腰が痛いのですがイスに座るときにどう座ればいいですか?
長時間の移動で腰が痛くなった方から質問を受けました。
- 仕事中、座っていると腰が痛くなる
- イスからの立ち上がる時に腰が痛む
- 映画など長時間じっとしているのが辛い。
このような場合正しい座り方を知る事で楽に座っていられるようになります。
長時間立っているよりも座っているほうが楽に感じると思いますが、
実は腰にかかる負担は約40%座っているときのほうが増えているのです。
もしあなたが腰にトラブルを抱えれおられるなら正しい座り方をマスターしてください。
まず正しい座り方とは。
一般的なイスでは深めに腰掛けるようにしましょう。
背もたれにもたれかかったり、足を投げ出して浅く座るのは腰に良くありません。
骨盤を立てるように意識して背筋を伸ばして座るのが理想的です。
このような姿勢をとるには下のポイントを意識すれば比較的楽に座れます。
・足が地面につき膝が直角に曲がる。
座面が高く足が付かないときには踏み台などを使うと良いでしょう。
・膝の位置は腰よりやや下。
最近では座面に傾斜が付いているものが売られています。
タオルなどを折って座面と背もたれの部分に置くのも良いでしょう。
・下腹を引っ込めて、あごを引く
腰を曲げてグニャりと曲げて座る方を良く見かけますが腰に良くありません。
またデスクワークをされる方は
- パソコンを体の正面に置く。
- 前かがみにならない。
- 肘をつかない。
なども気をつけてください。
足を組みたくなる方
足を組むのは体は組んだ位置が楽な状態にゆがんでいることが多いです。
左右を組み替えて同じ姿勢が長時間続かないように意識してください。
仕事中は30分から1時間に一度は立って動くことをお勧めします。
映画など立ち上がることが出来ない場合は足を組み、
下ろす、逆で組む、と動かすことで、同じ姿勢を避けることが出来ます。
正しい座り方をマスターすることで腰にかかる負担だけではなく、
肩、首などの疲労も変わってきます。
座っているとしびれが出る方は座り方の前に適切な治療を受ける必要があります。
当院ではセルフケア指導も行っています。
お気軽にご相談ください。