が後傾しやすくなるため、硬めのクッションを活用すると姿勢が安定しやすくなります。

座る時間が30分以上続く場合は、一度立ち上がって体を動かすように心がけましょう。



・無理のない行動計画を立てる(こまめな休憩を意識)

脊柱管狭窄症の初期では、10〜15分の歩行でしびれが出る方が多く、休憩すれば症状が一時的に改善します。

これを無視して歩き続けると、症状が強くなり、回復にも時間がかかります。

対策のコツ:

買い物や散歩の際は、途中で腰を下ろせる場所を事前に確認しておきましょう。

公園のベンチ、商業施設の椅子、杖やシルバーカーを活用して、無理せずこまめに休憩を取ってください。

歩数や時間を記録するアプリを使い、自分の限界を把握するのも効果的です。


・家事や日常動作中の姿勢を意識する

何気ない日常動作の中にも、腰に強い負荷をかけてしまう要因が潜んでいます。

改善すべき動作例:

【掃除機をかけるとき】背中を丸めるのではなく、脚を軽く開いて膝を曲げ、股関節を使って上下動するように。

【洗濯物を干すとき】高い場所に無理に手を伸ばさず、踏み台などで高さを調整。

【布団を持ち上げるとき】中腰ではなく、一度しゃがんで体を近づけてから持ち上げると腰への負担が減ります。


・ストレスの軽減と適度な運動

ストレスがかかると自律神経が乱れ、血流が悪化し、筋肉が緊張して痛みやしびれが悪化します。

精神的なストレスも腰痛や神経痛の一因となりうるため、気分転換も兼ねて体を動かしましょう。

方法

1日2〜3回の深呼吸や瞑想で自律神経を整える

テレビ体操、ラジオ体操、椅子に座ったままできる体操など、簡単にできるものを日課にする

痛みのない範囲でのウォーキングやストレッチは、筋力維持にもつながります


まとめ


足のしびれが「歩いていると出て、休むと楽になる」という状態は、脊柱管狭窄症のサインです。

放置すれば進行し、座って休むまでの時間がどんどんと短くなり、日常生活に支障をきたすようになります。

症状が強く出ている方はまず専門的な機関で体のゆがみを整えましょう。

当院でも、姿勢・体の使い方・筋肉のバランスを見ながら根本原因を探り、施術と生活アドバイスをしております。

最近、症状が出てきてお困りの方は、今からできることを一つずつ始めてみてください。

脊柱管狭窄症でお困りの方は一度ご相談ください。

2025/05/12
せっかくのお出かけなのに、途中から股関節が痛くて足が進まない

歩いた翌日に膝や足首がジンジン痛む

といったお悩みはありませんか?


