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原因から根本的に治療 てんま活法整骨院
大阪市北区松ヶ枝町1-41
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肘の内側から手のしびれ、痛み〜肘部管症候群

最近、右手の小指と薬指がしびれて力が入りにくいんです。

パソコン作業をしていると特に症状がひどくなって…」 

はじめに 

こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。

肘の内側から手にかけてのしびれや痛みでお困りの40代男性からのご相談です。

特に小指と薬指に限定されたしびれは、神経に関連する問題が疑われるサインです。

仕事や趣味などで手や腕を使う頻度が多く、負担の蓄積が蓄積することにより症状が現れまルコとが多くみられます。

実際、デスクワークによる肘の圧迫や、長時間のスマートフォン使用、さらには筋トレやスポーツなど、肘関節周囲の酷使は日常的に起こっています。

このような症状は、整形外科で肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)と診断されます。

これは、尺骨神経(しゃっこつしんけい)が肘の内側にある「肘部管」と呼ばれるトンネルで圧迫され、しびれや痛み、さらには握力の低下といった症状を引き起こします。

日本整形外科学会の発表によると、肘部管症候群は中高年の男性に多く、発見が遅れることで手の機能に大きな支障を来す可能性があるとされています。

今回の記事では、この肘部管症候群について、原因や仕組みを専門的に解説し、日常生活で注意すべきポイントや、早期改善のための対策についてご紹介します。

肘の内側方手にかけての痛み、痺れでお困りの方はぜひ最後までお読み下さい。

肘部管症候群の原因とは?

肘部管症候群は、肘の内側にある「肘部管(ちゅうぶかん)」というトンネル状の空間で、尺骨神経が慢性的に圧迫されたり、過剰に引き伸ばされることで発症する神経障害です。

尺骨神経は、首の脊髄から始まり、肩、腕、肘、前腕、小指側の手へと伸びており、小指と薬指の感覚や、手の細かい動きをコントロールする筋肉に関与しています。

この神経が圧迫を受けると、まず小指側に違和感やしびれが現れ、進行すると「握力の低下」や「手の筋肉の萎縮」にまで至ることがあります。

主な原因としては以下のような要素が考えられます

長時間肘を曲げたままの姿勢

デスクワーク時に肘を机に押しつける習慣

スポーツ(特に野球・テニス)での反復的な肘の使い過ぎ

過去の肘の骨折や脱臼による骨の変形

ガングリオンなどの腫瘤が神経を圧迫するケース

さらに、現代人に多い長時間のスマートフォン操作も、肘部管症候群を引き起こす新たな要因として注目されています。

特に、ベッドで横になりながらスマホを操作する姿勢は、肘を深く曲げる状態を長く維持することになり、神経を圧迫しやすくなります。

このような状態が慢性化すると、神経の伝達が阻害され、「つまむ」「握る」といった動作が困難になるほど、握力が落ちる場合もあります。

握力の低下は、単なる筋力不足ではなく、神経系の異常が関与していることが多いため、早期の診断と対応が求められます。


症状を悪化させない日常生活での注意点

肘部管症候群は、早期であれば生活習慣の見直しによって十分に改善が期待できる症状です。

ここでは、日常生活で気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。

・肘の圧迫を避ける作業環境の整備

デスクワークをされている方は、肘を机の角に当てないよう、柔らかい肘パッドを使ったり、椅子と机の高さを調整して、肘の負担を最小限にしましょう。

・スマホやPCの使いすぎに注意する

スマートフォンの連続使用は、手首や肘の屈曲姿勢を長時間続ける原因になります。

30分に一度は手を伸ばし、肩・肘・手首のストレッチを取り入れてください。

・定期的なストレッチと筋肉のケア

前腕の筋肉(特に尺側手根屈筋)をや軽く伸ばしたり、肘関節の屈伸運動を行うことで血流を促進し、神経への負担を軽減します。

・握力低下を感じたら医療機関へ相談

物がうまくつかめない、力が入らないと感じたら、それは神経障害が進行している可能性があります

整形外科での診察を受け、正確な状態を把握することが重要です。

・日常の動作でも気をつけるべきクセを見直す

例えば、ついつい肘をついてテレビを見たり、頬杖をついて座るクセがある方は、それが神経への圧迫になっている可能性があります。

無意識のうちに肘に負担をかける姿勢を習慣にしないことも、大切な予防策のひとつです。

・重たい荷物を長時間持たない

スーパーの買い物袋や仕事用のカバンなど、腕にかけたまま長時間移動することは、肘や手首に負担をかけ、神経の圧迫を助長することがあります。

特に同じ腕でいつも荷物を持っている方は、左右のバランスを見直しましょう。

こうした生活習慣の小さな見直しが、神経への負担を減らし、症状の改善や予防に大きく寄与します。


まとめ

肘の内側から手の小指や薬指にかけてのしびれや痛み。

握る動作の時の違和感や、力の入りにくさ。

これらの症状は、日々の生活の中で少しずつ進行していくことが多いため、「気のせいかな?」と放置してしまいがちです。

しかし、こうした症状が出たときには、肘部管症候群という神経障害が進行している可能性を疑う必要があります。

進行すると、日常生活における動作に支障を来し、重症化すれば手術が必要になるケースもあります。

そのため、違和感を覚えた時点での早期対応が非常に重要です。

生活習慣の見直しだけで改善できる段階を逃さないためにも、自分の体の変化をほったらかしにしないことが重要です。

当院でも、筋肉や関節、神経の状態を総合的に判断し、あなたの症状に合わせた施術や指導を行います。

肘の痛み、肘の内側から小指、薬指にかけての痺れや痛みでお困りの方は一度ご相談ください。





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