はじめに 


こんにちは、大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。

今回ご相談いただいたTさん、50代の女性。

町内会のバス旅行があるけれど長時間歩けるか不安とのご相談でした。

過去に出かけた際に途中で膝が痛くなり、ついて回るのがやっとで辛かったとのことでした。

50代を迎えると、筋力の低下や関節の柔軟性の減少により、長時間の歩行が体に負担をかけやすくなります。

実際、国立長寿医療研究センターの研究でも、加齢に伴う足の機能低下は、歩くことと密接に関係していると報告されています。

当院でも多くご相談を受ける歩く時の足の痛み

今回は、春の行楽シーズンを快適に楽しむために、歩きすぎによる足に出る痛みの対策について詳しく解説します。

お出かけ予定があるけれど歩くのが不安という方はのお役に立てる記事です。

ぜひ最後までお読みください。

歩きすぎで痛みが出る原因


長時間歩くことで股関節・膝・足首に痛みが出る背景には、複雑な体の問題が関係しています。

ここではそれぞれの部位に共通する根本的な原因を筋肉、関節の構造・動きの観点から詳しく解説します。

1. 関節周囲筋の筋持久力の低下


関節を支える周囲の筋肉、特におしりの筋肉や膝を支える太ももに筋肉、足のすねの筋肉などの筋持久力が落ちると、

長時間にわたって関節を安定させることが難しくなります。

筋肉が疲労すると、動きのブレが増え、関節軟骨や靱帯へ負担がかかります。

さらに、筋力が低下すると、足を持ち上げる動作や地面からの跳ね返りをうまく吸収できなくなります。

特に50代以降の女性では、筋量が減少しやすく関節を支える筋力の低下が加速する傾向にあります。

2. 足部アーチ構造の崩れ


足には縦と横の2種類のアーチがあり、これが歩行時の衝撃吸収の役割を果たしています。

扁平足:縦アーチが潰れ、足裏がベタっと床についた状態。

着地時の衝撃が吸収されず、膝や股関節へ直接的な負担が及びます。

開張足:横アーチが崩れ、足先が横に広がった状態。

足指の踏ん張りが効かず、歩行時に不安定さが生じます。

アーチ構造が崩れると、足関節の可動域に制限がかかり、その代償として膝関節・股関節に負担がかかり、痛みの発症につながります。

3. 歩行時の姿勢・動作パターンの崩れ


長時間歩いていると、体は無意識に楽な動きにシフトしがちです。

しかしその結果が関節への偏った負荷を生み出します。

外旋歩行

つま先が外側を向いて歩くクセ。

股関節や膝にねじれが加わり、内側や外側の靱帯に負荷がかかります。

左右の体重移動の非対称

片足に体重をかけるクセや、片足が強く着地する歩き方は、関節の片側だけが過剰に使われ、疲労や炎症の原因になります。

骨盤の傾きによる負担の増加

骨盤の角度の変化は腰・股関節の連動が乱れ、太ももの前側ばかり使う疲れやすい歩き方になります。


4. 靴による外的ストレス


靴の選び方・履き方間違えると経つ、歩くといった動作に悪影響を及ぼします。

底の硬すぎる靴やバランスの悪いインソールは、歩行時の地面からの衝撃を吸収できず、足底から膝・股関節まで突き上げるような負荷となります。

サイズの合っていない靴は、足指がうまく使えないため、踏ん張り動作ができず、ふくらはぎや膝下の筋疲労につながります。

柔らかすぎるスリッポンやサンダルは、かかとの安定性がないため、歩行中の足関節が不安定になり、足全体が緊張状態になります。

このように、歩きすぎによる痛みの原因は単なる使いすぎでだけはなく、靴の影響もあります。


それらを正しく理解することで、股関節・膝・足首の痛みは予防・軽減できるのです。

痛みを防ぐための日常の注意点


1. 足に合った靴の選び方を見直す


足の形状や筋力の変化に合わせて、靴選びを見直すことは極めて重要です。

お出かけにはオシャレも大事ですが歩きやすい、歩くための靴を選ぶことが重要です。

アーチサポートのある靴を選ぶ


足裏の縦アーチや横アーチを適切に支えるインソールや中敷きがある靴は、体重の分散を助け、歩行時の衝撃を吸収します。

ヒール高は3cm以下が理想
 

高すぎるヒールは前足部への負担が増え、膝や股関節に負荷をかけます。

逆にぺたんこ靴もクッション性が足りず、足首への衝撃が強くなるため注意が必要です。

靴のかかとのホールド感をチェック
 

かかと部分がゆるい靴は、歩行時に足がズレて関節が不安定になります。

靴ひもでしっかりフィットさせましょう。

2. 歩いた後のケアを忘れずに


長時間歩くことで、筋肉と関節に徐々に負担がかかり疲労が残りやすくなります。

これを放置するとことで炎症や痛みに発展するのです。

アイシングより軽い動き
 

炎症が強い場合はアイシングが有効ですが、通常は足首・股関節をゆっくり回すなど関節の可動域を維持する軽運動が最も効果的です。

お風呂でゆっくりと温めるのも良いでしょう。

帰宅後すぐの長時間の座位は避ける
 

歩行後すぐに座り込み、長時間動かないと、関節周囲の血流が低下します。

疲労回復には血液の流れが重要となります。

帰宅後は、家事や日常動作で動くこと、ストレッチを取り入れると効果的です。

3. こまめに休憩し、姿勢を見直す習慣を持つ


歩行中の疲労蓄積を防ぐには、歩き方と休憩のタイミングが鍵です

1時間に1回、5〜10分の休憩をとる
 

休憩時には立ち止まるだけでなく、軽く足首を回したり、ふくらはぎを伸ばすことで関節の回復が促進されます。

姿勢や動作と痛みの関係


ここまでお読みいただいた方の中には、靴や日常生活でのケアをやってきたという方も多くおられると思います。

そのような方は一度体の歪みに着目してみてください。

関節の痛みが起きやすい背景には、体の使い方の偏りが大きく関係しています。


とくに股関節・膝・足首は連動して動く構造であり、一部の関節にかかる負担が大きくなると、他の部位にも影響します。

たとえば、長時間歩く際に無意識に片足に重心をかけ続ける癖があると、背骨が傾き、片側の股関節や膝への負担が集中します。

また、つま先が外を向いた歩き方が続くと、足首や膝にねじれが生じやすくなります。

筋肉の使い方のアンバランスによって体全体の動作に偏りが生まれ、それが痛みや不調につながるという理解です。

長年、無意識で使っている中で身についている使い方のくせは左右の筋肉の大きさの差や、体の傾き、などとなり体のゆがみとして現れます。

体のゆがみを整え、正しい使い方を身につけることが足に痛みを出さない歩き方の第一歩となります。



まとめ


このように、日常の靴選びや歩行後のケア、歩き方の意識を少しずつ整えることで、長時間の歩行後でも股関節・膝・足首に痛みを感じにくい体をつくることができます。

単なる年齢のせいではなく、日々の生活での体の使い方が影響していることを、ぜひ意識してみてください。

また体のゆがみによるバランスを崩した体の使い方も関係があります。

前向きに、春のお出かけを楽しむために、動きやすい体作りをしてみませんか?

靴や日常生活での注意点は実践してみた、それでも不安がある、変化が感じられない。

そのような方は一度体のゆがみを整える専門的な施術を受けてみてください。

当院では、体ゆがみを整えて歩きやすい体をつくるご相談も承っていますので、お気軽にご相談ください。

2024/12/31

「足の裏がピリピリとしびれる。

 

 

「足の指に付け根から指がジンジンする」

 

 

「足をつくと足先に違和感が出る」

 

こんな症状でお悩みでしたら、今回の記事がお役に立てると思います。



はじめに



こんにちは。大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

 

 

モートン病と呼ばれる足の症状。

 

 

ハイヒールやしゃがみ込む姿勢を良くする方に多く見られる症状です。

 

 

モートン病は、4060歳代の女性に多く発症するとされています。

 

 

症状としては、足の中指、薬指のしびれ、疼痛、灼熱痛などの神経症状があります。

 

 

しびれ、違和感の感じ方は人により違い、ものが挟まっている、砂を踏んでいる感触など表現は様々です。

 

モートン病は症状の進行具合によって対応策が変わってきます。

 

 

もしあなたが、足に違和感を感じだした。

 

しびれを感じて病院でモートン病の初期と診断された。

 

初期のモートン病でお困りの方に向けて、原因や対応方法を解説し、家で簡単に出来るセルフケアをご紹介します。

 

 

ぜひ、最後までお読みください。

 

 


原因解説


 

 

 

モートン症の原因は認知されている中でも、主に下記の要素が関係しています。

 

 

 


  •  ハイヒールなどの靴の問題

 

 

 

ハイヒールなどのつま先に負荷の大きくかかる靴は、足の指の付け根に大きな負荷がかかります。

 

 

体重が1点にかかり足の指の付け根神経が圧迫されることで、しびれが発生しやすくなります。

 

 

 


  •  足のバランスの要因

 

 

 

過去のねんざやなどで足の骨の並びに問題があることがあります。

 

 

上手く足の指が使えない、足裏を上手く接地できない

 

 

立つ、歩くなどの日常動作の中で足の指の神経に負荷がかかります。

 

 


  • 日常生活動作の負荷

 

 

 

長時間立っている、重い荷物を持つ、しゃがみ込み動作が多い

 

 

といった日常生活動作も原因の一つです。

 

 

 

 

 


症状


 

 

 

足の裏、特に第三および第四中足骨(中指、薬指)付近に鋭い痛みやヒリヒリ感を覚えることが多いです。

 

 

歩行中に増す痛みが特徴です。

 

 

 

しびれのある場所を押すと痛みを感じ、症状が進むと腫れやしびれを伴う場合もあります。

 

 

また、靴を脱ぐと症状が一時的に和らぐことがあります。

 

 

 


初期対応方法


 

 

 


  • 靴の見直し

 

 

 

ハイヒールや先の細い靴は避け、スニーカーなどのサポート力のある靴を選びましょう。

 

 

 

痛みが強い場合は、安静を心がけましょう。

 

 

 

 

 


  • テーピング

 

 

 

テーピングを行うことで、足のアーチをサポートし負担を軽減します。

 

 

適切な巻き方については専門家に相談することをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 


  • 足元のバランスを見直す

 

 

 

家で、できる簡単なエクササイズとしてタオルギャザーをおすすめします。

 

 

イスに座り、足元にタオルを敷く

 

 

足をタオルの上に乗せ足裏全体をつける

 

 

足の指を大きく開きタオルを握る

 

 

開く握るをくり返しタオルを手繰り寄せるようにする

 

 

端まで手繰れればタオルを伸ばす

 

 

これを3セット左右足を入れ替えて行います。

 

 

 

 

 

 

 

 


まとめ


 

 

 

モートン症は、早期に適切な対応を行うことが重要です。

 

 

 

放置することで症状が進み、神経種とい言った状態になると最悪、手術なども考えられます。

 

 

 

 

靴の見直し、テーピングでのケアなどまずはご自身で出来ることをお試しください。

 

 

 

当院では足のゆがみに対してアライメントの調整と、体のバランスを調える施術を行っています。

 

 

モートン病の症状でお困りの際は一度ご相談ください。



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